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No.55「Chicago Architecture Biennial」


 読者の皆様こんにちわ。9月を半ば過ぎてまだまだ暑い日が続く中、皆様いかがお過ごしでしょうか。「残暑見舞い申し上げます」などと書こうかと思ったら、それは8月中に書くものと知ってアラフォーにして母国語を理解していないことを実感させられました、スタッフSこと新澤です。

 ときの忘れものの特徴は何かと聞かれますと、まぁ色々とありますが、以前から力を入れている分野に「建築家のドローイングと版画」があります。丁度今週からウチでは「安藤忠雄展-ドローイングと版画-」、国立新美では明日から「安藤忠雄展-挑戦-」が始まることにかこつけて、今回は建築関係のイベントを紹介させていただきます。

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Chicago Architecture Biennial(シカゴ・ビエンナーレ国際建築展)は今回が開催第2回目となる、まだ若いイベントです。開催期間は2017年9月16日から2018年1月7日まで。メイン会場となるThe Chicago Cultural Centerを筆頭に、6つのアンカーサイトと37の協力団体で運営される一大イベントなっております。参加者は世界中から集まっており、140を超える建築家/建築事務所がモデル、ドローイング、写真、家具、彫刻、インスタレーション等で"Make New History(新しい歴史を作る)"というテーマの下に、歴史と現代性、そして建築と美術の境界の探求を表現しています。

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日本からは以下の4つのグループ、計6人が出展しています:

長谷川豪建築設計事務所
Kazuyo Sejima + Ryue Nishizawa / S A N A A
junya.ishigami+associates
SHINGO MASUDA+KATSUHISA OTSUBO

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ビエンナーレ開催中は、提携するものも含めば100を軽く超えるイベントが4ヶ月の間に開催されますが、ときの忘れものがお勧めするとなれば、12月11日18:30~20:00にシカゴ美術館で開催される安藤忠雄のレクチャー一択です。内容は安藤先生がこれまでに手掛けてきた作品と、現在進行中のプロジェクトについて1時間半語るというもの。参加は無料ですが、ALPHAWOOD FOUNDATION CHICAGOのページで予約が必要です。ご興味のある方はお早めにご予約を。

12月11日といえば、丁度自分はArt Miamiでアメリカに出張中ですが、流石にマイアミとシカゴ間の2,200kmの距離を詰めるのは無理そうです。残念!

(しんざわ ゆう)

ビエンナーレ公式ページ(英語)
関連イベント:12/11 安藤忠雄レクチャー予約ページ(英語)

●今日のお勧め作品は安藤忠雄です。
20170926_ando安藤忠雄 Tadao ANDO
《水の劇場》

オフセットリトグラフにドローイング
イメージサイズ:99.4×69.5cm
シートサイズ:102.5×72.4cm
サインあり

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◆ときの忘れものは「安藤忠雄展 ドローイングと版画」を開催しています。
会期:2017年9月26日[火]~10月21日[土] 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊
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●六本木の国立新美術館で「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されます。
会期:2017年9月27日[水]~12月18日[月]