第329回 「吉原英里展−不在の部屋−2021」(予約制/WEB展)

※注意※ 緊急事態宣言に伴い、会期が変更となりました。
会期=2021年5月12日(水)〜5月27日(木)
アポイントメント制 11:00-19:00 ※日・月・祝休
※観覧をご希望の方は事前にメールまたは電話にてご予約ください。

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吉原英里展−不在の部屋−2021 作家インタビュー

映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也




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1984年の初個展で華々しいデビューを飾った吉原英里は、帽子やティーカップ、ワインの瓶など身近なものをモチーフに、独自の「ラミネート技法」で銅版画制作を始めました。その後、インスタレーションへと展開し、版画とペインティングを融合したミクストメディアなどの発表を行なっています。
本展では、新作のミクストメディアからラミネート技法をつかった銅版画など、約13点をご覧いただきます。

【ステートメント】
私の作家生活は版画からスタートしましたが、初期から版画制作と並行して様々な素材や媒体の作品を制作して来ました。2001年から発表を始めたペインティング「My bookシリーズ」は寒冷紗などの異素材を利用し部分的には版画も使用しています。その作品は、画中画のかたちでノートや本の中のイメージ(版画)と現実のモチーフ(ペインティング)、虚と実、それぞれの表現がリズムを生み出すことに興味がありました。また、2012年頃からペインティングそのものも一素材として考え、描いていたときの意識と違う視点でそれぞれの作品を出逢わせて、新たな関係を作り出すためにインスタレーションを始めました。自分が最初から最後まで作り上げるという行為よりも、未完成な作品の持つ魅力や偶然性が生み出す効果の驚きを求めています。自分自身が最初の観客として、そのような不思議さを感じる作品であったらいいなと思っています。
ときの忘れものの展示施設は、独特のシークエンス空間を持ち、様々な視点を生み出す興味の尽きない構造を持っています。私の作品がその中で上手く活かせるように取り組みたいと考えています。

※緊急事態宣言延長が決まりました。作家は遠方在住につき、会期中の在廊はいたしません。
誠に申し訳ございませんが、ご理解いただきたくお願いいたします。


吉原英里(1959-) YOSHIHARA Eri
大阪生まれ。1983年嵯峨美術短期大学版画専攻科修了。
主な展覧会:1984年番画廊で初個展/1997年 リュブリアナ国際版画ビエンナーレ招待出品、スロベニア/2000年 ボローニャアートフェアー、イタリア/2003年 文化庁買上優秀美術作品披露展 日本芸術院会館、東京/2007年 「日本版画の粋 現代版画展」南砥市立福光美術館、富山/2011年「吉原英雄を囲む作家展」和歌山県立近代美術館/2013年 新収蔵品展「信濃橋画廊コレクションを中心に」兵庫県立美術館/2016年「版画の誘惑展」砺波市美術館、富山/2016年 The 13th Gongju International Art Festival Lim Lip Art Museum、韓国/2018年 なつやすみの美術館8「タイムトラベル」和歌山県立近代美術館/2018年「ニュー・ウェイブ現代美術の80年代」展 国立国際美術館、大阪。 個展は、1984年〜2020年 東京、名古屋、京都、大阪、福山、熊本、ソウル、ミラノ他で70回開催。
パブリックコレクション:文化庁・宮崎県立美術館・和歌山県立近代美術館・町田市立国際版画美術館・京都市立芸術大学・神戸アートビレッジセンター・嵯峨美術大学・ウィル愛知(愛知県女性センター)・兵庫県立美術館・砺波市美術館他。



展示風景 ※画像をクリックすると拡大します。



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