本日は休廊です。
ただいま開催中の「6月の画廊コレクション展~9人の作家たち」にはときの忘れものが期待する若い世代の9人の作家に参加していただいています(※6月22日[土]まで。日・月・休廊)。
9人からは近況報告をかねた皆さんへのメッセージをいただいていますが、本日はときの忘れもの初登場の宇田義久さんです。
皆さんご承知の通り、亭主は北の国が大好きで、盛岡へはたびたび行っています。
大半はお蕎麦と温泉が目的なのですが、師匠の上田浩司さん(MORIOKA 第一画廊)の紹介で少なからぬ作家とお会いする機会を持ってきました。
前川直さん、百瀬寿さん、戸村茂樹さん、小野隆生さん、大宮政郎さん、そして宇田義久さん、皆さん上田さんのご縁でお会いした作家たちです。
亭主は買うのが仕事(趣味ではないかと陰の声あり)なので、これらの方の作品はすべてコレクションしています。
というわけで、本日は宇田さんからのメッセージです。


《bamboo-blind 04 (yellow)》
2004年 木綿布、木綿糸、アクリル絵具、アクリルメディウム、パネル
27.5x27.5x4.0cm Signed

《bamboo-blind 04 (red)》
2004年 木綿布、木綿糸、アクリル絵具、アクリルメディウム、パネル
27.5x27.5x4.0cm Signed

《leafisheed 13-1(blue)》
2013年 板、木綿布、アクリル絵具、ウレタンニス
30.0x17.5x8.5cm Signed

《leafisheed 13-3(purple-yellow)》
2013年 板、木綿布、アクリル絵具、ウレタンニス
40.0x18.5x9.0cm Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
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私が住む岩手県の盛岡市。
街の中心を流れる川には、秋になると鮭が遡上してきたり、冬は白鳥が飛来してきたりと、この東北の小さな地方都市にはささやかな贅沢がある。
この文章を書いている5月の下旬。山の雪解け水のせいか川の水量も増え、
水の色合いや質が変化しているようだ。
この清流を眺めることは生活の一部でもある。
近頃、登山に目覚めた妻に引きずられるように、近場の初心者向けの山に登るのが恒例となった。
嫌々ながらも登頂すれば、それなりの達成感があり、結構充実している自分に気づく。これが登山の魅力なのであろう。
山頂からふもとを見下ろすと想う事がある、山々からしみ出た水が集まって、
私のいつも眺めている川になるところ。
遠くの海で生まれた雲が運んできた水が、やがて川となって通り過ぎてゆく事。
太古から繰り返されてきた、穏やかでダイナミックなシステム。
きっと明日も眺めるだろう。川面に連続して映っては消える、「今」の景色を。
背後に気配を感じてふと振り向くと、大きな岩手山の姿だったりする。
私がこの土地から受ける影響は小さくはない。
(うだ よしひさ)

《water-line 10-01 (blue-yellow)》2010年制作
140cmx140cm パネル、木綿糸、アクリル、ウレタンニス

上掲作品の部分

《水位・月》 2012年制作
150cmx182cm パネル、木綿糸、アクリル、ウレタンニス

《leafisheed (purple)》《leafisheed (blue)》 2012年制作
それぞれ21cmx90cm 板、木綿布、アクリル、ウレタンニス

上記「leafisheed (blue)」の部分
■宇田義久
1966年 福島県会津若松市生まれ 岩手県盛岡市在住
1992年 岩手大学特設美術科 卒業
1991年 「磁気状況シリーズ」/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1993年 個展/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1994年 個展/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1995年 「磁気状況シリーズ」/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1996年 岩手県芸術選奨受賞
個展/盛岡クリスタル画廊(岩手・盛岡市)
2000年 「磁気状況シリーズ」/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
2002年 個展/盛岡クリスタル画廊(岩手・盛岡市)
2003年 VOCA展/上野の森美術館(東京・上野)
ホルベインスカラシップ
2004年 個展/諄子美術館(岩手・北上市)
個展/足利ギャラリー(福島・会津若松市)
2005年 N.E.blood21 Vol.17宇田義久展/リアス・アーク美術館(宮城県・気仙沼市)
2006年 個展/諄子美術館(岩手・北上市)
2007年 「奥の若手道」展/リアス・アーク美術館(宮城、北海道、山形)
2008年 磁気状況・2008/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
石神の丘アートウォーク2008/石神の丘美術館(岩手・岩手町)
2009年 福島の新世代2009/福島県立美術館(福島市)
多彩な表現の中で展/石井県令邸(岩手・盛岡市)
はじめる視点・博物館から覚醒するアーティストたち/福島県立博物館(福島・会津若松市)
2010年 個展/諄子美術館(岩手・北上市)
2011年 センダイモリオカ展/宮城県立美術館・県民ギャラリー(宮城・仙台市)
「2011.3.11~展」/諄子美術館(岩手・北上市)
2012年 センダイモリオカ展/石井県令邸(岩手・盛岡市)
2013年 個展/turn around(宮城・仙台市)※7月予定
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2013年6月7日[金]―6月22日[土]「6月の画廊コレクション展~9人の作家たち」を開催しています(※日・月・祝日休廊)
上段左から:
秋葉シスイ、渡辺貴子、永井桃子
中段左から:
君島彩子、宇田義久、光嶋裕介
下段左から:
根岸文子、若宮綾子、野口琢郎
ときの忘れものが期待する若い世代の作家9名による作品展です。
平面、立体、技法や素材もさまざまな現代作家の多彩な表現をご堪能ください。
●光嶋裕介さんからのメッセージはコチラ。
●宇田義久さんからのメッセージはコチラ。
●渡辺貴子さんからのメッセージはコチラ。
●野口琢郎さんからのメッセージはコチラ。
●根岸文子さんからのメッセージはコチラ。
●君島彩子さんからのメッセージはコチラ。
●永井桃子さんからのメッセージはコチラ。
●若宮綾子さんからのメッセージはコチラ。
●秋葉シスイさんからのメッセージはコチラ。
ただいま開催中の「6月の画廊コレクション展~9人の作家たち」にはときの忘れものが期待する若い世代の9人の作家に参加していただいています(※6月22日[土]まで。日・月・休廊)。
9人からは近況報告をかねた皆さんへのメッセージをいただいていますが、本日はときの忘れもの初登場の宇田義久さんです。
皆さんご承知の通り、亭主は北の国が大好きで、盛岡へはたびたび行っています。
大半はお蕎麦と温泉が目的なのですが、師匠の上田浩司さん(MORIOKA 第一画廊)の紹介で少なからぬ作家とお会いする機会を持ってきました。
前川直さん、百瀬寿さん、戸村茂樹さん、小野隆生さん、大宮政郎さん、そして宇田義久さん、皆さん上田さんのご縁でお会いした作家たちです。
亭主は買うのが仕事(趣味ではないかと陰の声あり)なので、これらの方の作品はすべてコレクションしています。
というわけで、本日は宇田さんからのメッセージです。


《bamboo-blind 04 (yellow)》
2004年 木綿布、木綿糸、アクリル絵具、アクリルメディウム、パネル
27.5x27.5x4.0cm Signed

《bamboo-blind 04 (red)》
2004年 木綿布、木綿糸、アクリル絵具、アクリルメディウム、パネル
27.5x27.5x4.0cm Signed

《leafisheed 13-1(blue)》
2013年 板、木綿布、アクリル絵具、ウレタンニス
30.0x17.5x8.5cm Signed

《leafisheed 13-3(purple-yellow)》
2013年 板、木綿布、アクリル絵具、ウレタンニス
40.0x18.5x9.0cm Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
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私が住む岩手県の盛岡市。
街の中心を流れる川には、秋になると鮭が遡上してきたり、冬は白鳥が飛来してきたりと、この東北の小さな地方都市にはささやかな贅沢がある。
この文章を書いている5月の下旬。山の雪解け水のせいか川の水量も増え、
水の色合いや質が変化しているようだ。
この清流を眺めることは生活の一部でもある。
近頃、登山に目覚めた妻に引きずられるように、近場の初心者向けの山に登るのが恒例となった。
嫌々ながらも登頂すれば、それなりの達成感があり、結構充実している自分に気づく。これが登山の魅力なのであろう。
山頂からふもとを見下ろすと想う事がある、山々からしみ出た水が集まって、
私のいつも眺めている川になるところ。
遠くの海で生まれた雲が運んできた水が、やがて川となって通り過ぎてゆく事。
太古から繰り返されてきた、穏やかでダイナミックなシステム。
きっと明日も眺めるだろう。川面に連続して映っては消える、「今」の景色を。
背後に気配を感じてふと振り向くと、大きな岩手山の姿だったりする。
私がこの土地から受ける影響は小さくはない。
(うだ よしひさ)

《water-line 10-01 (blue-yellow)》2010年制作
140cmx140cm パネル、木綿糸、アクリル、ウレタンニス

上掲作品の部分

《水位・月》 2012年制作
150cmx182cm パネル、木綿糸、アクリル、ウレタンニス

《leafisheed (purple)》《leafisheed (blue)》 2012年制作
それぞれ21cmx90cm 板、木綿布、アクリル、ウレタンニス

上記「leafisheed (blue)」の部分
■宇田義久
1966年 福島県会津若松市生まれ 岩手県盛岡市在住
1992年 岩手大学特設美術科 卒業
1991年 「磁気状況シリーズ」/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1993年 個展/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1994年 個展/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1995年 「磁気状況シリーズ」/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
1996年 岩手県芸術選奨受賞
個展/盛岡クリスタル画廊(岩手・盛岡市)
2000年 「磁気状況シリーズ」/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
2002年 個展/盛岡クリスタル画廊(岩手・盛岡市)
2003年 VOCA展/上野の森美術館(東京・上野)
ホルベインスカラシップ
2004年 個展/諄子美術館(岩手・北上市)
個展/足利ギャラリー(福島・会津若松市)
2005年 N.E.blood21 Vol.17宇田義久展/リアス・アーク美術館(宮城県・気仙沼市)
2006年 個展/諄子美術館(岩手・北上市)
2007年 「奥の若手道」展/リアス・アーク美術館(宮城、北海道、山形)
2008年 磁気状況・2008/ギャラリー彩園子(岩手・盛岡市)
石神の丘アートウォーク2008/石神の丘美術館(岩手・岩手町)
2009年 福島の新世代2009/福島県立美術館(福島市)
多彩な表現の中で展/石井県令邸(岩手・盛岡市)
はじめる視点・博物館から覚醒するアーティストたち/福島県立博物館(福島・会津若松市)
2010年 個展/諄子美術館(岩手・北上市)
2011年 センダイモリオカ展/宮城県立美術館・県民ギャラリー(宮城・仙台市)
「2011.3.11~展」/諄子美術館(岩手・北上市)
2012年 センダイモリオカ展/石井県令邸(岩手・盛岡市)
2013年 個展/turn around(宮城・仙台市)※7月予定
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは、2013年6月7日[金]―6月22日[土]「6月の画廊コレクション展~9人の作家たち」を開催しています(※日・月・祝日休廊)

秋葉シスイ、渡辺貴子、永井桃子
中段左から:
君島彩子、宇田義久、光嶋裕介
下段左から:
根岸文子、若宮綾子、野口琢郎
ときの忘れものが期待する若い世代の作家9名による作品展です。
平面、立体、技法や素材もさまざまな現代作家の多彩な表現をご堪能ください。
●光嶋裕介さんからのメッセージはコチラ。
●宇田義久さんからのメッセージはコチラ。
●渡辺貴子さんからのメッセージはコチラ。
●野口琢郎さんからのメッセージはコチラ。
●根岸文子さんからのメッセージはコチラ。
●君島彩子さんからのメッセージはコチラ。
●永井桃子さんからのメッセージはコチラ。
●若宮綾子さんからのメッセージはコチラ。
●秋葉シスイさんからのメッセージはコチラ。
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