社長の恩師・久保貞次郎先生は栃木県真岡の旧家のご当主でした。
東京、真岡、軽井沢の別荘を往来する多忙な日々でしたが、膨大なコレクションのほとんどが真岡のお屋敷の数棟あった蔵の中に収蔵されていました。
その真岡のお屋敷が「久保記念観光文化交流館」として新たに市民に公開されたことは先般ご案内しましたが、そこで今、靉嘔展が開催されています。
20150107靉嘔展 表20150107靉嘔展 裏

「靉嘔」展
会期:2015年1月7日[水]~3月22日[日]
会場:久保記念観光文化交流館 美術品展示館
   〒321-4305 栃木県真岡市荒町1105番地1
   Tel. 0285-82-2012
時間:9:00~18:00(入館は17:30まで)
観覧料無料

「虹のアーティスト」として国際的に評価されている靉嘔(本名:飯島孝雄)は、1931年に茨城県に生まれました。1950年代には、瑛九を中心とする「デモクラート美術家協会」のメンバーとなり、瑛九と交流のあった久保貞次郎ともその頃に出会い親交していました。1958年からは、ニューヨークを拠点に活動し、前衛芸術家グループ「フルクサス」に参加、作品に虹が現れ始めるのは1962年からです。以後、身近にあるモチーフや誰もが知るイメージに虹をかけ、靉嘔の虹の探求は現在まで50年以上様々なバリエーションで続けられています。
本展では、久保コレクションの中から、靉嘔の初期の油彩、水彩、コラージュから大作《グッドバイ・ムッシュウ・ゴーギャン》などの鮮やかな虹の作品の数々を紹介いたします。(本展チラシより転載)

●ときの忘れもののコレクションから靉嘔の初期油彩をご紹介します。
ayo_21_work靉嘔
「(作品)」
1958年
油彩
32.0x41.0cm
Signed

ay-o靉嘔
「move by raibow an animale! #13」
1963年
ミクスドメディア
47.2x47.9x17.2cm
Signed
*久保旧蔵作品

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福井県立美術館では2月8日まで『福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み―中上光雄・陽子コレクションによる―』が開催されています。ときの忘れものが編集を担当したカタログと、同展記念の特別頒布作品(オノサト・トシノブ、吉原英雄、靉嘔)のご案内はコチラをご覧ください。