林芳史 Yoshifumi HAYASHI
大阪府に生まれる。1962年、早稲田大学第一文学部に入学(1967年中退)。在学中に李禹煥と知り合う。1967年から1970年まで南天子画廊に勤務し、1973年関根伸夫が設立した環境美術研究所に入社する(1978年退社)。墨や紙など東洋古来の素材を用いた表現を追求し、銀座中央画廊、白樺画廊、ギャラリー手などで個展を開催したほか、ギャラリー手などのグループ展にも出品した。
1981年にはギャラリービビアン・ベトー(パリ)で個展を開催。美術評論の分野でも活動し、特に関根伸夫の良き理解者として、『関根伸夫:a message from environment art studio』(1992年)をはじめとする作品集の編集など、理論的側面からその活動を支えた。