スタッフSの海外ネットサーフィン No.16
「ソウル発:スタッフSのKIAF/14レポート その1」


読者の皆様こんにちわ。
今月の「スタッフSの海外ネットサーフィン」ですが、現在筆者が海外アートフェア「KIAF/14」に参加中のため、出張レポートと合わせての更新です。例年通り三回に分けての掲載ですが、お時間があればどうぞお付き合い下さい。

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今年も去年同様、韓国行きの飛行機は羽田から朝の九時に離陸。早起きせねばと準備を急ぐも、手間取り寝付いたのは午後23時過ぎ、目覚ましはセットしたけど、起きれるかなぁ…などと不安だったものの、遠足当日の小学生よろしく午前4時には目を覚ましてしまい、二度寝するわけにもいかずに時間を潰す羽目になるという、微妙なスタートで家を出発。天気は悪くなく、早朝とあって大分涼しくなった街並を徒歩で駅に向かい、祝日のお陰で空いていた電車を乗り継いで一路羽田空港へ。

結局羽田へは二時間以上前に着いてしまい、おかげでチェックインカウンターもガラガラであっさり通過。後は搭乗ゲート付近で朝食を済ませてノンビリするかー、などと考えた自分でしたが、すぐにそれを後悔することになりました。うどん一杯840円てなんですか。結局カフェで総菜パンを3個ほど購入しましたが、次回シンガポールに行く時は絶対事前に何か食べておこうと誓いました。

そんな自分のどうでもいい誓いはともかく、番頭の尾立さんと作家の秋葉シスイさんとも無事合流して時間通りに始まった搭乗で飛行機内へ。やはり寝足りていなかったようで、安全についての説明が終わらない内から寝こけてしまい、気がついたらソウルに到着していたという有様でした。以前はたとえヨーロッパ行き(12時間)であっても機内で眠ることなどできなかった自分ですが、図太くなったものです。

入国審査で尾立さんが先に出口を出たことに気付かず、自分と秋葉さんが15分近く到着ゲート手前で待っていたせいで、とっくに尾立さんと合流していた作家の料治幸子さんをお待たせしてしまうポカもありましたが、その後のバス移動は特に問題なくソウル市内、COEXに到着。

現在COEXは10月の再オープンに向けて店舗設備の改装中らしく、会場周辺の景色がほぼ壁に覆われていることに戸惑いながらも会場内へ。
今年は去年とは違いかなり入り口に近い場所にスペースを貰えました。

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例年通りであればそこに一面だけ外された木箱が置いてある筈なのですが…なんと今回は全ての作品が既に取り出してあり、木箱自体は影も形もない。丁度配送担当者が納品書にサインを貰いに来たので聞いてみると、今年は保管場所が遠いので、早めに片付けたとの答えが。作品を取り出す手間が省けたのはいいけど、撤収時にややこしい事にならなきゃいいけど…まぁそれは後で悩めばいいことだと展示作業を開始。秋葉さんと尾立さん、料治さんと自分に分かれて作業中に箔画家の野口琢郎さんも合流され、時間こそかかりましたが無事展示は完成。キャプションの貼付けなどは明日に持ち越して、今日の所はこれにて終了。

この後は昨年まで利用していた会場から一駅のホテルが今回は予約出来なかったため、もう一駅離れた場所にある(妙に部屋が薄暗かったり、風呂場が妙に広かったり、バスタブがジェットバス仕様だったり、窓がカーテンではなく木戸の完全密閉だったりするけどスタッフは日本語も話せてとても親切な)ホテルにチェックインし、そのまま荷物を部屋に放り込むと近所の焼き肉屋に全員で突撃。お腹いっぱいに韓国焼き肉を堪能して一日を終わりました。

IMG_0356_600本日の労働と明日からのフェアの成功を祈って乾杯!
写っているのは左から作家の料治幸子さん、秋葉シスイさん、野口琢郎さん、ときの忘れもの大番頭の尾立麗子さん、そしてスタッフSこと新澤悠です。

IMG_0360_600まさにTHE韓国焼き肉と言わんばかりの取り合わせ。次々と焼き上がる肉をサンチュやキムチと共にひたすら食べ続ける、正に至福の一時でございました。


ときの忘れものブースの展示風景やフェアの様子に関しては、次回29日の記事にてご紹介させていただきます。

(しんざわ ゆう)

◆ときの忘れものは韓国ソウルの「KIAF 2014」に出展しています。ソウル出張中のスタッフSからのレポートは26日、29日、10月2日の3回にわけてお届けします。
KIAFロゴマーク

「KIAF/14」
会期=2014年9月24日[水]―9月29日[月]
プレビュー:9月24日[水](招待者のみ)
一般公開 :9月25日[木]―29日[月]

会場:COEX HALL A / B(韓国、ソウル)
ときの忘れものブースナンバー:A03
出品:秋葉シスイ、野口琢郎、料治幸子、オノサト・トシノブ、ナム・ジュン・パイク、瑛九、草間彌生、
公式サイト:www.kiaf.org/

●今日のお勧め作品はウィージーです。

20140926_weegee_03_fashionableウィージー WEEGEE
「The fashionable people
上流社会の人々」

1943年撮影(Printed later)
ゼラチンシルバープリント
26.7x36.5cm
裏面にスタンプあり

作家と作品については、小林美香さんのエッセイ「写真のバックストーリー」第7回をお読みください。

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