今日は瑛九展の最終日でしたが、午後、建築家の石山修武先生が某雑誌の取材をかねて来廊されました。
私は昨年、大学に建築家の方を迎えて講義をして戴く特別講義を受講しており、石山先生が一度講義をされたことがあったので、お目にかかるのは二度目でした。石山先生の自邸(世田谷村)をテレビで拝見したことがあったので、 まさかそんな方と一緒に仕事ができるなんて…と嬉しかったです。刷り師の白井四子男さんも見えて、石山先生が三浦さんのデスクを使って銅版をエッチングという技法で彫り始めました。その銅版は3週間前に途中まで彫ったそうで、「忘れちゃった…」など言いながら3週間前のイメージを掘り起こし、空気が静止しているような雰囲気の中、黙々と彫っていました。
その後、昼間から(しかも、仕事中)石山先生、白井さん、カメラマンの鷲尾さん、編集者の三砂さん、綿貫さんと私で飲みに行きました。テレビで見たことのある石山さんと、こんな風にお酒を飲めるなんてとても不思議な感覚でした。
石山修武さんと...石山修武先生 銅版をエッチングで彫る石山先生サイン中