この夏が記録的な猛暑だったので秋が待ち遠しかったのですが、暑さは10月まで続き、気がつけばもう11月も後半。
秋の紅葉を楽しむひまもなく、既に年末の足音が・・・・

12月、ときの忘れものの取り扱い作家で最長老のお二人、宮脇愛子ジョナス・メカスの「新作展」を開催します。
1
12月4日(水)ー12月14日(土)
84歳を迎えた宮脇愛子先生が制作したドローイング及び立体による「宮脇愛子新作展」を開催します。
12月7日(土)15時~16時まで、宮脇先生を囲んでレセプションを開催しますので、ぜひお出かけください。

私たちが宮脇愛子先生の銅版画を初めてエディションしたのは1980年、当時銀座6丁目の並木通りにあったギャラリーせいほうでの「宮脇愛子展」でそれらは発表されました。
ときの忘れものでも2010年に「宮脇愛子とマン・レイ展」を、2012年にはギャラリーせいほうとの二会場で「宮脇愛子展」を開催してきました。
初めての展覧会から33年、再び新作による個展を開催できる運びとなりました。
宮脇制作風景1
新作ドローイングを制作する宮脇愛子先生

宮脇制作風景2宮脇制作風景3

宮脇先生の独創である、しなやかな金属ワイヤによる[うつろい]がもたらす軽やかで爽やかな空間のゆらぎは、自然と人間の感性が共鳴する新たな現代美術の可能性を人々に訴えかけ、内外に高い評価を獲得しています。
今回の新作ドローイングも[うつろい]に通じる軽やかな線描が黒の地に美しく描かれています。
どうぞご期待ください。

宮脇愛子
1929年東京生まれ。1952年日本女子大学文学部史学科卒業。阿部展也、斎藤義重に師事。1957-66年欧米各地に滞在し、制作活動を行なう。真鍮、石、ガラスを用いた立体作品のほか油彩や墨絵を制作。代表的な彫刻作品《うつろひ》は、モンジュイック・オリンピック広場(バルセロナ)、ラ・デファンス(パリ)、奈義町現代美術館など世界各地にコレクションされている。1998年神奈川県立近代美術館で回顧展、国内外で多数開催。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから