具体美術協会で活躍を続けてきた高﨑元尚先生が、6月22日0時27分に永眠されました。
ご出身の高知で回顧展が始まり、このブログでもご紹介しようとしていた矢先でした。
ときの忘れものでは、2013年に開催した「GUTAI 具体 Gコレクションより」で初めて作品を扱わせていただきました。
お目にかかる機会はありませんでしたが、折にふれ自筆の丁寧なお手紙をいただきました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


「高﨑元尚新作展 ―破壊 COLLAPSE―」
会期:2017年6月17日[土]~7月23日[日]
会場:高知県立美術館
時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで
無休
齢94歳を超えてもなお作品制作に挑み続けた本県香美市出身の美術作家、高﨑元尚。本展ではこれまで鑑賞の機会が限られていた高﨑の代表的シリーズ「破壊」の最新作を5つのパートで紹介します。未来に向かって進化し続ける高﨑元尚作品の今の姿をご覧ください。
高﨑元尚は、1923(大正12)年1月6日、高知県香美郡香北町(現香美市)の生まれ。第二次大戦を経て1949年、東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科を卒業。帰郷後は母校・土佐高校にて教鞭を執りながら、当初はモダンアート協会展へ出品を続けます。1958年には「抽象絵画の展開」展(東京国立近代美術館)に出品。この頃にアクション・ペインティングから一転、ミニマルな平面シリーズ〈装置〉へと作風が転換します。1962年には前衛土佐派の結成に参加しますが、第3回展を最後に脱退。1966年にアメリカ・ニューヨークで開催された「ジャパン・アート・フェスティバル」展への出品を通じて具体美術協会のリーダー・吉原治良と知り合い、同会会員となります。具体の解散後は京都、大阪を軸に毎年のように個展を開催。1978年に「アート・ナウ’78」展(兵庫県立近代美術館)に破砕コンクリートブロックを敷き詰めたインスタレーションを展開し、埼玉県立近代美術館等数多くの展覧会に作品がセレクトされます。1995年に当館で開催した「クールの時代」展では、ブロック一千個を破砕した作品を発表し大きな話題を集めました。高知県内での「モダンアート研究会」や「現代美術の実験」展シリーズ等活動の功績により、1996年に高知県文化賞を受賞。2013年、アメリカ・グッゲンハイム美術館で開催された「Gutai: Splendid Playground」に作品〈装置〉を出品。2016年には故郷・香美市立美術館にて回顧展「高﨑元尚展 -誰もやらないことをやる-」を開催し注目を集めたばかりです。
本展覧会は、「装置」と並ぶ高﨑元尚の代表シリーズである<破壊>を一堂にまとめてご覧いただける貴重な機会です。
ぜひご来場くださいませ。(高知県立美術館HPより転載)
●今日は追悼の心をこめてコレクションから高﨑元尚作品をご紹介します。
高﨑元尚
《装置》
1973年頃
キャンバス、木枠、白エンビ
125×83cm
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ご出身の高知で回顧展が始まり、このブログでもご紹介しようとしていた矢先でした。
ときの忘れものでは、2013年に開催した「GUTAI 具体 Gコレクションより」で初めて作品を扱わせていただきました。
お目にかかる機会はありませんでしたが、折にふれ自筆の丁寧なお手紙をいただきました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


「高﨑元尚新作展 ―破壊 COLLAPSE―」
会期:2017年6月17日[土]~7月23日[日]
会場:高知県立美術館
時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで
無休
齢94歳を超えてもなお作品制作に挑み続けた本県香美市出身の美術作家、高﨑元尚。本展ではこれまで鑑賞の機会が限られていた高﨑の代表的シリーズ「破壊」の最新作を5つのパートで紹介します。未来に向かって進化し続ける高﨑元尚作品の今の姿をご覧ください。
高﨑元尚は、1923(大正12)年1月6日、高知県香美郡香北町(現香美市)の生まれ。第二次大戦を経て1949年、東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻科を卒業。帰郷後は母校・土佐高校にて教鞭を執りながら、当初はモダンアート協会展へ出品を続けます。1958年には「抽象絵画の展開」展(東京国立近代美術館)に出品。この頃にアクション・ペインティングから一転、ミニマルな平面シリーズ〈装置〉へと作風が転換します。1962年には前衛土佐派の結成に参加しますが、第3回展を最後に脱退。1966年にアメリカ・ニューヨークで開催された「ジャパン・アート・フェスティバル」展への出品を通じて具体美術協会のリーダー・吉原治良と知り合い、同会会員となります。具体の解散後は京都、大阪を軸に毎年のように個展を開催。1978年に「アート・ナウ’78」展(兵庫県立近代美術館)に破砕コンクリートブロックを敷き詰めたインスタレーションを展開し、埼玉県立近代美術館等数多くの展覧会に作品がセレクトされます。1995年に当館で開催した「クールの時代」展では、ブロック一千個を破砕した作品
本展覧会は、「装置」と並ぶ高﨑元尚の代表シリーズである<破壊>を一堂にまとめてご覧いただける貴重な機会です。
ぜひご来場くださいませ。(高知県立美術館HPより転載)
●今日は追悼の心をこめてコレクションから高﨑元尚作品をご紹介します。

《装置》
1973年頃
キャンバス、木枠、白エンビ
125×83cm
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