5月にときの忘れもので銅版画の初個展を開いた光嶋裕介さんの近況は先日お知らせしましたが、その後も本業の建築はもちろん、著書の出版、アマゾンの連載、などなど大活躍です。
いま発売されている『芸術新潮』9月号では磯崎新著『気になるガウディ』の書評を書いています。
光嶋裕介ドローイング集
『幻想都市風景 建築家・光嶋裕介ドローイング集』サイン入り
2012年6月 羽鳥書店
144ページ 18.8x13.2cm
光嶋裕介「"希望の建築"をめざして―建築家になるまでの地平線」、
内田樹「テクノロジカルな付喪神たち」
価格:3,045円(税込)

上掲『幻想都市風景』(羽鳥書店)に続いて、『みんなの家。建築家一年生の初仕事』(アルテスパブリッシング)が出版され、さらに凱風館の施主の内田樹さんも「ぼくの住まい論」(新潮社)を出版されました。

建築の本が、それも全くの無名だった(過去形)青年の本が売れて、書店でのイベントが次々に企画されています。
あの人懐っこい笑顔が聴衆を魅了するのか、光嶋さんの出版記念イベントは既に終わったものだけでも
第1弾7月9日神田神保町東京堂
 『ぼくの家、みんなの家 ー 凱風館を語る』内田樹×光嶋裕介

第2弾7月18日紀伊國屋・新宿南店
 『みんなの家。建築家一年生の初仕事』刊行記念ライブトーク(サイン会)
  鈴木茂(担当編集者)×光嶋裕介

第3弾8月8日ビブリオテック/千駄ヶ谷
 『幻想都市風景』刊行記念トークショー「建築ってこんなに面白い!!」
  倉方俊輔(建築史家)×光嶋裕介

第4弾8月16日B&B/下北沢
 『みんなの家。』刊行記念トークショー「出版と建築、ときどき合気道」
  三島邦弘(ミシマ社代表)×光嶋裕介

番外編8月28日ミシマ社/京都府城陽市
 『みんなの家。』刊行記念トークショー@ミシマ社
 「もし光嶋さんがミシマ社で本を書くとしたら」【公開編集会議】

これだけでは終わらず、
●第5弾9月5日(水)19時~21時
 『みんなの家。』刊行記念トークショー「日本の住まい、これから」
  平川克美(リナックスカフェ代表)×光嶋裕介
  会場=西武池袋本店別館9階/池袋コミュニティ・カレッジ28番教室

●第6弾9月18日(火)19時~21時
 『幻想都市風景』刊行記念トークショー
  金沢百枝(美術史家)×光嶋裕介
  会場=青山ブックセンター/ABC 

●第7弾10月5日(金)20時~22時(19時半開場)
 『みんなの家。』刊行記念トークショー「写真を撮る眼、スケッチをする眼」
  川内倫子(写真家)×光嶋裕介
  会場=B&B/下北沢

と続きます。
トークの相手もいま旬の人たちばかりで、連続して聴講する人もおり、「同じことはしゃべりたくない」光嶋さんのことだから準備もしっかりやっているでしょう。過労で体を壊さなければいいがと心配です。
何といっても教育者・内田樹先生に巡り合ったのは大きいですね。

内田先生の本『ぼくの住まい論』の惹句にも次にようにあります。

──ぼくにとっての「日本の未来」の先駆的形態です。その不具合も、できの悪さも全部込みで――。神戸、80坪の敷地に建った自邸兼道場(付能舞台)「凱風館」。執筆、合気道稽古、宴会、寺子屋、安眠……住まうことは生きること。「教育の奇跡」を信じ、次世代への贈り物とすべく考え抜かれた、ウチダ流住まいの思想的背景に迫る一冊。

若者の可能性を信じて、自分の持てるものを託す。
内田先生の潔さがよくわかります。
光嶋裕介銅版画001

光嶋裕介「Landscape at Night NO.001
2008年 エッチング、アクアチント
イメージサイズ:12.0x30.0cm
シートサイズ :27.0x39.5cm
Ed.8+20 (Ⅰ/Ⅷ~Ⅷ/Ⅷ+1/20~20/20)
サインあり
光嶋裕介銅版画014

光嶋裕介「Landscape at Night NO.014
2011年 エッチング、アクアチント
イメージサイズ:12.0x30.0cm
シートサイズ :27.0x39.5cm
Ed.8+20 (Ⅰ/Ⅷ~Ⅷ/Ⅷ+1/20~20/20)
サインあり
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