このところ怪我の影響もあり、午後3時を過ぎると頭がボーとしてしまい仕事にならない。そのせいで机の上は郵便物や作家や研究者の方から恵贈された本などで相変わらず小高い山ができている。
いただいた本はなるべく早く読んでお礼を書きたいし、このブログでも紹介したいのですが、なかなか進みません。それどころか大事な作家の展覧会にも欠席続きで、先日もNさんがお見舞いにわざわざきてくれたので「ところで個展、いつから?」とやってしまった。
Nさん「もう終わりました・・・」
不義理ばかりで本当にスイマセン。
本日もときの忘れものは野口琢郎展開催中につき開廊しています。
5日のオープニングにはたくさんのお客様にご来場いただきありがとうございました。
以下、野口さんのフェイスブックからの再録です。
東京青山、ときの忘れものでの個展は二日目が終了。昨日のオープニングパーティはたくさんのお客様にご来場頂きとても嬉しかったです。でも体は一つ、できるだけ皆さんとお話したかったのですが、あまりお話できなかった方もおられたのが心残りでした。
それに東京はとても暖かく昼間は半袖でOK、暑くてジャケットなど着ていられず、オープニングだというのにTシャツ兄ちゃんというのもどーかなと思いましたが(笑)終わった事はもうしょうがないですね。
昨日も今日も昼間からほぼ途切れなくお客様とお話できて...楽しく、何ヶ月か制作で人と話さなかった分を一気に取り返すように喋り続けています。友人、FBのお友達の方々、知人の紹介で来られた方、4年前の東京個展以来久しぶりにお会いできたお客様、初めて会う若い作家さん、芸大の受験生、ギャラリーの常連様など、、やはり東京での個展が4年ぶりだからでしょうか、人と話しながら何か4年前を思い出し、自分や作品の変化を感じ、それと同時に今後歩んでいきたい先の事、その為に自分に必要な事を考えます。
画像は何度も出てますが今回一番大きい作品「向こうへ」昼間は自然光に照らされて、穏やかに美しく輝きます。
個展は13日までのあと一週間、ぜひご高覧くださいませ。(野口琢郎)
ギャラリーときの忘れものでの個展も三日目が終了、今日もお昼は小雨でしたがすぐに晴れ、またたくさんのお客様にご来場頂けました。ありがとうございます。まだ三日間なのに、なんだかすごく長く感じるのは、きっと色々な方とお話しているからだと思います。
昨日作品をご購入頂いた父と同じ位のお年頃の男性のお客様とFBでもお友達になり、メッ...セージを頂きました。その中に「この絵のおかけで、今しばらく、頑張ってみようと思います。」というお言葉があり、何か心の底に光が差したように感じました。僕の作品で人にそんな風に思ってもらえる、今僕が人生をかけて頑張っている事は間違っていないのだと感じる事ができて、光の差した胸の奥が熱くなった後に、強い力が湧いてきました。
僕はこのFB上にはネガティブな事は極力書かない事にしていますが、何ヶ月も夜中に一人仕事部屋に籠ってただ作品を作り続ける日々は孤独なもので、広い夜空の下、夜道を一人自分が歩むと決めた目印の星に向かって黙々と歩いているようで、この方向でいいのか不安になる夜もあります。でも、自分を信じ、家族や自分を信じてくれる人達に支えられ、良い作品を作る事だけに最善を尽くして、この道で正しいと信じて歩いています。それはきっと特別な事ではなく、どんな仕事の方でも同じかと思います。
僕は作家として、個展中はできる限り期間全日フルに在廊し、応対すると決めています。その理由はもちろん、せっかく来て頂いたお客様は自分自身でお迎えして楽しんで頂きたいのと、特殊な技術で描いた僕の作品をできる限り深く理解して頂きたいという思いからですが、同時にこの世に生きる自分の存在価値や歩む道の方向を確かめ直したいからなのだと思っています。
なので、昨日のお客様に頂いたお言葉だけでなく、たくさんの方のお言葉が光となり、僕の歩む道の先を照らしてくれます。
その照らされた道は不安無く歩く事ができて、自信となってこの先の道を歩く力になります。
…あぁ頑張って良かった。今、毎日幸せです。
朝方に熱くてすみません(^^;)では今日からも頑張ります!



若いってことはいいですね。
「東京って坂が意外に多いんですね」といいながら、
野口さんは白金のウィークリーマンションから毎日3キロの道を自転車に乗って通っています。
昨日でオープンしてまだ3日ですが、12時に開廊するやいなや次々とお客様が来廊される。
野口さんの友人、知人、知人の知人、メディアで知った初めてのお客様、もちろんときの忘れものの常連さんも。これじゃあ毎日がオープニングのようなもので、大勢の客に慣れないスタッフはお茶の用意にあたふた。
野口さん、来廊者に声をかけ、自分の作品についてひたすら話す、一日中しゃべりっぱなしである。自分の作品について、これだけ熱情をこめて語れるのは羨ましい。それも下手な理屈など一切言わず、ただただ自作の具体的な制作工程、光によって微妙に変化する色彩、画面におこる化学変化、モノとしての作品についてのみ語ろうとする姿勢には、潔ささえ感じる。楽屋裏のスタッフたちもじっと耳を傾けている。
語ることによって自らを励まし、分身であるわが子(作品)を誉めて育てて、そして別れを告げているかのようだ。
野口さんからのメッセージ、ぜひお読みください。
個展の前には「うちはめったに人は来ないので、毎日なんか来なくてもいいですよ」と野口さんには言っておいたのですが、どうやら亭主の見込み違いだったようです。
人は来る、その上作品も売れる。ありがたいことです。

左)矢口佳那さん
●展示の様子は以下の通りです。
右)「Send Light」
中央)「次の空へ」
左)「黄金の風(コガネノカゼ)」
「向こうへ」
右)「HANABI#6」
左)「HANABI#7」
右)「Landscape#23」
中央)「Cosmic Landscape#3」
左)「Azure」
「Pray」
右)「Landscape#12」
中央)「Landscape#19」
左)「Landscape#21」
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2012年10月5日[金]―10月13日[土]野口琢郎展を開催しています。

家業である京都西陣の箔屋に代々伝わる伝統的な引箔制作の技法を用いながら、漆と箔を駆使した新たな美術表現に取り組む野口琢郎。
様々な風景の断片をコラージュするように制作する「Landscape」シリーズや、海と空、夜明けや星空などの風景を題材に、希望の光を感じられる「美しさ」を作品に表現しています。
本展では、新作を含む13点をご覧いただきます。
野口さんは京都から上京し、毎日画廊に出ていますので、ぜひ皆さん、お出かけください。
出品リストはホームページに掲載しています。
ワンピース倶楽部代表の石鍋博子さんに「野口琢郎展に寄せて 文句なく世界一」を寄稿していただきました。
●10月12日(金)18時より野口琢郎さんと会場の展示構成を担当した浜田宏司さん(BookGallery CAUTION)によるギャラリートークを開催します。
作家・野口琢郎の駆使する箔画という技法について、また海外での発表となった韓国ソウルのアートフェアKIAFについてお二人に語ってもらいます。
要予約/参加費1,000円(1ドリンク付)
ご予約は、メールにてお申込みください。
Mail.info@tokinowasuremono.com
いただいた本はなるべく早く読んでお礼を書きたいし、このブログでも紹介したいのですが、なかなか進みません。それどころか大事な作家の展覧会にも欠席続きで、先日もNさんがお見舞いにわざわざきてくれたので「ところで個展、いつから?」とやってしまった。
Nさん「もう終わりました・・・」
不義理ばかりで本当にスイマセン。
本日もときの忘れものは野口琢郎展開催中につき開廊しています。
5日のオープニングにはたくさんのお客様にご来場いただきありがとうございました。
以下、野口さんのフェイスブックからの再録です。
東京青山、ときの忘れものでの個展は二日目が終了。昨日のオープニングパーティはたくさんのお客様にご来場頂きとても嬉しかったです。でも体は一つ、できるだけ皆さんとお話したかったのですが、あまりお話できなかった方もおられたのが心残りでした。
それに東京はとても暖かく昼間は半袖でOK、暑くてジャケットなど着ていられず、オープニングだというのにTシャツ兄ちゃんというのもどーかなと思いましたが(笑)終わった事はもうしょうがないですね。
昨日も今日も昼間からほぼ途切れなくお客様とお話できて...楽しく、何ヶ月か制作で人と話さなかった分を一気に取り返すように喋り続けています。友人、FBのお友達の方々、知人の紹介で来られた方、4年前の東京個展以来久しぶりにお会いできたお客様、初めて会う若い作家さん、芸大の受験生、ギャラリーの常連様など、、やはり東京での個展が4年ぶりだからでしょうか、人と話しながら何か4年前を思い出し、自分や作品の変化を感じ、それと同時に今後歩んでいきたい先の事、その為に自分に必要な事を考えます。
画像は何度も出てますが今回一番大きい作品「向こうへ」昼間は自然光に照らされて、穏やかに美しく輝きます。
個展は13日までのあと一週間、ぜひご高覧くださいませ。(野口琢郎)
ギャラリーときの忘れものでの個展も三日目が終了、今日もお昼は小雨でしたがすぐに晴れ、またたくさんのお客様にご来場頂けました。ありがとうございます。まだ三日間なのに、なんだかすごく長く感じるのは、きっと色々な方とお話しているからだと思います。
昨日作品をご購入頂いた父と同じ位のお年頃の男性のお客様とFBでもお友達になり、メッ...セージを頂きました。その中に「この絵のおかけで、今しばらく、頑張ってみようと思います。」というお言葉があり、何か心の底に光が差したように感じました。僕の作品で人にそんな風に思ってもらえる、今僕が人生をかけて頑張っている事は間違っていないのだと感じる事ができて、光の差した胸の奥が熱くなった後に、強い力が湧いてきました。
僕はこのFB上にはネガティブな事は極力書かない事にしていますが、何ヶ月も夜中に一人仕事部屋に籠ってただ作品を作り続ける日々は孤独なもので、広い夜空の下、夜道を一人自分が歩むと決めた目印の星に向かって黙々と歩いているようで、この方向でいいのか不安になる夜もあります。でも、自分を信じ、家族や自分を信じてくれる人達に支えられ、良い作品を作る事だけに最善を尽くして、この道で正しいと信じて歩いています。それはきっと特別な事ではなく、どんな仕事の方でも同じかと思います。
僕は作家として、個展中はできる限り期間全日フルに在廊し、応対すると決めています。その理由はもちろん、せっかく来て頂いたお客様は自分自身でお迎えして楽しんで頂きたいのと、特殊な技術で描いた僕の作品をできる限り深く理解して頂きたいという思いからですが、同時にこの世に生きる自分の存在価値や歩む道の方向を確かめ直したいからなのだと思っています。
なので、昨日のお客様に頂いたお言葉だけでなく、たくさんの方のお言葉が光となり、僕の歩む道の先を照らしてくれます。
その照らされた道は不安無く歩く事ができて、自信となってこの先の道を歩く力になります。
…あぁ頑張って良かった。今、毎日幸せです。
朝方に熱くてすみません(^^;)では今日からも頑張ります!



若いってことはいいですね。
「東京って坂が意外に多いんですね」といいながら、
野口さんは白金のウィークリーマンションから毎日3キロの道を自転車に乗って通っています。
昨日でオープンしてまだ3日ですが、12時に開廊するやいなや次々とお客様が来廊される。
野口さんの友人、知人、知人の知人、メディアで知った初めてのお客様、もちろんときの忘れものの常連さんも。これじゃあ毎日がオープニングのようなもので、大勢の客に慣れないスタッフはお茶の用意にあたふた。
野口さん、来廊者に声をかけ、自分の作品についてひたすら話す、一日中しゃべりっぱなしである。自分の作品について、これだけ熱情をこめて語れるのは羨ましい。それも下手な理屈など一切言わず、ただただ自作の具体的な制作工程、光によって微妙に変化する色彩、画面におこる化学変化、モノとしての作品についてのみ語ろうとする姿勢には、潔ささえ感じる。楽屋裏のスタッフたちもじっと耳を傾けている。
語ることによって自らを励まし、分身であるわが子(作品)を誉めて育てて、そして別れを告げているかのようだ。
野口さんからのメッセージ、ぜひお読みください。
個展の前には「うちはめったに人は来ないので、毎日なんか来なくてもいいですよ」と野口さんには言っておいたのですが、どうやら亭主の見込み違いだったようです。
人は来る、その上作品も売れる。ありがたいことです。

左)矢口佳那さん
●展示の様子は以下の通りです。

中央)「次の空へ」
左)「黄金の風(コガネノカゼ)」


左)「HANABI#7」

中央)「Cosmic Landscape#3」
左)「Azure」


中央)「Landscape#19」
左)「Landscape#21」
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2012年10月5日[金]―10月13日[土]野口琢郎展を開催しています。

家業である京都西陣の箔屋に代々伝わる伝統的な引箔制作の技法を用いながら、漆と箔を駆使した新たな美術表現に取り組む野口琢郎。
様々な風景の断片をコラージュするように制作する「Landscape」シリーズや、海と空、夜明けや星空などの風景を題材に、希望の光を感じられる「美しさ」を作品に表現しています。
本展では、新作を含む13点をご覧いただきます。
野口さんは京都から上京し、毎日画廊に出ていますので、ぜひ皆さん、お出かけください。
出品リストはホームページに掲載しています。
ワンピース倶楽部代表の石鍋博子さんに「野口琢郎展に寄せて 文句なく世界一」を寄稿していただきました。
●10月12日(金)18時より野口琢郎さんと会場の展示構成を担当した浜田宏司さん(BookGallery CAUTION)によるギャラリートークを開催します。
作家・野口琢郎の駆使する箔画という技法について、また海外での発表となった韓国ソウルのアートフェアKIAFについてお二人に語ってもらいます。
要予約/参加費1,000円(1ドリンク付)
ご予約は、メールにてお申込みください。
Mail.info@tokinowasuremono.com
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