植田実展DM
次回ときの忘れものの企画展は建築評論家・編集者として活躍を続ける植田実先生の初個展です。

「植田実写真展-空地の絵葉書」
会期=2010年1月26日[火]―2月6日[土] 
12:00-19:00 ※会期中無休

長年世界の建築を訪ね歩いてきた植田先生が、世界を旅する中、折々に撮影した写真を初公開します。
現代建築の写真を多く撮影していますが(それらは氏の編集する書籍、雑誌などに使われてきましたが)、本展で紹介するのは、そこから離れ、ふと心に留まった風景をカメラに収めたもので全て初公開です。今回はヨーロッパを中心に選んだ約70点を出品します。

写真作品についてもっとも多く問い合わせをいただくのが、エディションについてです。
日本においては、「写真(オリジナル・プリント)を売る」という考え方が細江英公先生らによって提唱されたのが1970年代後半のことで、そのオリジナル・プリントに版画のようにエディションナンバーをつけるようになったのは、それこそ1980年代という、つい近年のことです。そうなった背景には、写真はネガさえあれば無限に作ることが出来るという考え方があり、作品に付加価値を付けるには作品数を限定する必要があったわけです。
ときの忘れものでは、今までは既にプリントされた作品を扱うことが多かったのですが、今回、植田実写真展に出品する作品は、初めて発表する作品であることから、エディションについて考慮しました結果、エディション数は限定7部とし、価格については、ジョック・スタージス氏や宮本隆司氏、松江泰治氏らの考え方を参考にし、下記のようにエディションナンバーによってスライドさせることにしました。(価格は税込)
   
Ed.1-2 26,250円  額付33,600円
Ed.3-5 42,000円  額付49,350円
Ed.6-7 63,000円  額付70,350円

ご注文の先着順にエディションナンバーを割り振りますので、お早めにご注文ください。

◆1月30日(土)17時よりギャラリートーク(講師:植田実・大竹昭子)を開催しますが、既に予約は定員に達しました。同日ギャラリートーク終了後の18時からは、お二人を囲み懇親パーティを開催します。どなたでも参加できますが、17時~18時の間はギャラリートーク(予約制)のため予約者以外は入場できませんので、18時以降にご来場ください。