ART EDITION 2013
会期=12月5日[木]―8日[日]
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先日のレポートではブースの設営完了までをお伝えしましたが、今回はフェア開催中の事について書かせていただきます。

設営は無事完了し、ノタノタと片付けも終わったところで来場者が入場を開始。
まだ正式な開場時間ではないので、人の入りもこんなモノなのかなーと思いつつ安藤忠雄のファンだと言う建築家のご夫妻の相手をしていると、そんな自分の横をゾロゾロと通り過ぎて行くスーツ姿の団体。慌てて会場入り口から外を見ると、オープニングスピーチその他はとっくに終了していました。

何とも締まりのない始まり方でしたが、気を入れ直してさぁこい! と構えるも、KIAFを基準に考えていた自分には拍子抜けするほど少ない人入りで、気がつけば夜の8時で初日はあっさり終了。ちなみにこの日の夕飯はホテル近くのスーパーで購入したソーセージロール、ガーリッククロワッサン(どちらも一パック6個入り)と、コンビニでラベルが英語表記だったので購入に踏み切れたプルコギおにぎりとビビンバおにぎりでした。以外と美味しかったのが悔しい…特にクロワッサンはガーリック味なのにクロワッサンなので同時に甘いという、中々不思議な味でした。

翌日。一般公開の初日ですが、平日ということもあって相変わらず人の入りは良好とは言い難し。今回話し相手になっていただいたり、お弁当をご馳走してもらったりとお世話になりっぱなしのギャラリーセラーの通訳さん曰く、この時期は似たようなイベントが複数開催されているため、互いに来場者を奪い合うような形になってしまっているとのこと。元は一つのイベントしかやってなかったそうなのですが、それが成功したので二匹目のドジョウを狙って…ということなのでしょうか。ともあれ、一時はまったく通路に来場者が見当たらないくらいノンビリとした二日目、今日も平和に終わりそうだなーと気を緩めていると、なんと置引きのアナウンスが! 幸い犯人(老人夫婦だったそうです)はその後逮捕されたそうですが、やはり今回のような小規模イベントは狙い目なのでしょうか。自分も気をつけねば…

さて、一昨日昨日と侘しい夕飯が続いた自分ですが、流石に哀れに思って下さったギャラリーセラーの鍛冶さんに、夕飯のお誘いをいただきました。この晩はギャラリーセラーのお二人にワイズアートスペースの安西さん、アルテ・ヴィータの岩村さん、以前釜山でお世話になったリーシーギャラリーのリーさん、そしてソウル、東山房画廊のパクさんにご一緒させていただき、リーさんがわざわざ下見までして下さったという焼き肉屋さんに連れて行ってもらいました。

以下その時の画像です。

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食べても食べてもわんこそばよろしく追加されるサンチュと、テーブルを埋め尽くす付け合わせとタレの数々、そして次々と現地人お二人の手で焼き上げられる牛肉と豚肉。一心不乱に食べて食べて、最後は牛カルビのキムチチゲと白いご飯をいただきました。どれも大変美味しかったです。お誘い下さった鍛冶さん、ご馳走してくださったリーさん、本当にありがとうございました!

DSCF0268_600食後の解散前に記念に一枚。
左からギャラリーセラーの武田さん、鍛冶さん、リーシーギャラリーのリーさん、ワイズアートスペースの安西さん、東山房画廊のパクさんとアルテ・ヴィータの岩村さん


一般公開二日目。週末ですし、今日こそはもっと来場者が来る筈! と意気込み、事実昨日よりは沢山の来場者があったのですが、やはり全体的な印象として人入りは少なかったです。何せ、終了30分前(19:30)には既に通路から来場者がいなくなってしまっていましたから。そして本日も成果はゼロ。皆さん安藤忠雄の名前に作品を見ては行かれるのですが…まぁ過ぎてしまったことはしょうがありません。ボウズの事実に消沈するも、その後の夕飯に期待がふくらみます。またしてもギャラリーセラーさんに誘っていただき、今晩はなんとフグのしゃぶしゃぶです! 魚のお頭と野菜を茹でた鍋にサッとフグの切り身を通し、野菜と一緒にタレに漬けてパクリ。正に至福の一時でございました。ちょっと変わった一品としてフグの天ぷらもいただきました。カレー粉をつけて食べるのですが、これが意外なほど美味しかったです。鍛治さん、昨日に続き、本当にありがとうございました!

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フェア4日目、最終日です。今日こそはー! と意気込むものの、やはり開場直後の来場者はまばらです。平日に比べれば以下の写真のようにそれなりに人は入ったのですが、結果は…無念! スタッフS屈辱の海外アートフェア初ボウズとなってしまいました。周りの画廊の方や知り合いの来場者の方々との話を総合すると、今回は作品のチョイスと客層の求める作品にズレがあったようです。他には私的に面白い話として、こちらでは建築家はアーティストと分けて考えられており、建築家として有名であっても、作品制作などには良い印象を持てない、と仰られる方がいらっしゃいました。その後に専業でやってても有名じゃなきゃダメだけどね、と言われて苦笑しましたが。所変われば物の見方も変わるものですねぇ。

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そこそこの慣れと釣果ゼロの結果、えらくアッサリと終わってしまった感がありますが、今回のレポートはこれにて終了でございます。相変わらず何のレポートか分からない長文に長々とお付き合い下さり、ありがとうございました。それでは、お時間があれば26日の「スタッフSの海外ネットサーフィン」でまたお会いしましょう。

(しんざわ ゆう)

以下の画像は出張レポート恒例、新澤独断と偏見によるフェア出展作品紹介です。
「これがエディション作品か…!」というものから「これがエディション作品か…?」というものまで、よろしければご覧ください。

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