ときの忘れもの ギャラリー 版画
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瑛九 Q Ei
《月光》

1937年
フォトデッサン 
24.2×29.5cm
サインあり

◆山田光春による瑛九の伝記や年譜に従えば、1936年(昭和11年)1月、24歳の杉田秀夫は印画紙を使った新しい作品を制作し、2月7日に約百点の印画紙の作品とそれまでに描きためたペンデッサンを大きなスーツケースにつめて上京します。
2月10日に本郷元町の日本エスペラント学会事務所で久保貞次郎と再会し、翌11日市ヶ谷佐土原町の久保邸を訪ねます。居合わせた久保の実弟小此木真三郎や三上英生がそれらの作品を見て感嘆します。その夜、杉田秀夫は久保家に泊まり、翌日(または翌々日)画家の長谷川三郎、評論家の外山卯三郎を訪ねます。若き天才の出現に驚いた二人は瑛九を支援することを決め、《フォトデッサン》《瑛九》という名称の決定がなされます。持参した印画紙の作品の中の10点(それに新たに制作した《表紙》を加えた11点)を作品集『眠りの理由』として刊行することが決まります。
 そして雑誌『みづゑ』3月号(373号)に、《瑛九》という名前で初めて、5点のフォトデッサンが1ページ大で大きく紹介されます。
 画家瑛九のデビューとなったのが、フォトデッサン(フォトグラム)であったことはその後の瑛九の生涯を決定づけました。フォトデッサンについては、《 瑛九について》をご参照ください。
 まさに瑛九は光の画家でした。カメラを使わず、直接印画紙に光をあてて制作したオリジナル作品は長い間、その真価を知られずに来ましたが、没後40数年を経てようやく評価が確定してきたようです。
 この作品は、瑛九の最初期の秀作です。

瑛九
《月光》
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