Thank you for the green tea & beautiful arts collection !!
(芳名簿より、Aさんのコメント>

青山のギャラリーで、引っ越し先の住宅の写真を見た時から行ってみたいと思っていました。
普段では中々入る機会のない素敵な建築をゆっくり見る事ができて感激でした。住宅空間で見る作品は、展示されたというより、以前からそこにあったような、空間に溶け込んだ感じがありました。誰かの家の中で個人コレクションを見ているような不思議な感覚になりましたが、とても居心地がよかったです。
中から外の作品や、上階から下、下から上と、いろいろな場所から作品が見られたのも面白かったです。

(Wさんのメールより)>

20170628 (1)
左下から時計周りに、長年の顧客の西村さん、スペインから来日した根岸文子さん一家、亭主、池上ちかこさん、団扇を持つ社長。
2017年7月28日 図書室にて

駒込に移転してようやく二ヶ月近く経ちました。
7月7日に皆さんにお披露目をし、移転記念コレクション展を開催してきましたが、本日が最終日です。
コンクリート打ち放しの空間、それも住宅建築ということで、展示にはずいぶん悩みましたが、おかげさまで初日から赤丸がつき(こんなことはもう二度とないかも知れませんが、昨日現在11点が売約となりました)、その作品を外して別の作品に架け替えるということを繰り返してきました。
普段はそんなことはしないのですが、今回に限って、私たち自身のトレーニング(試行錯誤)をかねて平面作品についてはほぼ日替わりの展示内容でした。

最終日の展示作品から、エド・ベイナード秋葉シスイウィン・バロックの作品をご紹介します。
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20161128_baynard_01_hanaエド・ベイナード
「花」
1980年   木版
作品サイズ:70.0×100.0cm
A.P.11/16  Singed

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エド・ベイナード Ed BAYNARD(1940-)
1940年、アメリカ・ワシントンD.C.生まれ。60年代にビートルズのアップル社や、パリのファッション雑誌社でグラフィックデザイナーとして勤めた後、70年以降本格的に絵画作品を発表し始める。スペイン、アイヴァン・スペンス・ギャラリーで最初の個展を開いた後、ニューヨークに移り、親しみやすい自然主義的な素描、水彩、版画作品などを手がけるようになる。80年以降はタイラーグラフィックスと組んで、数多くのリトグラフと木版画を制作。彼の作品には静物画が多く、陰影を排し余白を最大限に生かしたその画面構成は日本の伝統木版画にも通じるものがある。花器に生けた花を描いた作品はとりわけ上品な美しさがある。

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20170729_akiba_25_next15秋葉シスイ
《次の嵐を用意している》(15)
2015年
カンバスに油彩
91.0×73.0cm(F30号)
サインあり


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秋葉シスイ Sisui AKIBA(1984-)
1984年千葉県生まれ。2007年和光大学表現学部芸術学科卒業。同年フタバ画廊で初個展「そこから」を開催。個展:2009年「向かう」(小島びじゅつ室/東京)、2010年「メロディーはない」(gallery坂巻/東京)、主なグループ展:2008年2009年「4 winds」(ときの忘れもの/東京)、2009年「この世界とのつながりかた」(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA/滋賀)。人物が佇む静謐とした風景や、遠くに何かの気配が存在する風景、又それすら何もない風景を描き続けている。


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20170729_bullock_02_Child_in_the_forestウィン・バロック
《Child in the forest》
1951年(Vintage)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:19.0x24.2cm
シートサイズ:33.5x38.0cm
サインあり


20170729_bullock_03_navigation-without-numbersウィン・バロック
《Navigation Without Numbers》
1957年(Vintage)
ゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:17.8x23.0cm
台紙サイズ:33.5x38.0cm
サインあり


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ウィン・バロック Wynn BULLOCK(1902-1975)
1902年アメリカ生まれ。コロンビア大学、ウエスト・バージニア大学で音楽を学び、プロのテノール歌手としてブロードウェイで4年間活躍。その後留学したパリで、印象派絵画やモホリ・ナジ、マン・レイなどの写真に触れ、視覚芸術に興味を抱くようになる。この頃、カメラを購入し写真を撮り始める。パリでの舞台デビューでは好評を得ながらも声の限界を感じるようになり、1930年アメリカに帰国。これを機に本格的に写真表現に傾倒していき、写真を学ぶため36歳にしてロサンジェルス・アート・センターに入学。絵画の影響を受けていたこともあり、ストレートな写真よりもソラリゼーションなどの実験的技法に没頭する。1941年卒業、商業写真で生計を立てる。1948年エドワード・ウェストンと出会い、暗室作業での操作を排しシンプルかつダイレクトに世界と向き合う彼に強い影響を受ける。その後バロックはそれまでの実験的な作品をやめ、森や海などの自然や、その自然の中に幼い少女や女性のヌードを配した写真を多く撮影する。代表作、「森の中の子供」「そこに光あれ」など。1975年、歿。

移転記念コレクション展は本日が最終日です。
※靴を脱いでお上がりいただきますので、予めご了承ください。
※駐車場はありませんので、近くのコインパーキングをご利用ください。
201707_komagome_2出品作家:関根伸夫、北郷悟、舟越直木、小林泰彦、常松大純、柳原義達、葉栗剛、湯村光、瑛九、松本竣介、瀧口修造、オノサト・トシノブ、植田正治、秋葉シスイ、光嶋裕介、野口琢郎、アンディ・ウォーホル、草間彌生、宮脇愛子、難波田龍起、尾形一郎・優、他

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ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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