音楽に感動するときは、出している音に十分なだけの、ちょうど合ったエネルギーがあるときだと思う。それが合ってない時や、全然エネルギーがないときは、ただ大きいだけ、小さくてもうるさいのだと。だから、ぴったりきたときのライブが感動するんだと思う。もう二度と生では聴けない、ということ。
(富田牧子さんのfacebookより)

6月26日に開催した「木坂宏次朗展 AT THE STILL POINT」のレセプションで富田牧子さんがチェロの演奏をしてくださいました。
一軒家時代には友人の小林淳子さんのミニコンサートを幾度か催したのですが、今の空間になってから楽器が鳴ったことはありませんでした。
初めて富田さんの演奏に接し亭主と社長は深く感動し、機会があったらじっくりとお聴きしたいと願っていました。

待望の富田牧子さんのチェロコンサートが来月開催されます。

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「富田牧子 無伴奏チェロの夕べ
〜ガット弦で弾く、J.S.バッハとコダーイ」

とき:2015年10月12日(月・祝)18時開演
ところ:同仁キリスト教会
  東京都文京区目白台3-10-9

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調、第3番 ハ長調
コダーイ:無伴奏チェロソナタ 作品8

お申込・お問合せ:アレグロミュージック
電話:03-5216-7131(平日 10:00~18:00)

Ticket: 3500 yen in advance [ 4000 yen at the door ] / Students 2000 yen
Reservation: Allegro Music 03-5216-7131

gut feeling! ~よし、これでいこう!

バロック時代のJ.S.バッハをその頃のスタイルのチェロで、
20世紀初めのハンガリーのコダーイを現代のスタイルのチェロで、
両方の楽器にガット(羊の腸)弦を張って演奏します。
音楽という言葉の抑揚や陰影、音色の豊かさを無限に表現できるガット弦。
木の楽器がもっと生きたものになり、
人間が弾く意味がもっと深くなる…
近現代の、楽器と演奏技術の「発展」と「進歩」に貢献したエンドピンとスチール弦。
硬く、重い金属を取ってみたら、ずいぶん身体が楽になりました。
コダーイをガット弦で弾くのは今回が初めてになります。
時を遡るのではなく、それぞれの作品が今、新しく生まれる。
「腑(gut)に落ちる」音楽でありたいと思います。

よろしければ、ぜひお越しください。
会場でお会いできますのを楽しみにしております。
(富田牧子)
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kisaka02木坂宏次朗さんと富田牧子さん

kisaka03

kisaka04ときの忘れものの木造の空間は狭いけれど天井高が約5mあり、音響が良いので、来年はときどき小さなコンサートを開きたいと考えています。

●今日のお勧めは田中長徳です。
田中長徳nega-51_600田中長徳 
「〈WIEN 2グラムの光〉#51 Salzburg 1976」
1976年撮影(2015年プリント)
Image size: 31.5x21.0cm
Sheet size: 27.9x35.5cm
サインあり

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■田中長徳 Chotoku TANAKA(1947-)
1947年 東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。日本デザインセンター勤務を経てフリーランス写真家となる。
1973年から7年間ウィーンに滞在。日本人写真家の巡廻展「NEUE FOTOGRAFIE AUS JAPAN」に参加。文化庁派遣芸術家として、MOMA(ニューヨーク近代美術館)にてアメリカの現代写真を研究。個展多数開催。『銘機礼賛』『屋根裏プラハ』『LEICA, My Life』など著書は125冊に及ぶ。

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関根伸夫、奈良原一高の各5作品の他、葉栗剛、小野隆生、元永定正、オノサト・トシノブ、瑛九の作品をご紹介します。