「生誕100年 駒井哲郎展 Part 1 若き日の作家とパトロン」出品作品

銅版画の詩人と謳われた駒井哲郎の生誕100年を記念して、駒井哲郎展Part 1を開催します。
駒井哲郎の若かりし頃のパトロンのひとりであるM氏旧蔵のコレクションの中から、パリのサロン・ド・メイや、オーストラリア・ニュージーランド巡回展など海外展に出品した作品、また、現代日本美術展、春陽会展、鎌倉近代美術館の企画展などに出品した作品など、1936年頃（16歳）から1960年（40歳）までの貴重な作品15点を展示します。
M氏と駒井哲郎については、名古屋大学大学院人文学研究科教授・栗田秀法先生に論文をご執筆いただき、会期中にホームページやブログに掲載します。

＜出品作品 15点＞
《1969年賀状 （クルト・セリグマン作「ロマンチックの産業」の模刻）》 ｃ.1936年 銅版（エッチング） イメージサイズ： 11.5×9.7cm シートサイズ： 16.5×25.2cm Ed.30 エンボスあり ※都美No.3、美術出版No.4 SOLD		《（作品）》 木版 イメージサイズ： 40.0×30.4cm シートサイズ： 49.5×44.5cm サインあり ※レゾネ未収録 SOLD		《化石》 1948年 銅版（アクアチント、ソフトグランド・エッチング） イメージサイズ： 13.7×5.5cm シートサイズ： 30.2×22.0cm Ed.20 サインあり ※都美No.14、美術出版No.15 ※鎌倉近代美術館・現代創作版画6人展出品の自筆シール付き SOLD
《小さな魚》 1950年 銅版（エッチング、メゾチント（雁皮刷）） イメージサイズ： 5.0×12.0cm シートサイズ： 16.5×25.5cm Ed.20 サインあり ※都美No.25、美術出版No.26 ※鎌倉近代美術館・現代創作版画6人展出品の自筆シール付き SOLD		《墓掘り人》 1951年 銅版（アクアチント、ソフトグランド・エッチング） イメージサイズ： 16.2×11.3cm シートサイズ： 28.0×20.0cm Ed.350 サインあり ※都美No.48、美術出版No.50 ※1952年、パリ、サロン・ド・メイ出品の自筆シール付き SOLD		《鱶とマルドロオル》 1951年 銅版（アクアチント、エッチング） イメージサイズ： 16.2×11.3cm シートサイズ： 38.0×28.5cm Ed.350 サインあり ※都美No.49、美術出版No.51 ※1952年、パリ、サロン・ド・メイ出品の自筆シール付き SOLD
《分割された顔》 1953年 銅版（カラー） イメージサイズ： 7.5×7.5cm シートサイズ： 18.8×17.1cm サインあり ※レゾネ未収録 ※初めての色彩銅版画 SOLD		《街（雑踏）》 1953年 銅版（アクアチント、カラー） イメージサイズ： 14.0×15.5cm シートサイズ： 28.5×26.5cm Ed.25 サインあり ※都美No.69、美術出版No.72 ※春陽会第30回展出品の自筆シール付き SOLD		《(作品)》 キャンバス・油彩 32.8×52cm（Ｍ10号） サインあり SOLD
《仏国風景》 1954年 銅版（エングレーヴィング） イメージサイズ： 9.5×6.7cm シートサイズ： 32.6×25.0cm Ed.50 サインあり ※都美No.75 美術出版No.78 SOLD		《樹木》 1958年 銅版（アクアチント、ドライポイント） イメージサイズ： 26.0×36.5cm シートサイズ： 32.0×45.5cm サインあり ※都美No.91、美術出版No.91 ※1958年現代日本美術展のシール付き SOLD		《夜の森》 1958年 銅版（アクアチント） イメージサイズ： 21.4×19.2cm シートサイズ： 33.0×25.5cm Ed.25 サインあり ※都美No.99、美術出版No.101 ※1958年オーストラリア、ニュージーランド巡回日本現代美術展のシール付き SOLD
《南画廊案内状》 1960年 銅版二点同時刷り（エッチング） イメージサイズ： 各4.0×15.0cm シートサイズ： 15.0×38.0cm 各Ed.37 ※都美No.124、125／美術出版No.125、126 SOLD		《青い家》 1960年 銅版（アクアチント、カラー） イメージサイズ： 13.0×18.5cm シートサイズ： 32.5×25.0cm Ed.12 サインあり ※都美No.141、美術出版No.141 SOLD		《誕生祝い》 1962年 銅版 イメージサイズ： 9.5×7.1cm Ed.30 サインあり ※自筆のメッセージ書き込み ※レゾネ未収録 SOLD

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＜展覧会ページ＞

「生誕100年 駒井哲郎展 Part 1 若き日の作家とパトロン」 （Web展/アポイントメント制） 会期＝2020年6月16日［火］―7月11日［土］

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■駒井哲郎 KOMAI Tetsuto（1920-1976）
1920年東京生まれ。35年西田武雄に銅版画を学び始める。42年東京美術学校卒。50年春陽会賞、翌年第１回サンパウロ・ビエンナ−レで受賞。木版の棟方志功とともにいち早く世界の舞台で高い評価を獲得し、戦後の美術界に鮮烈なデビューを飾る。53年資生堂画廊で初個展。54年渡仏。56年南画廊の開廊展は駒井哲郎展だった。72年東京芸術大学教授。銅版画のパイオニアとして大きな足跡を残す。1976年永逝（享年56）。
銅版画の詩人と謳われた駒井先生は15歳の少年時代から56歳で亡くなるまで銅版画一筋の生涯でした。名作『束の間の幻影』はじめ、心にしみるエッチング作品を多数残し、長谷川潔、池田満寿夫とともに銅版画の魅力を人々に知らしめた功績は大きなものがあります。