亭主が思わぬ事故に遭ってから4ヶ月が経ちました。
その間、毎週病院に通い、療法士さんから厳しいリハビリ訓練を受けてきました。
仕事や付き合いで夜が遅くなっても、翌朝は必ず6時に起床し、こ一時間リハビリに励む毎日です。
アスリートやバレリーナが一日練習を休むと、それを取り戻すには二倍三倍かかると言われるのがよくわかります。
今日はこの辺でやめとこうなどと自分に甘くすると、その効果は覿面で、せっかくあがりかけた腕の角度が元の木阿弥になってしまう。怠け癖を何とか抑えたおかげで、手術直後はただの1mmもあがらなかった右腕がようやく60度くらいまで持ち上がるようになりました。しかしまだまだ道は遠い・・・・・・

名古屋で開催されている瀧口修造展については先日ご紹介しましたが、10日に馬場駿吉先生(名古屋ボストン美術館館長)と島敦彦先生(愛知県美術館館長)のトークがあり、社長のお供で炎暑の名古屋に行ってまいりました。
shumoku_滝口_表shumoku_滝口_裏
瀧口修造展 
Takiguchi Shuzo

会期:2016年7月9日(土)~7月31日(日) *月・火休
会場:SHUMOKU GALLERY
〒461-0014名古屋市東区橦木町2-25
℡:052-982-8858
http://www.shumoku.net/

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SHUMOKU GALLERYのウインドー。
展示されているのはジョン・ケージの銅版。

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撞木町という名前から連想されるように、名古屋では古い町並みが残っている地域のようです。

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1階は全面ガラスばりの明るい空間です。

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奥に展示してあるのは、亭主たちには懐かしい瀧口+ミロの「手づくり諺」のリト刷りポスター。
左の壁面には瀧口修造のドローイング。

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二階には瀧口のデカルコマニー20数点が展示されています。

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ギャラリートーク。
左奥に馬場駿吉先生、右が島敦彦先生。

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戦前の雑誌など紹介する島先生。

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馬場先生も貴重な資料や文献を披露。

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右が馬場駿吉先生。

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遠く四国や東北の盛岡などからも熱心や瀧口ファンが来場されました。

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右は名古屋在住の彫刻家・葉栗剛さん。左端は瀧口研究家の土渕信彦さん。

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常設室にて。
左のお洒落な青年がギャラリーのオーナー居松敦彦さん。右は社長。

次回イベント 瀧口修造の講演「美というもの」(録音)を聴く:7月24日(日)15:00-
1962年に瀧口が母校の県立富山高校で行った貴重な講演「美というもの」の録音を聴く(同時に上映する資料映像を見ながら)。瀧口研究の第一人者である土渕信彦氏に解説していただきます。
定員25名、予約優先です。
お問合せは電話かメール info@shumoku.net にてお願いします。

●お勧め写真集・書籍のご案内
表紙『瀧口修造展 I』図録
2014年
ときの忘れもの 発行
76ページ
21.5x15.2cm


中2


執筆:土渕信彦「瀧口修造―人と作品」
再録:瀧口修造「私も描く」(『藝術新潮』 新潮社 1961年 5月)
   瀧口修造「手が先き、先きが手」(『季刊トランソニック』第2号 全音楽譜出版社 1974年4月)
ハードカバー
英文併記
翻訳:ポリー・バートン
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:北澤敏彦(株式会社DIX-HOUSE)
図版:44点

表紙『瀧口修造展 II』図録
2014年
ときの忘れもの 発行
67ページ
21.5x15.2cm


中1


執筆:大谷省吾「瀧口修造のデカルコマニーをめぐって」
再録:瀧口修造「百の眼の物語」(『美術手帖』216号、1963年2月、美術出版社)
ハードカバー
英文併記
翻訳:ポリー・バートン
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:北澤敏彦(株式会社DIX-HOUSE)
図版:デカルコマニー47点

2016細江英公・笠井叡『透明迷宮』細江英公 × 笠井叡
『透明迷宮』(サイン本)

2016年
平凡社 発行
写真:細江英公
舞踏・文:笠井叡
80ページ
30.5x23.4cm
6,800円(税込7,344円) ※送料別途250円
細江英公、笠井叡の二人のサイン入り
*ときの忘れもので扱っています。メールにてお申し込みください。

201606大谷省吾大谷省吾
激動期のアヴァンギャルドシュルレアリスムと日本の絵画 一九二八-一九五三

2016年
国書刊行会 発行
664ページ
21.7x17.0cm
8,800円(税込9,504円) ※送料別途250円
著者からのメッセージ
*ときの忘れもので扱っています。メールにてお申し込みください。