今週のお薦め写真は、マン・レイの「シュルレアリスム展」です。7月から東京の国立新美術館、そのあと9月からは大阪の国立国際美術館で「マン・レイ展」が開催される予定で、またマン・レイ・ブームが来るのではないかと期待しておりますが、ときの忘れものでも9月に「瑛九とマン・レイ(仮題)」展を企画中です。
マン・レイ Man RAY
「シュルレアリスム展」
1936年(プリントは1987年)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:29.0x20.5cm
裏面にスタンプとピエール・ガスマンのサインあり
この作品は、1936年にパリのシャルル・ラットン画廊で開催された記念すべき初めての「シュルレアリスムのオブジェ展」の展示風景をマン・レイが撮影したものです。右側の壁にはマン・レイ自身の「リンゴとねじ釘」や「反射(1929年)」などの作品が展示されています。
シャルル・ラットン画廊は、中世美術やアフリカ美術、プリミティブ美術を主に扱っていましたが、当時の現代美術にも興味を持っており、この展覧会を開催しました。このときの出品作家は、マルセル・デュシャン、サルヴァドール・ダリ、ドラ・マール、メレット・オッペンハイム、ハンス・ベルメール、アンドレ・ブルトン、ルネ・マグリット、マルセル・ジャン、クロード・カウン、そしてマン・レイという錚々たる顔ぶれで、このあと、ロンドンやMOMAなどでも同様の展覧会が行われることになります。
なお、シャルル・ラットン画廊は、現在でもGalerie Ratton-Ladrièreとして、パリに店があります。
今日ご紹介した作品は、1981年に朝日新聞社から刊行された「マン・レイ写真集」にも所収(No.39)されていますが、このプリントは、1987年にピエール・ガスマンによってプリントされたもので、マン・レイのスタンプの他にガスマンの自筆サインもあります。

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものでは、『大きな絵~画廊コレクションから』を展示中です。
2010年2月10日[水]―2月20日[土] 12:00-19:00 *日・月曜、祝日休廊
小野隆生、安藤忠雄、O Jun、蝦名優子、エド・ベイナード、永井桃子、根岸文子

小野隆生「断片98-Ⅴ」

「シュルレアリスム展」
1936年(プリントは1987年)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:29.0x20.5cm
裏面にスタンプとピエール・ガスマンのサインあり
この作品は、1936年にパリのシャルル・ラットン画廊で開催された記念すべき初めての「シュルレアリスムのオブジェ展」の展示風景をマン・レイが撮影したものです。右側の壁にはマン・レイ自身の「リンゴとねじ釘」や「反射(1929年)」などの作品が展示されています。
シャルル・ラットン画廊は、中世美術やアフリカ美術、プリミティブ美術を主に扱っていましたが、当時の現代美術にも興味を持っており、この展覧会を開催しました。このときの出品作家は、マルセル・デュシャン、サルヴァドール・ダリ、ドラ・マール、メレット・オッペンハイム、ハンス・ベルメール、アンドレ・ブルトン、ルネ・マグリット、マルセル・ジャン、クロード・カウン、そしてマン・レイという錚々たる顔ぶれで、このあと、ロンドンやMOMAなどでも同様の展覧会が行われることになります。
なお、シャルル・ラットン画廊は、現在でもGalerie Ratton-Ladrièreとして、パリに店があります。
今日ご紹介した作品は、1981年に朝日新聞社から刊行された「マン・レイ写真集」にも所収(No.39)されていますが、このプリントは、1987年にピエール・ガスマンによってプリントされたもので、マン・レイのスタンプの他にガスマンの自筆サインもあります。

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◆ときの忘れものでは、『大きな絵~画廊コレクションから』を展示中です。
2010年2月10日[水]―2月20日[土] 12:00-19:00 *日・月曜、祝日休廊
小野隆生、安藤忠雄、O Jun、蝦名優子、エド・ベイナード、永井桃子、根岸文子
小野隆生「断片98-Ⅴ」
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