<瀧口修造展@時の忘れもの、南青山、にて池田龍雄氏講演会。暖かい雰囲気でした。来週25日は瀧口修造語る「美というもの」録音、を聴く会だそうです。その場に居て見たい、けど、ダメだぁ(._.) >(AwanoYumiさんのtwitterより)
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ただいま開催中の「瀧口修造展 Ⅰ」には細江英公先生が撮影した「アトリエの瀧口修造」を出品展示しています。
やわらかな表情が印象的ですね。

細江英公
《瀧口修造》
1970年
20.3×30.4cm
ゼラチンシルバープリント
singed
展示はしていませんが、もう一点瀧口修造を囲んだ有名な写真があります。

細江英公「1970年3月30日」
1970年 23.6×29.5cm
ゼラチン・シルバー・プリント
singed
細江先生自らのコメントによれば、
<土方巽の写真集『鎌鼬』(現代思想社、1969年)が芸術選奨文部大臣賞を受賞した際、その祝賀会の記念撮影ですね。『鎌鼬』の関係者が勢揃いしています。瀧口先生には序文を書いてもらいました。私のディレクトで助手の中島秀雄と成田秀彦が撮影したものです。この時は私以外はカメラの方向を見ないでくれと指示したんですが、やはり応じる人と応じない人がいますねぇ。>
細江先生の指示で、皆さんあらぬ方を見ていますが、瀧口修造は指示に逆らって(というか無視して)カメラのレンズをじっと見つめています。
細江先生は、ん十万円だったかの賞金をはたいて瀧口修造、土方巽はじめ関係者を招いて赤坂プリンスホテルのレストランでお礼の宴を開きます。
そのときの記念写真です。
写っているのは11人。凄いメンバーです。
後列左から、加藤郁乎、横尾忠則、高橋睦郎、田中一光、川仁宏、種村季弘
前列左から、澁澤龍彦、土方巽、瀧口修造、細江英公、三好豊一郎
撮影場所は赤坂プリンスホテル旧館の中庭ですが、1928年竣工の建物は李氏朝鮮最後の王世子(皇太子)である李垠(い・うん 1897-1970)の東京邸だったもので、戦後西武の堤康次郎が買取りホテルにしたもの。
隣の新館(丹下健三設計、1983年)は解体されてしまいましたが、この建物は今も瀟洒な佇まいを見せています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
◆ときの忘れものは2014年1月8日[水]―1月25日[土]「瀧口修造展 Ⅰ」を開催しています。
2014年、3回に分けてドローイング、バーントドローイング、ロトデッサン、デカルコマニーなど瀧口修造作品を展示いたします(1月、3月、12月)。
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
●カタログのご案内
『瀧口修造展 I』図録
2013年
ときの忘れもの 発行
図版:44点
英文併記
21.5x15.2cm
ハードカバー
76ページ
執筆:土渕信彦「瀧口修造―人と作品」
再録:瀧口修造「私も描く」「手が先き、先きが手」
価格:2,100円(税込)
※送料別途250円(お申し込みはコチラへ)
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ただいま開催中の「瀧口修造展 Ⅰ」には細江英公先生が撮影した「アトリエの瀧口修造」を出品展示しています。
やわらかな表情が印象的ですね。

細江英公
《瀧口修造》
1970年
20.3×30.4cm
ゼラチンシルバープリント
singed
展示はしていませんが、もう一点瀧口修造を囲んだ有名な写真があります。

細江英公「1970年3月30日」
1970年 23.6×29.5cm
ゼラチン・シルバー・プリント
singed
細江先生自らのコメントによれば、
<土方巽の写真集『鎌鼬』(現代思想社、1969年)が芸術選奨文部大臣賞を受賞した際、その祝賀会の記念撮影ですね。『鎌鼬』の関係者が勢揃いしています。瀧口先生には序文を書いてもらいました。私のディレクトで助手の中島秀雄と成田秀彦が撮影したものです。この時は私以外はカメラの方向を見ないでくれと指示したんですが、やはり応じる人と応じない人がいますねぇ。>
細江先生の指示で、皆さんあらぬ方を見ていますが、瀧口修造は指示に逆らって(というか無視して)カメラのレンズをじっと見つめています。
細江先生は、ん十万円だったかの賞金をはたいて瀧口修造、土方巽はじめ関係者を招いて赤坂プリンスホテルのレストランでお礼の宴を開きます。
そのときの記念写真です。
写っているのは11人。凄いメンバーです。
後列左から、加藤郁乎、横尾忠則、高橋睦郎、田中一光、川仁宏、種村季弘
前列左から、澁澤龍彦、土方巽、瀧口修造、細江英公、三好豊一郎
撮影場所は赤坂プリンスホテル旧館の中庭ですが、1928年竣工の建物は李氏朝鮮最後の王世子(皇太子)である李垠(い・うん 1897-1970)の東京邸だったもので、戦後西武の堤康次郎が買取りホテルにしたもの。
隣の新館(丹下健三設計、1983年)は解体されてしまいましたが、この建物は今も瀟洒な佇まいを見せています。
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◆ときの忘れものは2014年1月8日[水]―1月25日[土]「瀧口修造展 Ⅰ」を開催しています。

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2013年
ときの忘れもの 発行
図版:44点
英文併記
21.5x15.2cm
ハードカバー
76ページ
執筆:土渕信彦「瀧口修造―人と作品」
再録:瀧口修造「私も描く」「手が先き、先きが手」
価格:2,100円(税込)
※送料別途250円(お申し込みはコチラへ)
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