スタイケン~気更来のコレクション展より
ときの忘れものでは明日2月8日[火]―2月26日[土]まで画廊コレクションの中から、油彩及び写真作品の秀作を選び「気更来のコレクション展」と題して展示します。
今日は、エドワード・スタイケンの作品をご紹介いたします。
この2点は、昨年12月の展覧会には出品しなかったもので、初めてお目にかける作品です。
エドワード・スタイケン Edward STEICHEN
"Gorham Sterling, New York"
1930年(1987年プリント) ゼラチンシルバープリント
( Oriental Seagull )
33.7×26.5cm Ed.100
裏にプリンターと遺族のサインあり
Sold
スタイケンは、1923年から『ヴァニティ・フェア』『ヴォーグ』などの雑誌でチーフ・フォトグラファーとして仕事を始めます。するとすぐに、広告会社のJ.ウォルター・トンプソンという人物に乞われて広告のための写真を提供するようになります。そこでスタイケンは、自分がこの業界に向いていることを悟り、視覚効果や技術について研究を重ねます。まもなく広告業界のトップ・フォトグラファーとなったスタイケンは、コダック、ウェルチ・グレープ・ジュース、アイボリー石鹸などの広告写真を手がけましたが、そのなかに1897年創業の高級銀食器を扱うゴーハム・シルバーがありました。
1930年にスタイケンは、ゴーハムのキャンペーンのために写真を提供します。この作品は、その中の1点と思われます。シンプルな背景にリズミカルに配列されたナイフやフォークのシェイプは、たいへん上品な美しさをかもし出し、かつ銀器そのものの魅力を見るものに強く印象付けます。こういった画面構成は、それ以前に行っていたシルクのためのデザインから得たものが大きいようです。このモダニズムあふれる作品、いかがでしょうか。
エドワード・スタイケン Edward STEICHEN
"Apple Blossoms, Connecticut"
1932年(1987年プリント) ゼラチンシルバープリント
( Oriental Seagull / Selenium Toned )
33.4×26.4cm Ed.100
裏にプリンターと遺族のサインあり
価格:157,500円(シート、税込)
自然を愛したスタイケンは、自らコネチカット州に農園を持って、飛燕草などを栽培していました。コネチカットのオーデュボンにある、野草保護園には「エドワード・スタイケン記念」という名前が冠せられています。
この作品は、そのコネチカットで撮影されたりんごの花です。青空をバックに白い花が枝を飾っているひじょうに愛らしい写真です。この作品は、ボストン美術館やニューヨーク近代美術館にも収蔵されています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2011年2月8日[火]―2月26日[土]<陽気が更に来る>ことを祈りつつ、画廊コレクションから油彩及び写真作品の秀作を選び「気更来のコレクション展」を開催します(日曜・月曜・祝日は休廊。ただし、TOKYO FRONTLINE開催中の2月20日[日]は開廊します)。

出品:小野隆生(テンペラ)、宮脇愛子(油彩+ミクストメディア)、百瀬寿(油彩)、秋葉シスイ(油彩)、アンドレ・ケルテス(写真)、植田正治(写真)、エドワード・スタイケン(写真)、瑛九(フォトデッサン)、細江賢治(写真)
ときの忘れものでは明日2月8日[火]―2月26日[土]まで画廊コレクションの中から、油彩及び写真作品の秀作を選び「気更来のコレクション展」と題して展示します。
今日は、エドワード・スタイケンの作品をご紹介いたします。
この2点は、昨年12月の展覧会には出品しなかったもので、初めてお目にかける作品です。

"Gorham Sterling, New York"
1930年(1987年プリント) ゼラチンシルバープリント
( Oriental Seagull )
33.7×26.5cm Ed.100
裏にプリンターと遺族のサインあり
Sold
スタイケンは、1923年から『ヴァニティ・フェア』『ヴォーグ』などの雑誌でチーフ・フォトグラファーとして仕事を始めます。するとすぐに、広告会社のJ.ウォルター・トンプソンという人物に乞われて広告のための写真を提供するようになります。そこでスタイケンは、自分がこの業界に向いていることを悟り、視覚効果や技術について研究を重ねます。まもなく広告業界のトップ・フォトグラファーとなったスタイケンは、コダック、ウェルチ・グレープ・ジュース、アイボリー石鹸などの広告写真を手がけましたが、そのなかに1897年創業の高級銀食器を扱うゴーハム・シルバーがありました。
1930年にスタイケンは、ゴーハムのキャンペーンのために写真を提供します。この作品は、その中の1点と思われます。シンプルな背景にリズミカルに配列されたナイフやフォークのシェイプは、たいへん上品な美しさをかもし出し、かつ銀器そのものの魅力を見るものに強く印象付けます。こういった画面構成は、それ以前に行っていたシルクのためのデザインから得たものが大きいようです。このモダニズムあふれる作品、いかがでしょうか。

"Apple Blossoms, Connecticut"
1932年(1987年プリント) ゼラチンシルバープリント
( Oriental Seagull / Selenium Toned )
33.4×26.4cm Ed.100
裏にプリンターと遺族のサインあり
価格:157,500円(シート、税込)
自然を愛したスタイケンは、自らコネチカット州に農園を持って、飛燕草などを栽培していました。コネチカットのオーデュボンにある、野草保護園には「エドワード・スタイケン記念」という名前が冠せられています。
この作品は、そのコネチカットで撮影されたりんごの花です。青空をバックに白い花が枝を飾っているひじょうに愛らしい写真です。この作品は、ボストン美術館やニューヨーク近代美術館にも収蔵されています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2011年2月8日[火]―2月26日[土]<陽気が更に来る>ことを祈りつつ、画廊コレクションから油彩及び写真作品の秀作を選び「気更来のコレクション展」を開催します(日曜・月曜・祝日は休廊。ただし、TOKYO FRONTLINE開催中の2月20日[日]は開廊します)。

出品:小野隆生(テンペラ)、宮脇愛子(油彩+ミクストメディア)、百瀬寿(油彩)、秋葉シスイ(油彩)、アンドレ・ケルテス(写真)、植田正治(写真)、エドワード・スタイケン(写真)、瑛九(フォトデッサン)、細江賢治(写真)
コメント