昨日は遠く京都からお客様が来られ、入手したばかりの瑛九の超名品をご覧いただきました。
夕方には公認会計士のU先生が決算書類を持って来廊、亭主の山あり谷あり(いや、谷あり谷ありでした)の人生に30数年も付き合わされてきた方ですが、最近は亭主の押し売りも減って(随分と買っていただきました)、少しホッとしたご様子。
U先生「取引先にワタヌキさんから押し付けられた草間さんを何枚贈ったことか」
亭主「それ、何とか買い戻してくださいよ」
てな呑気なやり取りがあり、今期も無事何とか越せそうだと話しているところに、異端のコレクターSさんが来廊、暑気払いに一杯やりましょうと近くのお蕎麦やさんに繰り出しました。
U先生もこの業界に関係して長いのですが、本格異端のSさんのラディカルなコレクション談義には目を白黒されておりました。
ときの忘れものでは31日まで「殿敷侃 遺作展」を開催していますが、偶然ですが、この夏、殿敷侃の作品展示が広島のはつかいち美術ギャラリーと栃木県立美術館で行なわれています。
まだ展覧会に行っていないので、詳しい出品内容はわかりませんが、栃木県立美術館のHPなどから概要をご紹介します。


「マンハッタンの太陽
THERMODYNAMICS OF THE SUN
光学芸術から熱学芸術への拡張:18世紀から21世紀の“太陽画”の系譜」
会期=2013年7月13日(土)~2013年9月23日(月・祝)
栃木県立美術館
展覧会名になっている「マンハッタンの太陽」とは、本展の主役である作家山中信夫が1980年に制作した連作のタイトルです。
山中は手製のピンホールカメラでニューヨーク・マンハッタンを撮影し、まるで金環食のように眩い作品を生み出しました。このシリーズはその後、1980年から81年にかけて制作された「東京の太陽」に発展し、1979年に発表した「マチュピチュの太陽」とともに1982年のパリ・ビエンナーレに出品され大きな反響を呼びます。しかしその帰国途中に再度立ち寄ったニューヨークで亡くなり、34歳の生涯を閉じました。
本展は、山中信夫の作品や関連資料を中心に、18世紀から21世紀までの20余人のアーティストたちの約140点の絵画、彫刻、写真、映像、版画、インスタレーション、映画で構成されています。
光源としての太陽と熱源としての太陽、また「核」を連想させ、さらに宇宙や時間と関わる存在である太陽と私たちの関係を考察・鑑賞・体験するものです。
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【主な出品アーティスト】
ウィリアム・ブレイク、J.M.W.ターナー、ヨーゼフ・ボイス、河原 温、イミ・クネーベル、河口龍夫、殿敷 侃、若江漢字、アンゼルム・キーファー、佐藤一郎、山崎 博、畦地拓治、山中信夫、柴田敏雄、アンディ・ゴールズワージー、鈴木理策、中ザワヒデキ、福田美蘭、志水児王、冨井大裕、田中功起、松井 茂、五月女哲平
主 催: 栃木県立美術館
(同展HPより)
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7月24日の朝日新聞夕刊にて同展が紹介されました。
7月24日
朝日新聞夕刊
「マンハッタンの太陽」 ほのめかされる宇宙の摂理
編集委員・大西若人
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●『殿敷侃 遺作展』カタログのご案内
『殿敷侃 遺作展』カタログ
2013年
ときの忘れもの 発行
15ページ
25.6x18.1cm
執筆:濱本聰
図版:21点
価格:800円(税込)
※送料別途250円
2013年8月開催の「殿敷侃 遺作展」のカタログです。
広島で生まれた殿敷侃は、被爆体験をもとにヒロシマにまつわる遺品や記憶を細密極まる点描で描き、後に古タイヤなどの廃品で会場を埋めつくすというインスタレーションで現代社会の不条理に対して批判的・挑発的なメッセージを発信し、1992年50歳で亡くなりました。
このブログでは「殿敷侃の遺したもの」を記録するため「久保エディション第4回~殿敷侃」はじめ、濱本聰(下関市立美術館)さん、山田博規さん(広島県はつかいち美術ギャラリー)、友利香さん、土屋公雄さん、西田考作さんらに寄稿(再録も含む)していただきました。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
夕方には公認会計士のU先生が決算書類を持って来廊、亭主の山あり谷あり(いや、谷あり谷ありでした)の人生に30数年も付き合わされてきた方ですが、最近は亭主の押し売りも減って(随分と買っていただきました)、少しホッとしたご様子。
U先生「取引先にワタヌキさんから押し付けられた草間さんを何枚贈ったことか」
亭主「それ、何とか買い戻してくださいよ」
てな呑気なやり取りがあり、今期も無事何とか越せそうだと話しているところに、異端のコレクターSさんが来廊、暑気払いに一杯やりましょうと近くのお蕎麦やさんに繰り出しました。
U先生もこの業界に関係して長いのですが、本格異端のSさんのラディカルなコレクション談義には目を白黒されておりました。
ときの忘れものでは31日まで「殿敷侃 遺作展」を開催していますが、偶然ですが、この夏、殿敷侃の作品展示が広島のはつかいち美術ギャラリーと栃木県立美術館で行なわれています。
まだ展覧会に行っていないので、詳しい出品内容はわかりませんが、栃木県立美術館のHPなどから概要をご紹介します。


「マンハッタンの太陽
THERMODYNAMICS OF THE SUN
光学芸術から熱学芸術への拡張:18世紀から21世紀の“太陽画”の系譜」
会期=2013年7月13日(土)~2013年9月23日(月・祝)
栃木県立美術館
展覧会名になっている「マンハッタンの太陽」とは、本展の主役である作家山中信夫が1980年に制作した連作のタイトルです。
山中は手製のピンホールカメラでニューヨーク・マンハッタンを撮影し、まるで金環食のように眩い作品を生み出しました。このシリーズはその後、1980年から81年にかけて制作された「東京の太陽」に発展し、1979年に発表した「マチュピチュの太陽」とともに1982年のパリ・ビエンナーレに出品され大きな反響を呼びます。しかしその帰国途中に再度立ち寄ったニューヨークで亡くなり、34歳の生涯を閉じました。
本展は、山中信夫の作品や関連資料を中心に、18世紀から21世紀までの20余人のアーティストたちの約140点の絵画、彫刻、写真、映像、版画、インスタレーション、映画で構成されています。
光源としての太陽と熱源としての太陽、また「核」を連想させ、さらに宇宙や時間と関わる存在である太陽と私たちの関係を考察・鑑賞・体験するものです。
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【主な出品アーティスト】
ウィリアム・ブレイク、J.M.W.ターナー、ヨーゼフ・ボイス、河原 温、イミ・クネーベル、河口龍夫、殿敷 侃、若江漢字、アンゼルム・キーファー、佐藤一郎、山崎 博、畦地拓治、山中信夫、柴田敏雄、アンディ・ゴールズワージー、鈴木理策、中ザワヒデキ、福田美蘭、志水児王、冨井大裕、田中功起、松井 茂、五月女哲平
主 催: 栃木県立美術館
(同展HPより)
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7月24日の朝日新聞夕刊にて同展が紹介されました。

朝日新聞夕刊
「マンハッタンの太陽」 ほのめかされる宇宙の摂理
編集委員・大西若人
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●『殿敷侃 遺作展』カタログのご案内

2013年
ときの忘れもの 発行
15ページ
25.6x18.1cm
執筆:濱本聰
図版:21点
価格:800円(税込)
※送料別途250円
2013年8月開催の「殿敷侃 遺作展」のカタログです。
広島で生まれた殿敷侃は、被爆体験をもとにヒロシマにまつわる遺品や記憶を細密極まる点描で描き、後に古タイヤなどの廃品で会場を埋めつくすというインスタレーションで現代社会の不条理に対して批判的・挑発的なメッセージを発信し、1992年50歳で亡くなりました。
このブログでは「殿敷侃の遺したもの」を記録するため「久保エディション第4回~殿敷侃」はじめ、濱本聰(下関市立美術館)さん、山田博規さん(広島県はつかいち美術ギャラリー)、友利香さん、土屋公雄さん、西田考作さんらに寄稿(再録も含む)していただきました。
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