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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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28日から「マン・レイと宮脇愛子」展が始まりました(10月16日まで)。マン・レイともっとも深い親交のあった日本人である美術家宮脇愛子が、その交流の中でマン・レイから託された作品や、マン・レイ撮影の宮脇さんのポートレート他、貴重な資料も交えてご覧いただくと同時に、当時の宮脇さんの平面作品も展示し、その交流の軌跡をたどります。なお、この展覧会のために、宮脇さんのオリジナル・ドローイングおよびシルクスクリーン入り小冊子『マン・レイへのオマージュ』を限定発行します。
明日10月1日には宮脇愛子さんを迎えてのレセプションがございますので、どうぞご参加ください。
10月8日(金)の午後7時から「写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」の第2回を開催します。ホストはコレクターの原茂さん、ゲストは写真家の渡部さとるさんです。渡部コレクションから、森山大道、ウィリアム・クライン、田中長徳、北井一夫、ハービー山口、小林紀晴らの作品をお持ちいただき、その購入に至る経緯などお話しいただくと共に、それらの作品をその場で購入していただくことも可能です。予約制、参加費1,000円です。参加のお申し込みは、メールまたはお電話でお願いいたします。
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<<今週の話題~ 陰影礼讃 >>
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「陰影礼讃(いんえいらいさん)」は、谷崎潤一郎が日本文化における美意識としての「陰影」について書いた随筆の題名で、以来、よく引用されますが、今回は、国立新美術館で開催中の展覧会タイトルとして使われています。国立美術館が所蔵する約33,300点を数える作品から視覚芸術のなかで「影」と「陰」がどのように扱われ、どのような役割を果たし、いかなる表現を生み出してきたのかを、多角的に考察した展覧会で、絵画、版画、写真、映像を中心に100作家・170点の作品が展示されています。展示はリー・フリードランダーの写真から始まります。モノクローム写真における陰影は、その作品の力を決定的なものにします。メインイメージに使われたロトチェンコの階段の写真はまさにその典型で、影と陰による構成的なコンポジションが強烈に目に焼き付きます。そして、「影」と言えば高松次郎です。3mの大作「影」を始めとする15点が展示されています。ポーランドのクシシュトフ・ヴォディチコの映像作品は、非常にメッセージ性の強い作品で、昨年ヴェネチアビエンナーレでも見ましたが、「移民問題」を扱っているというコンセプトを知らなくても充分楽しめます。また、デュシャンの作品が中空に吊られていて、その影が壁に映っていたのが印象的で面白い展示でした。10月18日までです。
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<<今週のオークションから>>
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◎オノサト・トシノブ シルク「Stars(Star)」マット付
◎靉嘔 アイオー ay-o シルク「手・右」1984年 シート
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◆ペシャワール会支援チャリティー・オークション!
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%CB%BA%A1%FA%A1%A1%A5%DA%A5%B7
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ペシャワール会支援のためのチャリティー・オークションも4年目を迎えました。今後も引き続き行いますので、趣旨をご理解いただき、コレクションをしつつ、支援活動ができるというチャリティー・オークションにご協力くださいますようお願い申し上げます。ぺシャワール会は、1983年9月、中村哲医師のパキスタン北西辺境州ならびにアフガニスタンでの医療活動を支援する目的で結成されました。2000年夏からは戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの村々で約1,000カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続しています。その活動の支援として、2006年1月から毎週、コレクション作品を継続してヤフーオークションに提供します。落札者の方には、落札金額の全額を「ぺシャワール会」の郵便替口座に振り込んでいただきます。目標は、1,000万円です!どうぞご協力よろしくお願いいたします。
★先週ご協力いただいた金額 3,600円
★目標まであと 9,548,924円 ご協力よろしくお願いいたします!
<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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28日から「マン・レイと宮脇愛子」展が始まりました(10月16日まで)。マン・レイともっとも深い親交のあった日本人である美術家宮脇愛子が、その交流の中でマン・レイから託された作品や、マン・レイ撮影の宮脇さんのポートレート他、貴重な資料も交えてご覧いただくと同時に、当時の宮脇さんの平面作品も展示し、その交流の軌跡をたどります。なお、この展覧会のために、宮脇さんのオリジナル・ドローイングおよびシルクスクリーン入り小冊子『マン・レイへのオマージュ』を限定発行します。
明日10月1日には宮脇愛子さんを迎えてのレセプションがございますので、どうぞご参加ください。
10月8日(金)の午後7時から「写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」の第2回を開催します。ホストはコレクターの原茂さん、ゲストは写真家の渡部さとるさんです。渡部コレクションから、森山大道、ウィリアム・クライン、田中長徳、北井一夫、ハービー山口、小林紀晴らの作品をお持ちいただき、その購入に至る経緯などお話しいただくと共に、それらの作品をその場で購入していただくことも可能です。予約制、参加費1,000円です。参加のお申し込みは、メールまたはお電話でお願いいたします。
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<<今週の話題~ 陰影礼讃 >>
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「陰影礼讃(いんえいらいさん)」は、谷崎潤一郎が日本文化における美意識としての「陰影」について書いた随筆の題名で、以来、よく引用されますが、今回は、国立新美術館で開催中の展覧会タイトルとして使われています。国立美術館が所蔵する約33,300点を数える作品から視覚芸術のなかで「影」と「陰」がどのように扱われ、どのような役割を果たし、いかなる表現を生み出してきたのかを、多角的に考察した展覧会で、絵画、版画、写真、映像を中心に100作家・170点の作品が展示されています。展示はリー・フリードランダーの写真から始まります。モノクローム写真における陰影は、その作品の力を決定的なものにします。メインイメージに使われたロトチェンコの階段の写真はまさにその典型で、影と陰による構成的なコンポジションが強烈に目に焼き付きます。そして、「影」と言えば高松次郎です。3mの大作「影」を始めとする15点が展示されています。ポーランドのクシシュトフ・ヴォディチコの映像作品は、非常にメッセージ性の強い作品で、昨年ヴェネチアビエンナーレでも見ましたが、「移民問題」を扱っているというコンセプトを知らなくても充分楽しめます。また、デュシャンの作品が中空に吊られていて、その影が壁に映っていたのが印象的で面白い展示でした。10月18日までです。
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<<今週のオークションから>>
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◎オノサト・トシノブ シルク「Stars(Star)」マット付
◎靉嘔 アイオー ay-o シルク「手・右」1984年 シート
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◆ペシャワール会支援チャリティー・オークション!
http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%CB%BA%A1%FA%A1%A1%A5%DA%A5%B7
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ペシャワール会支援のためのチャリティー・オークションも4年目を迎えました。今後も引き続き行いますので、趣旨をご理解いただき、コレクションをしつつ、支援活動ができるというチャリティー・オークションにご協力くださいますようお願い申し上げます。ぺシャワール会は、1983年9月、中村哲医師のパキスタン北西辺境州ならびにアフガニスタンでの医療活動を支援する目的で結成されました。2000年夏からは戦乱についで今世紀最悪の干ばつに見舞われたアフガニスタンの村々で約1,000カ所以上の水源(井戸、カレーズ)確保作業を継続しています。その活動の支援として、2006年1月から毎週、コレクション作品を継続してヤフーオークションに提供します。落札者の方には、落札金額の全額を「ぺシャワール会」の郵便替口座に振り込んでいただきます。目標は、1,000万円です!どうぞご協力よろしくお願いいたします。
★先週ご協力いただいた金額 3,600円
★目標まであと 9,548,924円 ご協力よろしくお願いいたします!
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