先日の「GUTAI 具体 Gコレクションより」展に出品された高﨑元尚先生からおはがきをいただきました。
高崎元尚さんからカード3-1高崎元尚さんからカード3-2

「グッゲンハイムに行って参りました。石山先生のトークには参加出来ず残念ではありましたが90才の老人ですからお許しください。gutaiではずっとoutsiderでしたがようやく国際的な目録に出していただいて満足しています。」

「GUTAI 具体 Gコレクションより」から高﨑元尚作品をご紹介します。
高崎元尚高﨑元尚
「装置」
1968年
エンビ、合板、塗料
45.0x45.0×4.0cm
裏にペンサインあり
SOLD

高崎元尚2高﨑元尚
「装置」
1991年
厚紙、樹脂、合板、塗料
90.0x90.0x7.0cm
裏にサインと年記あり


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから

具体についての高﨑元尚先生の発言は先日のブログでご紹介しました。
亭主はリアルタイムでの具体は知りません。文献や当時をよく知る人たちの話から想像する以外ないのですが、具体に参加した多くの作家のうち、高﨑先生や上前先生は中でも地味な存在のようでした。しかしここにきて脚光を浴びている。
嬉しいことですね。
高﨑先生の作品をご覧になりたい場合は画廊にご連絡ください。

高﨑元尚 Motonao TAKASAKI(1923-)
高知に生まれる。1949年東京美術学校(現・東京藝術大学)彫刻科卒業。1954年第4回モダンアート協会展で新人賞を受賞し、1957年同会会員となる。1970年退会。吉原治良、白髪一雄、元永定正の作品に共感し、1966年具体美術協会会員となる。1972年の解散まで参加。「モダンアート研究会」「現代美術の実験」等を主宰し、現代美術の振興に努め、1995年高知県文化賞を受賞。

■Motonao TAKASAKI(1923-)
Born in Kochi. Graduated from the Department of Sculpture, Tokyo Fine Arts School (presently, Tokyo National University of Fine Arts and Music) in 1949. Received the newcomer’s prize at the 4th Exhibition of the Modern Art Association of Japan in 1954, and became its member in 1957 (Withdrew in 1970). Became a member of Gutai in 1966, after sympathizing with works by Jiro YOSHIHARA, Kazuo SHIRAGA and Sadamasa MOTONAGA. Stayed until Gutai’s dissolution in 1972. Received the Kochi Prefecture Cultural Award in 1995 for promoting modern art by hosting groups such as the “Modern Art Laboratory” and the “Modern Art Experiment”.

◆カタログのご案内
表紙『具体 Gコレクションより』展図録
2013年 ときの忘れもの 発行
16ページ 25.6x18.1cm
執筆:石山修武、図版:15点
略歴:白髪一雄、吉原治良、松谷武判、上前智祐、堀尾貞治、高﨑元尚、鷲見康夫
価格:800円(税込)
※送料別途250円
※お申し込みはコチラから。