<青山のときの忘れもので、東京国立近代美術館の大谷省吾さんによるギャラリートークを聞いた。瀧口修造は戦前にもデカルコマニーの制作を試みているが、当時の作品は雑誌の図版で辿るほかない。写真は会場で配布された資料で、戦前の雑誌のコピー集。綾子夫人の文章も。曰く、「作者が同時に熱心な観賞者になれるのもデカルコマニイです。」>
(開康寛さんのfacebookより)
ただいま開催中の「瀧口修造展 II」へのお問い合わせや来廊者が前回よりも多いのはやはり瀧口修造というと、=デカルコマニーと思う人が多いせいかも知れません。
小さなサイズですが、遠くからでも人をひきつける力を持っています。
画面をクリックしてください。
瀧口修造
《Ⅱ-1》
デカルコマニー、水彩、紙
Image size: 14.0x12.3cm
Sheet size: 15.1x12.3cm
瀧口修造
《Ⅱ-2》
デカルコマニー、水彩、紙
Image size: 13.6x9.9cm
Sheet size: 13.6x9.9cm
瀧口修造
《Ⅱ-12》
デカルコマニー、紙
Image size: 5.4x9.0cm
Sheet size: 5.4x9.0cm
瀧口修造
《Ⅱ-8》
デカルコマニー、紙
※Ⅱ-7と対
Image size: 11.0x8.5cm
Sheet size: 13.7x9.8cm
ときの忘れものではずいぶん前から瀧口修造の作品紹介を準備してきました。
どんなに高名だろうと、その作家の作品が流通(個人が所有)しなければ真の評価はされない。
作家・作品を愛し、評価するのは「個人」であり、決して「機関」や「法人」ではありません。素晴らしいコレクションというのは必ず一人の人間の愛情と執念が作り出してきました。
造形作家としての瀧口修造を知っていただくために、ときの忘れものはホームページやブログで可能な限り正確で質の高い「瀧口修造に関する情報」を発信し、お客様が実際の展覧会で実物をご覧になるときに少しでも手助けとなるよう、心がけてきました。
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介しています。
●長年瀧口研究に取り組んできた土渕信彦さんが19回にわたり長期連載した「瀧口修造の箱舟」はコレクターとしての実践記録であり、身銭をきって購った瀧口修造の造形作品を多方面から論じています。
●同じく土渕信彦さんがカタログに執筆された「瀧口修造 人と作品」は簡潔な評伝であり、その造形作品の魅力を伝えています。
●造形作家としての瀧口修造を考える場合、その述懐である「手が先き、先きが手」はぜひ読んでおきたいテキストです。
●瀧口修造は同時代の多くの作家たちを励まし、評論を執筆しています。ときの忘れもののメイン作家である瑛九についても幾度となく論及しており、このブログで「瑛九の訪れ」など7つのテキストを、ご遺族のご許可をいただいて再録しています。
●久保貞次郎と福島辰夫によって企図された瀧口修造の詩による版画集『スフィンクス』も「久保エディション」のひとつとして紹介し、画廊で展示しました。
●瀧口によって励まされ創作を鼓舞された作家の一人、宮脇愛子先生のエッセイ「私が出逢った作家たち~瀧口修造」もぜひお読みください。
●ときの忘れものの展示と同時期に「タケミヤからの招待状」という好企画が開催されていますので、ぜひそちらにもお運びください。
会期:2014年3月3日(月)~3月28日(金)
会場:慶応義塾大学アート・スペース
●詩と音楽の雑誌『洪水』が精力的に瀧口修造を連続して特集しています。ときの忘れもので扱っています。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
■ときの忘れものは2014年3月12日[水]―3月29日[土]「瀧口修造展 II」開催しています(※会期中無休)。

今回は「瀧口修造展 Ⅰ」では展示しなかったデカルコマニー30点をご覧いただきます。
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
●カタログのご案内
『瀧口修造展 I』図録
2013年
ときの忘れもの 発行
図版:44点
英文併記
21.5x15.2cm
ハードカバー
76ページ
執筆:土渕信彦「瀧口修造―人と作品」
再録:瀧口修造「私も描く」「手が先き、先きが手」
価格:2,100円(税込)
※送料別途250円(お申し込みはコチラへ)
------------------------------------------
●本日のウォーホル語録
「もしぼくが娼婦のところに行くとしたら、ジョークを言ってくれることに対して、お金を支払うだろう。
―アンディ・ウォーホル」
ときの忘れものでは4月19日~5月6日の会期で「わが友ウォーホル」展を開催しますが、それに向けて、1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”をご紹介して行きます。
(開康寛さんのfacebookより)
ただいま開催中の「瀧口修造展 II」へのお問い合わせや来廊者が前回よりも多いのはやはり瀧口修造というと、=デカルコマニーと思う人が多いせいかも知れません。

画面をクリックしてください。

《Ⅱ-1》
デカルコマニー、水彩、紙
Image size: 14.0x12.3cm
Sheet size: 15.1x12.3cm

《Ⅱ-2》
デカルコマニー、水彩、紙
Image size: 13.6x9.9cm
Sheet size: 13.6x9.9cm

《Ⅱ-12》
デカルコマニー、紙
Image size: 5.4x9.0cm
Sheet size: 5.4x9.0cm

《Ⅱ-8》
デカルコマニー、紙
※Ⅱ-7と対
Image size: 11.0x8.5cm
Sheet size: 13.7x9.8cm
ときの忘れものではずいぶん前から瀧口修造の作品紹介を準備してきました。
どんなに高名だろうと、その作家の作品が流通(個人が所有)しなければ真の評価はされない。
作家・作品を愛し、評価するのは「個人」であり、決して「機関」や「法人」ではありません。素晴らしいコレクションというのは必ず一人の人間の愛情と執念が作り出してきました。
造形作家としての瀧口修造を知っていただくために、ときの忘れものはホームページやブログで可能な限り正確で質の高い「瀧口修造に関する情報」を発信し、お客様が実際の展覧会で実物をご覧になるときに少しでも手助けとなるよう、心がけてきました。
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介しています。
●長年瀧口研究に取り組んできた土渕信彦さんが19回にわたり長期連載した「瀧口修造の箱舟」はコレクターとしての実践記録であり、身銭をきって購った瀧口修造の造形作品を多方面から論じています。
●同じく土渕信彦さんがカタログに執筆された「瀧口修造 人と作品」は簡潔な評伝であり、その造形作品の魅力を伝えています。
●造形作家としての瀧口修造を考える場合、その述懐である「手が先き、先きが手」はぜひ読んでおきたいテキストです。
●瀧口修造は同時代の多くの作家たちを励まし、評論を執筆しています。ときの忘れもののメイン作家である瑛九についても幾度となく論及しており、このブログで「瑛九の訪れ」など7つのテキストを、ご遺族のご許可をいただいて再録しています。
●久保貞次郎と福島辰夫によって企図された瀧口修造の詩による版画集『スフィンクス』も「久保エディション」のひとつとして紹介し、画廊で展示しました。
●瀧口によって励まされ創作を鼓舞された作家の一人、宮脇愛子先生のエッセイ「私が出逢った作家たち~瀧口修造」もぜひお読みください。
●ときの忘れものの展示と同時期に「タケミヤからの招待状」という好企画が開催されていますので、ぜひそちらにもお運びください。
会期:2014年3月3日(月)~3月28日(金)
会場:慶応義塾大学アート・スペース
●詩と音楽の雑誌『洪水』が精力的に瀧口修造を連続して特集しています。ときの忘れもので扱っています。
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■ときの忘れものは2014年3月12日[水]―3月29日[土]「瀧口修造展 II」開催しています(※会期中無休)。

今回は「瀧口修造展 Ⅰ」では展示しなかったデカルコマニー30点をご覧いただきます。
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
●カタログのご案内

2013年
ときの忘れもの 発行
図版:44点
英文併記
21.5x15.2cm
ハードカバー
76ページ
執筆:土渕信彦「瀧口修造―人と作品」
再録:瀧口修造「私も描く」「手が先き、先きが手」
価格:2,100円(税込)
※送料別途250円(お申し込みはコチラへ)
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●本日のウォーホル語録
「もしぼくが娼婦のところに行くとしたら、ジョークを言ってくれることに対して、お金を支払うだろう。
―アンディ・ウォーホル」
ときの忘れものでは4月19日~5月6日の会期で「わが友ウォーホル」展を開催しますが、それに向けて、1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”をご紹介して行きます。
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