お知らせです。
本日(9月28日)夜10時~10時49分にNHKテレビ(総合)で、<NHKスペシャル”水玉の女王”草間彌生の全力疾走>が放映されます。
再放送も10月4日(3日深夜)1時25分~2時14分にされます。
亭主はテレビがないので、どなたかに録画してもらいますが、どうぞ皆さんお楽しみください。

イジス写真展~パリに見た夢
20121010イジス写真展 表20121010イジス写真展 裏

会場:日本橋三越
会期:2012年10月10日(水)~10月15日(月)

*招待券が若干あります。ご希望の方は、直接画廊にいらっしゃるか、メールにてお申込みください。

リトアニア出身というと、亭主はフルクサスのジョージ・マチューナスとジョナス・メカスしか思い浮かびませんでしたが、もう一人重要な写真家がいました。
イジス(イジス(Izis、本名Israëlis Bidermanas、1911年~1980年)はリトアニアに生まれ、20代で画家を志してパリへ向かいます。
第二次世界大戦がはじまると、ナチスの手を逃れパリ南方のリモージュ近くへ移る。この地で活動するレジスタンスのポートレイトを多数撮影し、写真家としての才能を温め続けます。
戦争終結とともに、フランス国籍を取得し、パリを拠点に本格的に写真家としての活動を開始したイジスは『パリ・マッチ』誌とは創刊号から20年にわたって協力関係を築き、1964年に発表された、シャガールのパリ・オペラ座の天井画制作を追った独占記事は大スクープとなります。
恋人たちが肩を寄せ合うセーヌ河岸、チュイルリー公園の回転木馬、すずらん売りの娘や子どもたち…無数の才能が花開き、様々なドラマが繰り広げられたこの“夢の都”を、自らもパリに魅入られた異邦人の一人として、≪詩情あふれるリアリズム≫でとらえ続けたイジスは、フランスを代表する写真家として、ロベール・ドアノー、ウィリー・ロニ、ブラッサイ、アンリ・カルティエ=ブレッソンら、同時代の作家と同じく高く評価されています。
2010年1月、フランス国内で初めての本格的な大回顧展がパリ市庁舎で開催され、大きな話題を呼びました。今回の『イジス写真展 -パリに見た夢-』はその日本巡回展となり、遺族の所蔵作品を中心に、初期から晩年に至る代表作約180点が出品されています。

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