去る5月15日(土)17時から、松本路子先生をお招きしてギャラリートークを開催しました。

松本先生がポートレートを撮り始めるようになったきっかけから、表現者を撮る醍醐味、ニキ・ド・サンファルとの出会い、そして、ニキとのセッションのエピソードなど1時間お話いただきました。
アーティストのポートレートを撮ること、相手と自分の集中を同じように高めていって、極みに達した瞬間を逃さず撮影する。それを松本先生は「セッション」とおっしゃっていましたが、まさにジャズのインタープレイのようなものなのでしょう。そんな「集中の極み」を求めていた中で、ニキとのセッションでは、無心での中で遊ぶことを学んだといいます。
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松本先生の求めている写真とは、目に見えないものがどれだけ写っているか、1枚の写真から、被写体の人生や背景にある空間まで見えてくるような、イマジネーションを生み出す写真、ということです。そのような写真を求める行為は、「ものを創る快楽」であり、それを一度知ってしまうともうやめることは出来ないものともおっしゃっていました。
ギャラリートークのあとのレセプションパーティには、たくさんの方にご来場いただき盛り上がりました。
展覧会は、22日(土)までです。どうぞ「魔女の宴」にご参加ください。
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006Niki_de_Saint_Phalle_3松本路子"Niki de Saint Phalle, Paris, 1981"
1981年(2003年プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:31.4×21.3cm
シートサイズ:35.3×27.8cm
Ed.50 サインあり

021Niki_de_Saint_Phalle松本路子"Niki de Saint Phalle, Paris, 1981"
1981年(Printed in 1981 / ヴィンテージ・プリント)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:31.7×21.4cm
シートサイズ:35.4×27.8cm
E.A. サインあり

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◆ときの忘れものは、2010年5月11日[火]―5月21日[土]まで「ニキ・ド・サンファル版画と松本路子写真展 The Witches Tea Party~ニキ・ド・サンファルとの宴」を開催しています。※会期中無休
松本路子写真展DM
ニキ・ド・サンファル生誕80周年を記念して、松本路子撮影のニキ・ド・サンファルのポートレート写真約20点と、松本路子氏コレクションのニキ・ド・サンファルの版画6点をご紹介します。