六本木の森美術館で開館10周年記念の「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」が始まりました。

亭主は1983年にウォーホルの「KIKU」シリーズをエディションし、全国各地で大規模な版画展を企画しました。また史上最強のウォーホル・ウォッチャーだった栗山豊が遺した膨大なウォーホル資料を託されていることもあり、今回森美術館の学芸員さんたちに何度か取材を受けました。
今回の展覧会カタログの謝辞に「(故)栗山豊」とあるのはそのためです。学芸員さんたちの栗山への敬意に感激しました。

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会期:2014年2月1日(土)―5月6日(火・祝)
会場:森美術館
時間:10:00~22:00(火曜日のみ17:00まで)
会期中無休
※ただし2月11日(火・祝)、4月29日(火・祝)、5月6日(火・休)は22:00まで
※4月19日(土)は「六本木アートナイト2014」開催に伴い翌朝6:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで

ポップ・アートの旗手、アンディ・ウォーホル(1928-1987年)は、米国に生まれ、消費社会と大衆文化の時代を背景に活躍した、20世紀後半を代表するアーティストです。デザイナー、画家、映画制作者、社交家と多様な顔をもち、ジャンルを超えたマルチクリエーターとして活躍しました。
本展は、700点におよぶ初期から晩年までのウォーホルの作品と資料を包括的に紹介する、日本では過去最大級の回顧展です。作家の主要シリーズを網羅した本展はウォーホルを知らない人には「入門編」となります。また、《人体図》をはじめ、日本初公開の作品も多数含まれる本展は、ウォーホル通が見ても新たな発見や驚きがあることでしょう。(同展HPより)

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本展ではギャラリートークやレクチャーなど多くのイベントが開催されます。
4月19日(土)の夜に開催されるスペシャル・トークには、ギャラリー360°の根本寿幸さん、刷り師の石田了一さんと共にときの忘れもの亭主も出演します。

六本木アートナイト2014」関連企画
「日本で制作されたウォーホル作品:《Kiku》をめぐる物語

ウォーホル『KIKU3』600
アンディ・ウォーホル
「KIKU3」
1983年 刷り:石田了一

1974年、東京と神戸の大丸デパートでの個展で注目を浴びたウォーホル。1983年には日本を代表する花として菊を主題とした《Kiku》を発表しました。この作品の制作や日本におけるウォーホル展開催に携わった3者を迎え、作品誕生の秘話や日本におけるウォーホルの受容について紹介します。(同展HPより)

出演:根本寿幸(GALLERY360°ディレクター)、石田了一(摺師、石田了一工房代表)、綿貫不二夫(「ときの忘れもの」ディレクター)
日時:2014年4月19日(土) 20:00-21:30
会場:森美術館「アンディ・ウォーホル・カフェ」(六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビュー内)
定員:60名(要予約)
料金:無料(要展覧会チケット)

若い世代の皆さんたちにぜひ見てもらいたい展覧会です。
森美術館の展覧会は5月6日までですが、ときの忘れものでも4月19日~5月6日の会期でウォーホルの小展を計画しています。どうぞお楽しみに。

ジョナス・メカス新作映画の特別上映会

タイトル:「幸せな人生からの拾遺集」 
上映時間:68分
上映会日時:2014年2月28日(金)18時より
会場:ときの忘れもの
主催:メカス日本日記の会
会費:1000円
*要予約(定員に達しましたので、受付は終了しました)。