Q Ei's photo dessin "Profile"
二つの瑛九作品を見比べてください。
A)は今回、ときの忘れもので展示しているもの(出品No.19)、
B)は、65年前の雑誌『みづゑ』1950年12月号に掲載された図版です。

A)瑛九「横顔」
1950年頃
フォトデッサン(ゼラチン・シルバー・プリント)
28.5×22.1cm

B)瑛九「横顔」
『みづゑ』1950年12月号に掲載
『みずゑ』1950年12月号
左右逆になっていますが、同じ「型紙」を使って制作されたことが一目瞭然です。
つまり型紙をひっくり返して制作された2点の作品です。

『みづゑ』1950年12月号のテキストは久保貞次郎先生です。
それから考えると、掲載された瑛九のフォトデッサンは久保先生のコレクションでしょう。

~~~~~~~~~~


16日から開催している「第26回瑛九展 光を求めて」には、フォトデッサンを中心に展示しています。
フォトデッサンというのは瑛九の造語で、1920年代初頭にマン・レイとモホリ=ナジがさかんに制作した「フォトグラム」と同義です。
カメラを用いずに、印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法により制作された写真作品のことで、技法的にはゼラチン・シルバープリントと表記されます。
瑛九はフォトデッサン(フォトグラム)を制作する際に自ら鋏を使って切り抜いた「型紙」を使うことが多かったのですが、それら型紙はアトリエに膨大に残されていて、現在は宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館などに「資料」として多数収蔵されています。
ときの忘れものは型紙を資料としてではなく、独立した「作品」としてコレクションしており、2011年9月の「第21回瑛九展 46の光のかけら」では型紙だけの展覧会を開催しました。今回も3点の型紙を「作品」として出品しています。
◆ときの忘れものは2015年5月16日[土]―5月30日[土]「第26回瑛九展 光を求めて」を開催しています(*会期中無休)。
1995年の開廊以来、シリーズ企画として取り組んできた「瑛九展」ですが、第26回となる今回は「光を求めて」と題して、フォトデッサンを中心に、油彩、水彩、フォトデッサンの制作材料とした型紙など約30点を展示します。
価格リストをご希望の方は、「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してメールにてお申し込みください
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A)は今回、ときの忘れもので展示しているもの(出品No.19)、
B)は、65年前の雑誌『みづゑ』1950年12月号に掲載された図版です。

A)瑛九「横顔」
1950年頃
フォトデッサン(ゼラチン・シルバー・プリント)
28.5×22.1cm

B)瑛九「横顔」
『みづゑ』1950年12月号に掲載

左右逆になっていますが、同じ「型紙」を使って制作されたことが一目瞭然です。
つまり型紙をひっくり返して制作された2点の作品です。

『みづゑ』1950年12月号のテキストは久保貞次郎先生です。
それから考えると、掲載された瑛九のフォトデッサンは久保先生のコレクションでしょう。

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16日から開催している「第26回瑛九展 光を求めて」には、フォトデッサンを中心に展示しています。
フォトデッサンというのは瑛九の造語で、1920年代初頭にマン・レイとモホリ=ナジがさかんに制作した「フォトグラム」と同義です。
カメラを用いずに、印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法により制作された写真作品のことで、技法的にはゼラチン・シルバープリントと表記されます。
瑛九はフォトデッサン(フォトグラム)を制作する際に自ら鋏を使って切り抜いた「型紙」を使うことが多かったのですが、それら型紙はアトリエに膨大に残されていて、現在は宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館などに「資料」として多数収蔵されています。
ときの忘れものは型紙を資料としてではなく、独立した「作品」としてコレクションしており、2011年9月の「第21回瑛九展 46の光のかけら」では型紙だけの展覧会を開催しました。今回も3点の型紙を「作品」として出品しています。
◆ときの忘れものは2015年5月16日[土]―5月30日[土]「第26回瑛九展 光を求めて」を開催しています(*会期中無休)。

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