井桁裕子作品展―加速する私たち」はおかげさまで連日多数のお客様がきています。
井桁さんが敬愛する四谷シモンさんは推薦文を書いてくださったばかりか、ツイッターで幾度も幾度も井桁裕子展をつぶやいてくださいました。
四谷シモン20121127
「四谷シモン ‏@simon_yotsuya
井桁さんの作品展に行ってきた、エネルギッシュなその作品、不可思議な作品凄いなぁ〜今週土曜日迄です、皆さん是非見に行って下さい。」
「僕のホームには今日も井桁さんの作品展を見に行った人の感激の声が多数きています。やはり、その衝撃波に...... 」

四谷、西村2012112711月27日
左からスタッフの李秀香、亭主の新聞社時代の友人で写真家の平嶋彰彦さん、四谷さんのお弟子さん、写真家の西村多美子さん、四谷シモンさん、亭主、井桁さん、社長

佐々木幹郎11月24日
左から九州から上京されたコレクターの田村利生さん、奈良の西田画廊・西田考作さん、詩人の佐々木幹郎さん。
西田さんは2010年の奈良国際彫刻展に井桁さんを招聘してくれた仕掛け人です。

四谷さんだけではなく、いらした多くの方々がツイッターやフェイスブックで井桁裕子展の感想を発信してくれています。
主催者としてはうれしい限りです。その一部を転載させていただきます。

●さとうひろし さん
凛々しく美しい女性はまっすぐ前を見つめ走り続けるが、その肉体は何かに激しく焼かれ燃え尽きつつあり、彼女の後ろで、ちぎれた乳房をつかみ必死で追いかける赤ん坊(次の世代)の視界は、飛んできたぼろ布でさえぎられている。

無自覚のうちに生を消耗させながら、私達は何のために、何処へ向かって加速し続けるのか?

さとうひろしオフィシャルブログ」から一部抜粋

●Fさん
さすがの実力、力のある作品に触れ元気をもらいました。ブレのない我が道を貫く姿勢が好きです。

●Kさん
オープニングへ。画廊は人でぎゅうぎゅうです。球体人形にはファンタジックな印象がありますが井桁さんの作品はかなり異質。異彩を放っています。
墜落
墜落」部分

●Tさん
井桁裕子さんの個展、素晴らしい。そして買いたくなるものばかり。誤解をおそれずに言えば、買えるものばかりなのだ。これはかなり大切な事だ。

●TMさん
井桁さんは2004年、東京都現代美術館の「球体関節人形展」での展示作品を見て強い印象を受け、ずっと記憶に焼き付いていた作家さんだった。

●Iさん
悲劇を前に、溶け、崩れ、引きちぎれていく身体。陶土を用いた塑像により作家が試みるのは、崩壊と構築という、相反する運動の弁証法であり、作品は衝突点で飛び散る生命のスパークなのか。瞠目の迫力。12月1日まで。

●Yさん
井桁裕子さんの個展を見て来ました。リアリズムに徹して作られた人体が、疾走感と共に身体の部位を一部、解されて、抽象化されて行く造形に凄みを感じました。好む好まざるでは語りきれない迫力を備えていたと思う。

●Nさん
井桁裕子展@ときの忘れもの。これはセンセーションと言っていいのではないか。或いは人形業界の事件。

●Hさん
井桁裕子さんって「人形作家」って括りなの?何だかな〜造形作家とか現代美術家って方がしっくりくる。あれは具象彫刻だよね。素晴らしい個展でした!

●Sさん
井桁裕子「加速する私たち」展。人形から加速して新しい世界に疾走する井桁の力作をぜひ。モデルは舞踏家。外苑前のギャラリー「ときの忘れもの」で12月1日まで。今日は七時から四谷シモンらの出る映画「アリア」上映も。

●Gさん
ちぎれた肉体や心臓などフリーダ・カロの傷みの表現を連想してしてしまったが、もっと状況に対する怒りや不安、悲しみのような感じも受けました。12/1まで とにかく力作です。

●Tさん
江村あるめさんと、井桁裕子さんの個展に伺いました。お二方ともに、球体関節人形の枠を飛び越えた、現在のヒトガタの有り様が垣間見える素晴らしい個展でした。
祝祭
祝祭」部分

●Yuさん
緊張感のある真摯な作品空間に圧倒されました。

●Dさん
井桁裕子作品展 繊細かつ強くしなやかで わたしたちの生きてる今を真摯に見つめあらわすカタチにぐっとくる。
イゲちゃんこと井桁裕子さんの作るものはハンパじゃない 12月1日までの個展期間毎日在廊されるそうです。 

●HEさん
夕方、ときの忘れもので井桁裕子さんの個展を見ることができてよかった。実物は初めてみたけど、繊細なのに主張があって独特の個性が。創作意欲をかきたてられる。私でも買えそうな値段の作品もあったなー。6万円くらいとかなら

●KKさん
青山の「ときの忘れもの」さんで、井桁裕子さん個展を拝見しました。メーンの作品には、速度とそれに伴う欠損に悲と壮が感じられ、何かに飲み込まれつつも祈りをあげている様に見える焼物の小品たちに、静かな、それでいて、途轍もなくやるせなく重いものを感じました。

●Bさん
死に向かう加速 腐敗と加速は共存するそれでもわたしたちは加速し続ける定めにある アスリートであるということ、作家であるということ

●Dさん
井桁裕子さんの「墜落」をみて最初イカロスの失墜を思い浮かべたんだけど、下で受け止めようとしている手が大きく力強いので、ああよかったなあと思った。

●KJさん
葉介先生の個展が最大の目的で東京へ行ったんだけど、偶然のように見ることが出来た井桁裕子さんの作品は、ずっしりとした衝撃を覚えた。作家さんを知ることができて本当に嬉しかった。連れていってくださったサイトーさんありがとうです。

●Taさん
実在するモデルに取材したリアルな表情と内面を映し出す肉体のデフォルメが特徴的な人形作家。今回のメイン作品は舞踏家・高橋理通子で、前方へ疾駆しつつも腕や脚が崩れる様が痛々しい。生きることの痛みを見つめる。

●Bさん
仕事帰りに井桁裕子さんの展示へ。可愛くて素敵な子がたくさんいました。初めて実物を拝見しましたが、写真でみるとはやっぱり違う。そりゃ違います。

●Miさん
東京では、井桁裕子さんの展覧会「加速する私たち」(at ときの忘れもの)にも行きました。たいへん素晴らしいです。12月1日まで。ずっと見ていたい作品。「正しくものを見ている」「気持ち悪いものをつくろうとは思っていない」
加速する私たち
加速する私たち」部分

●Hさん
噴出してくるような命のエネルギーは感じるのだが、不思議とグロテスクさは感じない。突き出している首がみな端整で静謐な表情をしているからだろうか。体という枠を超えた命のエネルギーのほとばしりを表現するのであれば、もっと禍々しい、あるいは苦悶の表情を浮かべた作品があってもおかしくはないのに。
Hさんのブログより一部転載)

●BGさん
どうしても時間がとれず、見たかった展覧会にことごとく行けず、悲しい毎日でしたが、今日はギャラリーときの忘れもので「井桁裕子作品展ー加速する私たちー」を拝見することができました!作品から醸し出されるパワー、そして完璧な展示、圧倒されました!!

●Saさん
「井桁裕子作品展―加速する私たち」素晴らしかったです。写真では伝わらないくらいの複雑なフォルムと色彩・質感。ほんと実物を間近で見ることができて良かったです。
井桁裕子さん在廊で、お話をする事が出来た。今展示会の作品の見方が膨らむお話を聞き、10年くらい前に『セルフポートレートドール』の写真を観て衝撃だった事をお伝えすることができ、と素晴らしい時間。
---------------------------
画廊亭主としてはもう少し辛口の評もいただきたいものであります。

最後に(どさくさに紛れて)身内写真を一枚。
井桁裕子展雄高
11月23日、亭主の長男(綿貫雄高)一家が来廊。
井桁さんを囲む綿貫三代。


◆ときの忘れものは、2012年11月22日[木]―12月1日[土]「井桁裕子作品展―加速する私たち」を開催しています(会期中無休)。
井桁裕子展DM600
球体関節人形や陶土による人形を手がけてきた井桁裕子。ときの忘れものでは2度目の個展となります。井桁の作品は、実在の人物をモデルにしながらその人物のイメージを彼女の中で再構成した「肖像人形」と言える作品であり、創造力と造形力の賜物です。作品から溢れ出るエネルギーは観る者に衝撃を与えます。本展では、舞踏家・高橋理通子をモデルにした新作を含め、桐塑、石塑粘土による作品と焼き物作品など約20点をご覧いただきます。
井桁さんは毎日13時~19時まで在廊しています