女性が元気なのは美術界だけではないらしい。先日の早稲田の建築の課題発表(近代建築の保存と再生)でも女性が圧倒していました。

ART OSAKA 2010」での井桁裕子さんの個展は、観る人に強い衝撃を与えてくれたようです。展示の様子は明日にでもこのブログでご紹介しましょう。
ところで、井桁さんが偶然発見した某骨董屋さんのサイトを教えてくれました。
そこには「買い取りします。おゆずりください。作家作品(福松、平田郷陽、鹿児島寿蔵、堀柳女、与勇輝、菊池恵美子、四谷シモン、平櫛田中、井桁裕子、恋月姫、など)大事に扱います。ご連絡ください。」とありました。
四谷シモン、平櫛田中と並んで買取るって言うのだから凄い!

今月は井村一巴さんも大阪で個展開催中

永井桃子さんは、9月に韓国ソウルのアートフェア「KIAF2010」にときの忘れもので出品予定。

来週から始まるTricolore2010―君島彩子・若宮綾子・渡辺貴子展は三上豊さん(和光大学教授)のキューレーションによるグループ展ですが、これも女性作家3人。

スペインからは根岸文子さんからも元気な便りが届きました。
根岸文子さんは女子美を卒業して直ぐにスペインに渡り、マドリッドを拠点に制作活動を続けています。
日本では、ときの忘れもので既に5回の個展を重ね、昨年は「VOCA2009」にも選ばれました。
スペインの風土を独特の感覚で描き続けている根岸さんから、先日マドリッドのEGAN Galleryで開いた個展の様子を知らせてきてくれました。
昨年のときの忘れものの個展では「モチーフは風景です。海や山、川など自然を描いています。最近は、人間の体の一部を風景に加えたりしています。体には小宇宙みたいな感覚があります。小人になっていくと、鼻は山だったり、その山を越えると目があったりする。人間的なこだわりよりは、風景の一部として意識しています。目がどういう意味だからとかではなく、風景の一部として入れています。」と語っていましたが、そのモチーフは一貫しています。
(昨年の個展の折のインタビューはコチラをクリック

根岸文子201006マドリッド個展DM 裏根岸文子201006マドリッド個展DM 表
個展の案内状

根岸文子マドリッド個展7
オープニングで、右が根岸文子さん。

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オープニングの風景

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根岸文子マドリッド個展箱A表根岸文子マドリッド個展箱A中身

根岸文子マドリッド個展箱B表根岸文子マドリッド個展箱B中身


根岸文子さんの木のパネルに描いた油彩作品、箱の作品、版画など、ときの忘れものでいつでもご覧になれます。
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