昨日、無事、大盛況のうちに(大本営発表ではなく、ホントに)「植田実写真展ー影の空地」が終了しました。
2010年の開幕を飾るにふさわしい爽やかな展示でしたが、何と言っても写真展としては過去最高の41点が売れたことが嬉しい。
画商にとって「売れる」ことが何よりの喜びです。
今回は、12日間ぶっ通し、会期中無休という強行日程にもかかわらず、植田実さんは毎日画廊に出勤してくださいました。
亭主は30数年の付き合いで、いろいろな仕事を一緒にしてきましたが、まさか初個展という形でのコラボレーションが実現するなんて思いもしませんでした。
昨年、ふと漏らされた「写真集をつくる予定だ」のひと言がこういう素晴らしい結果をもたらすとは、画商冥利につきます。
写真画廊としてのときの忘れものを支えてくださる常連のお客さまはもちろん、建築には関心はなかったけれど写真の魅力に惹かれて買った方、植田さんの本のファンで新聞で展覧会を知りお買いになった方、建築関係の方にもたくさんお買い上げいただきました。
ときの忘れものの巾がまた少し広がったような気がします。
お買い上げいただいたお客様は32名です。
一つの展覧会で30人以上の方が買ってくださったことも初めてなら、写真が41点も売れたことも貧乏画廊にとっては初めてのことでした。
美術作品を展示販売する空間としてのときの忘れものは、いま流行のホワイトキューブでもなければ、爪先が沈み込むようなぶ厚い絨毯の豪華なギャラリーでもありません。
むしろ「雑然とした」「事務所か倉庫のような」ごちゃごちゃした画廊です。
お茶はどなたにも出しますが、セールストークなどこちらからは一切いたしません。お客様はほっておくので、そっけない、とっつきにくいと思われる方もいるでしょう。
つまらなければさっさと立ち去られても良いし、もし気に入った作品があれば何時間でも椅子に座って対話していただきたい。ときの忘れものの椅子はどれも座り心地はいいはずです。
本棚もありますので、どうぞお好きな本があったら読みふけってください。
私自身、買う立場で他の画廊に伺ったときに味わう「居心地の悪さ」は、ときの忘れものが最も嫌うところです。
おかげさまで、今回の植田さんの個展は、いらっしゃる方が皆さん長期滞在者だった。
植田さんと旧交を温める方、恐る恐る植田さんに話しかける方、それを遠くで(と言っても狭い画廊ですが)黙って眺めながら、植田作品をじっくりゆっくり鑑賞する方、優れた美術品を楽しむ時間を皆さん堪能してくれたのではないでしょうか。
10年前にはまさかネットで美術作品を買ってくださる方が出て来るなんて想像もできませんでした。
初日、実物も見られぬのにいちはやくネットで注文してくれた、熊本のTさん、福岡のTさん、静岡のNさん、盛岡のNさん、栃木のAさん、ありがとうございました。
皆さんがいち早く植田作品に注目してくれたからこそ、展覧会に弾みがつき、たくさんの方にお買い上げいただくことができました。
「父さん、これからはネットの時代だよ」と、ときの忘れもののホームページを構築してくれた雄高と拓野の二人の息子には、「おかげで助かっているよ」と伝えたい。
掲示板で恐るべき植田実論を展開してくれた原茂さんにはいつもながら感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さん、ありがとうございました。これから大急ぎで買った方へのお届け作業に入りますが、今までこんなに売れたことがなかったので、スタッフたちはてんてこ舞です。
尚、出品した全70作品は画廊にありますので、見逃した方、いつでもご覧になれます。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

画商にとって「売れる」ことが何よりの喜びです。
今回は、12日間ぶっ通し、会期中無休という強行日程にもかかわらず、植田実さんは毎日画廊に出勤してくださいました。
亭主は30数年の付き合いで、いろいろな仕事を一緒にしてきましたが、まさか初個展という形でのコラボレーションが実現するなんて思いもしませんでした。
昨年、ふと漏らされた「写真集をつくる予定だ」のひと言がこういう素晴らしい結果をもたらすとは、画商冥利につきます。
写真画廊としてのときの忘れものを支えてくださる常連のお客さまはもちろん、建築には関心はなかったけれど写真の魅力に惹かれて買った方、植田さんの本のファンで新聞で展覧会を知りお買いになった方、建築関係の方にもたくさんお買い上げいただきました。
ときの忘れものの巾がまた少し広がったような気がします。
お買い上げいただいたお客様は32名です。
一つの展覧会で30人以上の方が買ってくださったことも初めてなら、写真が41点も売れたことも貧乏画廊にとっては初めてのことでした。
美術作品を展示販売する空間としてのときの忘れものは、いま流行のホワイトキューブでもなければ、爪先が沈み込むようなぶ厚い絨毯の豪華なギャラリーでもありません。
むしろ「雑然とした」「事務所か倉庫のような」ごちゃごちゃした画廊です。
お茶はどなたにも出しますが、セールストークなどこちらからは一切いたしません。お客様はほっておくので、そっけない、とっつきにくいと思われる方もいるでしょう。
つまらなければさっさと立ち去られても良いし、もし気に入った作品があれば何時間でも椅子に座って対話していただきたい。ときの忘れものの椅子はどれも座り心地はいいはずです。
本棚もありますので、どうぞお好きな本があったら読みふけってください。
私自身、買う立場で他の画廊に伺ったときに味わう「居心地の悪さ」は、ときの忘れものが最も嫌うところです。
おかげさまで、今回の植田さんの個展は、いらっしゃる方が皆さん長期滞在者だった。
植田さんと旧交を温める方、恐る恐る植田さんに話しかける方、それを遠くで(と言っても狭い画廊ですが)黙って眺めながら、植田作品をじっくりゆっくり鑑賞する方、優れた美術品を楽しむ時間を皆さん堪能してくれたのではないでしょうか。
10年前にはまさかネットで美術作品を買ってくださる方が出て来るなんて想像もできませんでした。
初日、実物も見られぬのにいちはやくネットで注文してくれた、熊本のTさん、福岡のTさん、静岡のNさん、盛岡のNさん、栃木のAさん、ありがとうございました。
皆さんがいち早く植田作品に注目してくれたからこそ、展覧会に弾みがつき、たくさんの方にお買い上げいただくことができました。
「父さん、これからはネットの時代だよ」と、ときの忘れもののホームページを構築してくれた雄高と拓野の二人の息子には、「おかげで助かっているよ」と伝えたい。
掲示板で恐るべき植田実論を展開してくれた原茂さんにはいつもながら感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さん、ありがとうございました。これから大急ぎで買った方へのお届け作業に入りますが、今までこんなに売れたことがなかったので、スタッフたちはてんてこ舞です。
尚、出品した全70作品は画廊にありますので、見逃した方、いつでもご覧になれます。
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