今日が最終日となりました「銀塩写真の魅力II―Noir et Blanc」より、出品作品をご紹介します。最終日も19時までご覧いただけます。

6月に写真展「ウルトラバロック」を開催し、ご好評をいただきました尾形一郎・尾形優さんのモノクロ作品を現在展示しております。題材は同じ「ウルトラバロック」ですが、カラーとモノクロでは、色がない分、見る者は物体としての建築物によりフォーカスして見ることになり、その量感やディテールを感じることができます。
今回展示しております2作品は、1994年にプリントされたヴィンテージで、作家自身によるプリントです。このシリーズの発表当時はエディションを25に想定していたのですが、実際には各作品を数点プリントしたのみでした。現在もう同じクオリティでの焼き増しは出来ないので、モノクロプリントは、現物のみです。そのため、「Puebra」はEd.1、「Sta. Clara」はEd.3となっており、特に「Sta. Clara」には、作品裏に94年当時の「ONO」のサインと「1/25」という書き込みがあったところに、新たに「1/3」と書き足してあります。
clara尾形一郎 尾形優
「Ultra Baroque Sta. Clara」
1994年 
ヴィンテージゼラチンシルバープリント
34.4x27.0cm
Ed.3
サインあり

puebla尾形一郎 尾形優
「Ultra Baroque Puebla」
1994年 
ヴィンテージゼラチンシルバープリント
34.0x27.0cm
Ed.1
サインあり

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尾形一郎(小野一郎/おがた いちろう)
1960年京都府生まれ。主な写真集に「ウルトラバロック」(新潮社)、「HOUSE」(フォイル)、著書に「極彩色メキシコ巡礼」(晶文社)などがある。2009年フォイルギャラリーで個展を行う。
尾形優(おがた ゆう)
1964年東京都生まれ。1987年早稲田大学理工学部建築学科卒業。一級建築士事務所タイルの家主宰。代表作に「タイルの家」、「フォトハウス」などがある。

◆ときの忘れものは、2010年8月27日[金]―9月4日[土]まで「銀塩写真の魅力II―Noir et Blanc」を開催しています(会期中無休)。
案内状画像600
マン・レイやアンドレ・ケルテス、篠山紀信、荒木経惟、植田正治らによるゼラチン・シルバー・プリント作品を展示します。

◆ときの忘れものは、9月11日(土)~9月18日(土)「奈良美智24歳×瑛九24歳 画家の出発」を開催します。

◆ときの忘れものは、9月28日(火)~10月16日(土)「マン・レイと宮脇愛子展」を開催します。
10月1日(金)17時~18時半、宮脇愛子さんを囲んでのレセプションを開催します。ぜひお出かけください。

また10月16日(土)17時より、巌谷國士さんを講師にギャラリー・トークを開催します(*要予約(参加費1,000円/1ドリンク付)
参加ご希望の方は、電話またはメールにてお申し込み下さい。
Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com