昨日終了した「クレー、カンディンスキーと恩地孝四郎展」には、暑い中お運びいただきありがとうございました。いつもは閑散としているときの忘れものですが、さすがに昨日は千客万来でした。
久しぶりの版画の展示でしたが、亭主の専門分野でもあるので、楽しみながら開催することができました。

311の東日本大震災からもうすぐ5ヶ月です。
新潟・福島地方の豪雨の被害も心配です。
復興への道筋がなかなか私たちには見えなくて、さらに福島原発の事故処理は混迷を深めるばかりです。
せめて復興の一助になればと、ささやかな義援金を送るくらいしか私たちにはできませんが、皆さんのご協力をいただいた「ジョック・スタージス 東日本大震災復興支援展と特別エディション」の収益金の第二回送金を近々実施します。
前回は、日本赤十字社を通じて7月1日に102万円を寄付しましたが、今回他に良い送金先があればぜひ情報をお寄せください。
なお、ジョック・スタージスさんが提供して下さった復興支援特別エディションは、キャンセルの方もおり、カラー、モノクロの2作品とも若干在庫があります。価格は各3万円(額付4万円)です。売上げは全額を被災地に寄付します。ご協力いただければ幸いです。

竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「パウル・クレー おわらないアトリエ」展は本日31日が最終日です。亭主も時間をやりくりして昨日駆け込みで行ってきました。
展覧会については植田実さんのエッセイをお読みいただきたいのですが、久しぶりにまとまったクレー作品を見ることができ満足のひとときでありました。
ひとこと文句がいいたいのは、いつもながらの会場内のルートです。
先ず狭い通路から展示を始めるのが最近の近美の展示方法ですが、あれはやめていただけませんかね。
そうたいして客がいるわけではないのに、入り口が大混雑してしまう。最初はお客様も気張って一点一点丁寧に見たいから遅々として行列が進まない。
ところが通路を抜けて広い会場に入ると、拍子抜けするくらい空いている。
最初に広い会場にお客を誘導するような会場構成にすれば、意味のない混雑は避けられると思うのですが・・・・

本日31日と明日8月1日がギャラリーは休廊です。
亭主は社長のお供でサントリーホールへ。お客様のOさんが参加しているアマチュア最強オーケストラ「ザ・シンフォニカ」の第50回定期演奏会を聞きにいきます。
今回はマーラーの「交響曲第5番嬰ハ短調」なので愉しみです。

さて、人形作家の井桁裕子さんがご自身のホームページを一新されました。
新たにアップされたホームページには昨年のときの忘れものの個展の様子も収録されています。
ぜひご覧ください。
井桁裕子Makiko doll_600
井桁裕子
Makiko doll
2009年
桐塑
H115.0cm

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◆ときの忘れものは、2011年8月5日[金](プレス、招待客のみ)、6日[土]、7日[日]にウェスティンナゴヤキャッスル9Fで開催される「ART NAGOYA 2011」に出展します。
ときの忘れもののブースは908号室です。

◆ときの忘れものは、2011年8月8日[月]―8月15日[月]まで夏季休廊となります。夏休みをとるのは数年ぶりですので、営業日に関してどうぞお間違いのないようお願いいたします。

今月のWEB展は福田勝治展です。