◆軽井沢現代美術館 1F 常設展示室 特集展示
「倉俣史朗展 カイエ」

2023年4月27日(木)〜11月23日(木)10:00〜17:00
※火・水曜休館(GW及び夏期は無休開館)



会場:軽井沢現代美術館(長野県北佐久郡軽井沢町長倉2052-2)
公式サイト:http://moca-karuizawa.jp/exhibitions/
アクセス:http://moca-karuizawa.jp/access/
入場料:大人 1,000円 65歳以上&大高生 800円 中小生 500円 未就学児 無料
※入館料にはお茶のサービスが含まれています
※障害者手帳をお持ちの方はご本人と付添いの方1名まで無料

1960年代半ばから商業空間や家具、プロダクトなどデザインの分野で先駆的な作品を発表したデザイナー倉俣史朗(1934-1991)。
アクリル、ガラス、アルミニウム、スチールメッシュ、FRPなど、当時インテリアや家具に使われることのなかった素材を積極的に取り入れ、“無重力”や“非存在”をテーマに創造の可能性を探求し続けました。
その独創性と希有な存在から、没後30年以上経った今も多くの人を魅了し、同時代を知らない現代の若いクリエイターたちにも影響を与えています。
倉俣は、〈変型の家具〉(1970年)シリーズで世に広く認知され、金属とガラスの接着剤「フォトボンド」の出会いから生まれた《ガラスチェア》(1976年)や、アクリルに薔薇が浮遊する椅子《Miss Blanche》(1988年)など次々と革新的な作品を生みだし、国際的にも高い評価を受けました。

本展では、倉俣が遺した貴重なスケッチをもとに版画にしたシルクスクリーン作品集「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier」1集2集3集を中心に、代表作である無重力が具現化されたような椅子《How High the Moon》(1986年デザイン)や本格的に着色アクリルに挑んだデザインのキャビネット《Cabinet de Curiosité》(1989年デザイン)、アクリルブロックのフラワーベース(1989年デザイン)などを展示・販売いたします。

時代を問わず、常に新しく美しい倉俣史朗の世界をご堪能ください。

倉俣史朗 Shiro KURAMATA (1934〜1991)
1960年代後半から革新的な作品を発表した世界的デザイナー。アクリル、グラス、アルミニウム、スチールメッシュを多用した作品が多い。 1934年、東京都生まれ。東京都立工芸高等学校木材科で学び、1953年から帝国器材に勤める。1953年から56年まで桑沢デザイン研究所リビングデザイン科で学び、1957年に三愛の宣伝課に就職、ウィンドウディスプレイなどのデザインを手掛ける。1965年クラマタデザイン事務所を設立。1967年、横尾忠則らとコラボレーションしたインテリアデザインなどで脚光を浴びる。

このころから、彼が生涯にわたって好んだアクリル素材を用いて、日常の空間に無重力を作り出したような、透明で浮遊感のある作品を生み出していく。 1970年"Furniture in Irregular Forms"シリーズで世界に広く認知される。1972年毎日デザイン賞を受賞。1981年エットレ・ソットサス Jr.らによるイタリアンデザインの新しいムーブメントであるメンフィス(Menphis)の展示会に磯崎新、マイケル・グレイブスらと共に参加。1990年フランス文化省芸術文化勲章を受勲。 1991年、急性心不全のため死去。享年56。



展示風景

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