今日は綿貫さんと三浦さんが狭山の倉庫で作業をする日。綿貫さんは、HPリニューアルの作業を休日に集中してやっていた様子が昨日のメールから伺える。いよいよ磯崎新連刊画文集『百二十の見えない都市』に本腰を入れていくよう、綿貫さんからメールで指示があった。そこで私は、やっと校正記号など校正の仕事を学ぶ本を買いに行った。数ヶ月前から、買って来なさいと言われていたのに、買いに行ってなかった。
お昼過ぎに、刷り師の石田了一さんから版画掌誌第5号のシルクスクリーンで刷られた表紙が届いた。一枚一枚、石田さんが丁寧に刷ったものを、検品しながら、本を覆うカバーの形に慎重に折っていった。印刷とは違い、凸凹している。令子さんが作品にあい紙を挟みナンバーを確認しながら、私は表紙を付けて袋に詰めていった。本というのはこんな風にして人の手で作られていくようだ。献呈のリストを作り、指示がないと何をやったらいいのかわからなくなり、今までやり損ねていた作業をやった。