今年一年のご愛顧への感謝をこめて、12月3日(土)、4日(日)の二日間「年末セール★Discovery」を開催します。
出品作品リストはホームページに11月25日に公開しますので、ぜひご覧になってください。
本日は、映画ファンなら誰でもその名を知っているセザールの珍しい立体マルチプル作品をご紹介します。

No.33)セザール
《圧縮されたオートバイ》
1975年 ミクストメディア
22x35cm Ed.100 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
フランス版アカデミー賞ともいうべき映画のセザール賞で知られるセザールとは、本名セザール・バルダッチーニ(César Baldaccini, 1921年~1998年)、20世紀フランスを代表する彫刻家で自動車をプレス機で圧縮した彫刻作品で知られる。
セザールのファンである亭主は、1989年のエッフェル塔100周年を記念した展覧会を企画した折にパリと東京を往復し、セザールはじめ、ジャン・ティンゲリー、エドゥアルド・アロヨ、ヴァレーリオ・アダミ、フェルナンデス・アルマンの5人の作家にエッフェル塔へのオマージュ版画を制作してもらったことがあり、その名はことさら懐かしい。
セザールはマルセイユとパリの美術学校で学び、1947年から鉄を使った彫刻を始め、1954年に初個展を開き、廃品を集めた総合彫刻を発表します。1960年友人の工場でスクラップを四角い金属塊に圧縮してしまう大型プレス機を見て魅せられてしまいます。手作業によらず自らの意のままにならない作品ー廃車を押しつぶした「圧縮(コンプレッション)彫刻」はそれまでの自分の彫刻の概念を乗り越えてしまったのです。この圧縮された自動車は同年のサロン・ド・メに出展され、賛否両論の話題をさらったのですが、やがて国際的な評価を獲得、さらにポリウレタンの膨張力を利用したオブジェ「拡張」シリーズの制作へと展開します。
世界各地のパブリック・アート設置に招かれ、膨張彫刻や自らの親指を巨大にした型取り彫刻などを設置しました。
友人のジョルジュ・クラヴァンヌが主催し始まったフランスの映画賞のためにトロフィーとなる彫刻を制作し、この賞が「セザール賞」と呼ばれるようになったのは上述の通りです。
1998年パリで死去。
今回のセール出品作《圧縮されたオートバイ》は、クラヴァンヌが映画芸術技術アカデミーを設立した同じ年に制作された魅力的なマルチプル作品です。因みに翌年の第一回授賞式でセザール賞を手にしたのはロベール・アンリコ監督、フィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー出演の「追想」でした。
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◆ときの忘れものは、2011年12月3日(土)~4日(日)「年末セール★Discovery」を開催します。出品作品は二日間のみの特別価格にて頒布します。
出品リストは11月25日にホームページに掲載します。
特別頒布価格はWEBには公開しませんので、メールにてお問い合わせください。
出品予定:オノサト・トシノブ、長岡吾郎、オーギュスト・ルノアール、浜田涼、二木直己、植木茂、小川信治、田名網敬一、横尾忠則、トニー・クラッグ、ジャン=ミシェル・フォロン、三上誠、パウル・ヴンダーリッヒ、ニキ・ド・サンファル、O Jun、山中現、日和崎尊夫、ベルト・モリゾ、菅井汲、アンディ・ウォーホル、ハインリッヒ・フォーゲラー、ミヤモト・コウイチ、J.E.ラブルール、ヘンク・フィッシュ、木内克、エドワード・スタイケン、井田照一、ジョアン・ミロ、ハンス・ベルメール、セザール、マックス・エルンスト、国吉康雄、ドナルド・サルタン、長谷川潔、内間俊子、駒井哲郎、恩地孝四郎、竹久夢二、須田國太郎、李禹煥、草間彌生、マックス・クリンガー、池田満寿夫、吉原英雄、飯田善国、堂本尚郎、瑛九、マン・レイ、クリスト、ジョック・スタージス、デイヴィッド・ホックニー、難波田龍起、舟越桂、南桂子
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本日は、映画ファンなら誰でもその名を知っているセザールの珍しい立体マルチプル作品をご紹介します。

No.33)セザール
《圧縮されたオートバイ》
1975年 ミクストメディア
22x35cm Ed.100 Signed
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フランス版アカデミー賞ともいうべき映画のセザール賞で知られるセザールとは、本名セザール・バルダッチーニ(César Baldaccini, 1921年~1998年)、20世紀フランスを代表する彫刻家で自動車をプレス機で圧縮した彫刻作品で知られる。
セザールのファンである亭主は、1989年のエッフェル塔100周年を記念した展覧会を企画した折にパリと東京を往復し、セザールはじめ、ジャン・ティンゲリー、エドゥアルド・アロヨ、ヴァレーリオ・アダミ、フェルナンデス・アルマンの5人の作家にエッフェル塔へのオマージュ版画を制作してもらったことがあり、その名はことさら懐かしい。
セザールはマルセイユとパリの美術学校で学び、1947年から鉄を使った彫刻を始め、1954年に初個展を開き、廃品を集めた総合彫刻を発表します。1960年友人の工場でスクラップを四角い金属塊に圧縮してしまう大型プレス機を見て魅せられてしまいます。手作業によらず自らの意のままにならない作品ー廃車を押しつぶした「圧縮(コンプレッション)彫刻」はそれまでの自分の彫刻の概念を乗り越えてしまったのです。この圧縮された自動車は同年のサロン・ド・メに出展され、賛否両論の話題をさらったのですが、やがて国際的な評価を獲得、さらにポリウレタンの膨張力を利用したオブジェ「拡張」シリーズの制作へと展開します。
世界各地のパブリック・アート設置に招かれ、膨張彫刻や自らの親指を巨大にした型取り彫刻などを設置しました。
友人のジョルジュ・クラヴァンヌが主催し始まったフランスの映画賞のためにトロフィーとなる彫刻を制作し、この賞が「セザール賞」と呼ばれるようになったのは上述の通りです。
1998年パリで死去。
今回のセール出品作《圧縮されたオートバイ》は、クラヴァンヌが映画芸術技術アカデミーを設立した同じ年に制作された魅力的なマルチプル作品です。因みに翌年の第一回授賞式でセザール賞を手にしたのはロベール・アンリコ監督、フィリップ・ノワレ、ロミー・シュナイダー出演の「追想」でした。
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出品予定:オノサト・トシノブ、長岡吾郎、オーギュスト・ルノアール、浜田涼、二木直己、植木茂、小川信治、田名網敬一、横尾忠則、トニー・クラッグ、ジャン=ミシェル・フォロン、三上誠、パウル・ヴンダーリッヒ、ニキ・ド・サンファル、O Jun、山中現、日和崎尊夫、ベルト・モリゾ、菅井汲、アンディ・ウォーホル、ハインリッヒ・フォーゲラー、ミヤモト・コウイチ、J.E.ラブルール、ヘンク・フィッシュ、木内克、エドワード・スタイケン、井田照一、ジョアン・ミロ、ハンス・ベルメール、セザール、マックス・エルンスト、国吉康雄、ドナルド・サルタン、長谷川潔、内間俊子、駒井哲郎、恩地孝四郎、竹久夢二、須田國太郎、李禹煥、草間彌生、マックス・クリンガー、池田満寿夫、吉原英雄、飯田善国、堂本尚郎、瑛九、マン・レイ、クリスト、ジョック・スタージス、デイヴィッド・ホックニー、難波田龍起、舟越桂、南桂子
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