"Work of the Print Studio Exhibition -Okabe Print Studio-" at MUSEUM HAUS KASUYA
木版、銅版、石版(リトグラフ)と並ぶ版画技法であるシルクスクリーンの歴史において重要な役割を果たした刷り師の岡部徳三さんが亡くなって9年が経つ。
日本でシルクスクリーンが版画技法として幅広く使われだしたのは近々数十年に過ぎません。
シルクスクリーンの技法を開拓し、版画工房を起こし、版元としても活発なエディション活動を行ない、日本の現代版画史において大きな役割を果たしたのが名人刷り師(プリンターといった方が似合う)岡部徳三さんでした。
亡くなったのは2006年6月9日、74歳でした。
亭主は1974年に現代版画センターを創立したのですが、久保貞次郎先生の紹介で知り合い、以後亡くなるまでご指導いただきました。
亭主の最初のエディションは岡部さんの刷った靉嘔とオノサト・トシノブでした。

1983年6月7日
アンディ・ウォーホル展オープニング
岡部徳三(左)
於・渋谷パルコ
岡部さんが亡くなり岡部版画工房の存続が危ぶまれたのですが、未亡人(も先年お亡くなりになりました)やスタッフたちの奮闘で、今も元気で活動を継続されています。
横須賀のカスヤの森現代美術館で岡部工房展が開催されています。
「版画工房の仕事 ―岡部版画工房―」
会期:2015年4月1日[水]~5月31日[日]
会場:カスヤの森現代美術館
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
月・火休館(5月4日、5月5日は開館)
展示作品:靉嘔、磯辺行久、井田照一、榎倉康二、オノサト・トシノブ、草間彌生、合田佐和子、斎藤義重、中西夏之、元永定正、横尾忠則、四谷シモン、ジョン・ケージ、ナム・ジュン・パイクなどのシルクスクリーン版画
岡部徳三は1964年、自刷りの版画家ではないアーティストの自由な発想をシルクスクリーン版画にし、販売するというシステムを取り入れた版画工房を日本の草分けとして開設した。
これまで工房では、草間彌生やNam June Paikなど世界的な評価を得ている作家をはじめ、国内外で活躍する優れたアーティストとのコラボレーションにより数多くの作品を世に送り出している。
そして、シルクスクリーンという媒体を介してそれぞれのアーティストの新たな魅力を引き出すとともに作品を複数制作することにより、現代美術をより身近な存在にし、その活動を下支えする重要な役割も果たしている。
岡部は工房での制作を通し、より実践的な技術を伝承、後に続く者を牽引し続け版画制作の可能性を常に追求。後年はその実績を買われ講師として複数の大学等で長期にわたり教鞭を執るなど若手の育成にも尽力した。
2006年に岡部徳三は逝去するが、現在も「職人になれ、職人としての自覚を持つように」という精神は受け継がれ、工房での版画制作は続いている。
工房に集う者は、美術家、映像作家、音楽家、写真家、人形作家、デザイナーと様々な分野にわたり、アーティストと刷師のコラボレーションのもと、日々研究と試行錯誤を重ねながら、新しい版画表現とオリジナルな技術が生み出されている。
本展では岡部版画工房の協力により、工房で制作された1500種類を越える作品の中から代表作の約40点を展示、作品を通し版画工房の仕事を紹介する。(同展HPより転載)
●特別イベント
岡部版画工房によるワークショップ
「シルクスクリーン版画についての解説と簡単な制作体験」
工房の用意した版を使用して、実際にシルクスクリーンの刷りの工程を体験していただきます(スキージでインクを捺染する等)。当日制作した版画はお持ち帰りいただけます。
日時:2015年5月10日(日)14:00~15:30
会費:500円(入館料別)
※先着20名・お電話等でお申し込み下さい Tel. 046-852-3030
~~~~~~~~~~~
●亭主が岡部さんに刷ってもらった作品をご紹介します。

靉嘔 Ay-O
「I love you」
1974年
シルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
53.0x34.0cm
Ed.11,111
サインあり

オノサト・トシノブ Toshinobu ONOSATO
「Galaxy」
1981年
シルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
イメージサイズ:43.7x100.0cm
シートサイズ:54.8x111.0cm
Ed.150
サインあり
※レゾネNo.174

ジョナス・メカス Jonas MEKAS
「モントークのピーター・ビアード 1974」
1983年
シルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
37.5x51.0cm
Ed.75
サインあり
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
木版、銅版、石版(リトグラフ)と並ぶ版画技法であるシルクスクリーンの歴史において重要な役割を果たした刷り師の岡部徳三さんが亡くなって9年が経つ。
日本でシルクスクリーンが版画技法として幅広く使われだしたのは近々数十年に過ぎません。
シルクスクリーンの技法を開拓し、版画工房を起こし、版元としても活発なエディション活動を行ない、日本の現代版画史において大きな役割を果たしたのが名人刷り師(プリンターといった方が似合う)岡部徳三さんでした。
亡くなったのは2006年6月9日、74歳でした。
亭主は1974年に現代版画センターを創立したのですが、久保貞次郎先生の紹介で知り合い、以後亡くなるまでご指導いただきました。
亭主の最初のエディションは岡部さんの刷った靉嘔とオノサト・トシノブでした。

1983年6月7日
アンディ・ウォーホル展オープニング
岡部徳三(左)
於・渋谷パルコ
岡部さんが亡くなり岡部版画工房の存続が危ぶまれたのですが、未亡人(も先年お亡くなりになりました)やスタッフたちの奮闘で、今も元気で活動を継続されています。
横須賀のカスヤの森現代美術館で岡部工房展が開催されています。
「版画工房の仕事 ―岡部版画工房―」
会期:2015年4月1日[水]~5月31日[日]
会場:カスヤの森現代美術館
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
月・火休館(5月4日、5月5日は開館)
展示作品:靉嘔、磯辺行久、井田照一、榎倉康二、オノサト・トシノブ、草間彌生、合田佐和子、斎藤義重、中西夏之、元永定正、横尾忠則、四谷シモン、ジョン・ケージ、ナム・ジュン・パイクなどのシルクスクリーン版画
岡部徳三は1964年、自刷りの版画家ではないアーティストの自由な発想をシルクスクリーン版画にし、販売するというシステムを取り入れた版画工房を日本の草分けとして開設した。
これまで工房では、草間彌生やNam June Paikなど世界的な評価を得ている作家をはじめ、国内外で活躍する優れたアーティストとのコラボレーションにより数多くの作品を世に送り出している。
そして、シルクスクリーンという媒体を介してそれぞれのアーティストの新たな魅力を引き出すとともに作品を複数制作することにより、現代美術をより身近な存在にし、その活動を下支えする重要な役割も果たしている。
岡部は工房での制作を通し、より実践的な技術を伝承、後に続く者を牽引し続け版画制作の可能性を常に追求。後年はその実績を買われ講師として複数の大学等で長期にわたり教鞭を執るなど若手の育成にも尽力した。
2006年に岡部徳三は逝去するが、現在も「職人になれ、職人としての自覚を持つように」という精神は受け継がれ、工房での版画制作は続いている。
工房に集う者は、美術家、映像作家、音楽家、写真家、人形作家、デザイナーと様々な分野にわたり、アーティストと刷師のコラボレーションのもと、日々研究と試行錯誤を重ねながら、新しい版画表現とオリジナルな技術が生み出されている。
本展では岡部版画工房の協力により、工房で制作された1500種類を越える作品の中から代表作の約40点を展示、作品を通し版画工房の仕事を紹介する。(同展HPより転載)
●特別イベント
岡部版画工房によるワークショップ
「シルクスクリーン版画についての解説と簡単な制作体験」
工房の用意した版を使用して、実際にシルクスクリーンの刷りの工程を体験していただきます(スキージでインクを捺染する等)。当日制作した版画はお持ち帰りいただけます。
日時:2015年5月10日(日)14:00~15:30
会費:500円(入館料別)
※先着20名・お電話等でお申し込み下さい Tel. 046-852-3030
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●亭主が岡部さんに刷ってもらった作品をご紹介します。

靉嘔 Ay-O
「I love you」
1974年
シルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
53.0x34.0cm
Ed.11,111
サインあり

オノサト・トシノブ Toshinobu ONOSATO
「Galaxy」
1981年
シルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
イメージサイズ:43.7x100.0cm
シートサイズ:54.8x111.0cm
Ed.150
サインあり
※レゾネNo.174

ジョナス・メカス Jonas MEKAS
「モントークのピーター・ビアード 1974」
1983年
シルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
37.5x51.0cm
Ed.75
サインあり
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