国内外の写真作品約3万点を収蔵する東京都写真美術館が大規模な改修工事のため、2016年8月まで長期休館することになり、9月22日にクロージング・レセプションが行なわれました。



玄関(というか裏口、ここの正面玄関からはついぞ入ったことはなかったなあ)には休館のお知らせ。

恵比寿ガーデンプレイスの一角にある同美術館は便のよさもあり入場者も多い

休館前の最後の企画展は「岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて」。ベトナム戦争はじめ戦場を駆け回った岡村さんの<人間の精神がカメラのレンズを通して、世界をどのように認識したか>を問う重い展示でした。

地下の会場では新人の登竜門となった「写真新世紀」展

写真新世紀の展示

福原義春館長はあいにく欠席でした。
レセプションでスピーチする印刷博物館館長の樺山紘一さん。

写真家の川内倫子さん


レセプションには写真界の多数の人が参加

床には今までの開催記録が。なかなかいいアイデアです。


外の通路壁面の大型パネルは写美のトレードマークでした。

植田正治の名作「妻のいる砂丘風景(III)」

ドアノーの「市庁舎前のキス,パリ」の前で、先日社長が交流勉強会に招かれたワンピース倶楽部の石鍋博子さんにばったり。
福原義春館長の休館に際してのメッセージを同館のHPより転載します。
~~~~~~
東京都写真美術館は世界でも数少ない写真と映像の専門美術館で、東京-パリ友好都市の関係から、パリのヨーロッパ写真館より一足先に1995年(平成7年)に恵比寿ガーデンプレイスに生まれました。
収蔵する作品数は30,528点(2014年3月末現在)に及び、その中にはすでに今日では得難くなった貴重な作品が多くあり、しかも、日本の作家のコレクションの厚みなどは、他館にないユニークなものです。
その後、写真文化は更に発展する一方、いわゆる銀塩フィルムや印画紙による20世紀型の写真がデジタルの世界に急速に変わっています。今や当館のコレクションは旧世代の貴重な写真を中心とし、更にデジタル写真文化への移行を記録し続けています。そしてまた映像という新しく開けていく分野にも注目しています。写真の歴史を通じて、作家たちが何をどう表現したかをダイナミックに伝えることこそこの館の仕事だと考えています。
現在、当館は経年劣化に伴う設備機器の更新等を行うため、2016年8月末(予定)まで休館していますが、その間も、職員一同は企画、研究、教育普及活動等それぞれの専門分野において世界的な活動を続けております。
長期にわたる休館となりますが、文化の蓄積・継承を通じた社会発展への貢献を果たすため、皆様の格別のご理解とご高配のほどお願い申し上げます。
~~~~~~~~
●今日のお勧めは、写真美術館に敬意を表して植田正治とロベール・ドアノーです。

植田正治 Shoji UEDA
《作品》
1950年頃
ゼラチンシルバープリント
(ヴィンテージ)
17.2×25.6cm
サインあり
*鳥取の植田正治写真美術館に問い合わせたのですが、この写真は同美術館にもなくネガも残されていないとのこと。ときの忘れもののちょっと自慢のコレクションです。
ロベール・ドアノー
「Le ptit balcon かわいいバルコニー」
1953
Gelatin silver print
Image size: 24.0x34.5cm
Sheet size: 30.3x40.5cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから



玄関(というか裏口、ここの正面玄関からはついぞ入ったことはなかったなあ)には休館のお知らせ。

恵比寿ガーデンプレイスの一角にある同美術館は便のよさもあり入場者も多い

休館前の最後の企画展は「岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて」。ベトナム戦争はじめ戦場を駆け回った岡村さんの<人間の精神がカメラのレンズを通して、世界をどのように認識したか>を問う重い展示でした。

地下の会場では新人の登竜門となった「写真新世紀」展

写真新世紀の展示

福原義春館長はあいにく欠席でした。
レセプションでスピーチする印刷博物館館長の樺山紘一さん。

写真家の川内倫子さん


レセプションには写真界の多数の人が参加

床には今までの開催記録が。なかなかいいアイデアです。


外の通路壁面の大型パネルは写美のトレードマークでした。

植田正治の名作「妻のいる砂丘風景(III)」

ドアノーの「市庁舎前のキス,パリ」の前で、先日社長が交流勉強会に招かれたワンピース倶楽部の石鍋博子さんにばったり。
福原義春館長の休館に際してのメッセージを同館のHPより転載します。
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東京都写真美術館は世界でも数少ない写真と映像の専門美術館で、東京-パリ友好都市の関係から、パリのヨーロッパ写真館より一足先に1995年(平成7年)に恵比寿ガーデンプレイスに生まれました。
収蔵する作品数は30,528点(2014年3月末現在)に及び、その中にはすでに今日では得難くなった貴重な作品が多くあり、しかも、日本の作家のコレクションの厚みなどは、他館にないユニークなものです。
その後、写真文化は更に発展する一方、いわゆる銀塩フィルムや印画紙による20世紀型の写真がデジタルの世界に急速に変わっています。今や当館のコレクションは旧世代の貴重な写真を中心とし、更にデジタル写真文化への移行を記録し続けています。そしてまた映像という新しく開けていく分野にも注目しています。写真の歴史を通じて、作家たちが何をどう表現したかをダイナミックに伝えることこそこの館の仕事だと考えています。
現在、当館は経年劣化に伴う設備機器の更新等を行うため、2016年8月末(予定)まで休館していますが、その間も、職員一同は企画、研究、教育普及活動等それぞれの専門分野において世界的な活動を続けております。
長期にわたる休館となりますが、文化の蓄積・継承を通じた社会発展への貢献を果たすため、皆様の格別のご理解とご高配のほどお願い申し上げます。
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●今日のお勧めは、写真美術館に敬意を表して植田正治とロベール・ドアノーです。

植田正治 Shoji UEDA
《作品》
1950年頃
ゼラチンシルバープリント
(ヴィンテージ)
17.2×25.6cm
サインあり
*鳥取の植田正治写真美術館に問い合わせたのですが、この写真は同美術館にもなくネガも残されていないとのこと。ときの忘れもののちょっと自慢のコレクションです。

「Le ptit balcon かわいいバルコニー」
1953
Gelatin silver print
Image size: 24.0x34.5cm
Sheet size: 30.3x40.5cm
Signed
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