毛綱毅曠 Kiko MOZUNA
1941年北海道・釧路生まれの建築家。神戸大学で学んだのち、1978年に毛綱毅曠建築事務所を設立。都市や建築は宇宙の記憶を遺伝子として持っていると提唱し、独自の宇宙論に裏打ちされた建築物の設計を数多く手がけた。母親の住宅でもある入れ子構造の建築[反住器]は、代表作の一つ。
[釧路市立博物館][釧路市湿原展望資料館]では、日本建築学会賞を受賞した。著書に『都市の遺伝子』(青土社)、『記憶の建築』(PARCO出版)など。1995年からは多摩美術大学美術学部・建築学科の教授に就任。2001年に逝去した。