先日は井桁裕子さんに映画「ハーメルン」の紹介をしていただきました。
福島の廃校になった学校が舞台ですが、撮影から公開にいたるまで、監督の坪川さんたちの悪戦苦闘があったようです。
何はともあれ公開に漕ぎ着けられたことは嬉しい。亭主も楽しみにしています。

全国の過疎の町や村で次々に学校が廃校になっているのは知っていましたが、まさか自分の学んだ小学校が廃校になってしまうなんて亭主はうかつにも想像すらしませんでした。

今年の正月に愛妻に「月一温泉」を宣言したので、毎月日程をやりくりして温泉に行っています。
7月は露天風呂愛好会の仲間と「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム展」を見がてら岩手に二泊で旅行してきました。
先月8月は、孫達に元気なうちに父祖の地を見せておかねばと、長男一家を誘い、故郷の群馬県吾妻郡嬬恋村を久しぶりに訪ねました。
面積では全国ベスト10に入る広大な高原地帯、大自然の美しさ(上信越高原国立公園内にある)は格別です。
しかし人口は既に1万人を割っている状態。
亭主が小学校1年から中学校卒業まで過ごしたのは嬬恋村の真ん中あたり、三原という集落ですが、小学校(嬬恋村立東小学校)は山の中腹にあり、亭主の住んでいたのは校門の直ぐ前、つまり始業の鐘がなってから起きても間に合う至近距離でした。
親戚の家を訪ね、あれこれ昔話をしていたのですが、「三原はいま過疎でね、東小学校も統合でなくなってしまったのよ」と聞いて呆然としました。

まさか!
亭主の小学校時代(昭和20年代後半から30年代初頭)、三原は嬬恋村の中心だった。なにせ鉄道(草軽電鉄)の駅はある、銀行だってあった。八百屋も洋品店も食堂もある、嬬恋一の「まち」だったのに・・・・・
東小学校は分校がいくつもある、文字通り「本校」だった。
嬬恋東小
今春3月で閉校になった母校の庭で。

校庭
人っ子一人いない校庭で遊ぶ亭主の孫二人。

天神
ここが亭主の子供時代を過ごしたところ。

嬬恋国民休暇村
泊まったのは標高1400mにある鹿沢の国民休暇村。
冷気漂う窓から眺める嬬恋の山なみ。亭主の子供時代はここでスキーを楽しみました。

朝のお散歩
ひんやりする気持ちの良い朝の空気の中でお散歩会。

白根湯釜
嬬恋村の北端、白根山(山頂はお隣の草津町)に孫たちと久しぶりに登りました。後ろの湖は湯釜(火山湖)。因みに南端が浅間山。

愛妻の鐘
愛妻の丘で末永く社長を大切にすると誓いました。