ご紹介が遅くなってしまいましたが『柳澤紀子 全作品』刊行記念展が銀座の養清堂画廊で開催されています(会期は明日まで)


『柳澤紀子 全作品』
刊行記念展
会期:2017年10月2日(月)~10月14日(土)
会場:養清堂画廊
展覧会の初日10月2日、神田錦町の学士会館で盛大な刊行記念会が開催されました。
もう歳で夜に開催されるパーティなどほとんど出席することはないのですが、大恩ある柳澤紀子先生の会とあらば何が何でも出なければ・・・
柳澤先生は1940年静岡県生まれ。1965年東京芸術大学大学院修了。中林忠良、野田哲也、原健など日本の現代版画を主導する多くの逸材たちとともに銅版画を駒井哲郎に学びます。1964年日本版画協会展協会賞。1971年より4年間ニューヨーク・プリントメーキング・ワークショップにて制作。1983年2人展(池田20世紀美術館)。1984年詩画集「海へ」詩:岡田隆彦(版画センター)を刊行。2001年第10回山口源大賞を受賞。掛川市を拠点に制作を続け、ワールドバンク・アートソサエティ(ワシントン)、ブルガリア・ナショナルギャラリー、イスラエル・ティコティン美術館、ルーマニア国立美術館、サンパウロ州立博物館、掛川市二の丸美術館、ヒルサイド・フォーラムなど世界各地で咲く遺品を発表し、武蔵野美術大学油画学科教授としても後進の指導にあたりました。
受付を通って会場に
あっという間にこの混雑、美術関係でこれだけの人が集まるパーティはめったにないでしょう。左に吉増剛造さんの姿も。

名古屋から駆けつけた森本悟郎さん(右)と亭主

右から、林浩平さん、名古屋ボストン美術館館長の馬場駿吉さん、森本悟郎さん

名古屋画廊の中山真一さんと社長

町田市立国際版画美術館の瀧沢恭司さん(左)と埼玉県立近代美術館館長の建畠晢さん
司会は山根基世さん

最初に挨拶されたのは建畠晢さん

おしどり夫婦としても有名な柳澤伯夫さんと紀子さん

たくさんの方が挨拶されましたが、同級生代表は芸大名誉教授の中林忠良さん。学生時代のあざなが”ダンプちゃん”だったことを暴露。

左から、亭主、聖徳大学教授の桑原規子さん、多摩美術大学教授の西岡文彦さん。
西岡さんとは久しぶりの再会でしたが、森義利先生の弟子として修行中、夜だけボランティアとして現代版画センターの草創期を支えてくれた恩人です。

芸大名誉教授の野田哲也さんと社長
吉増剛造さんの挨拶。
「最初は何で岡田なんだ、と思った」と1984年に刊行された岡田隆彦・柳澤紀子詩画集「海へ」について話されました。版元の私たちにとっては嬉しく、感慨深いものがありました。
まだまだこれから、と謝辞を述べる柳澤紀子さん
まだまだ懇談は続く・・・
参会者には刊行された全作品集がおくられました。
いただいた『柳澤紀子 全作品 1964-2017』をご紹介します。
『柳澤紀子 全作品 1964-2017』
2017年
阿部出版 発行
211ページ
29.7x22.2cm
目次(抄):
・柳澤紀子のモチーフをめぐって 建畠晢
・版画作品 1964-2017
・ミクスト・メディア 1995-2017
・MORI―柳澤紀子による銅版画 イラナ・シンガー
・柳澤紀子の世界 高階秀爾
・人間と翼との失われた対話 ピエール・レスタニ
・柳澤紀子―大地的な活力の画家 本江邦夫
・身体と版画―柳澤紀子氏の作品について 堀切正人
・寓意としての原初的なるものの痕跡―版画家柳澤紀子の世界 林浩平
・柳澤紀子の〈場所〉に接近する試み 森山明子
・転生の渚逍遥記―柳澤紀子の近業のしぶきを浴びて― 馬場駿吉
・「夢の地面」展に寄せて カリン・ステジェレアン
・越境の試み 柳澤紀子
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学士会館を背に。
●本日のお勧め作品は、岡田隆彦・柳澤紀子 詩画集『海へ』です。

岡田隆彦・柳澤紀子 詩画集『海へ』
岡田隆彦:詩8篇
柳澤紀子:版画(銅版+手彩色)8点
両者の自筆サインあり
刷り:山村兄弟版画工房
装幀:五十嵐恵子
発行日:1984年5月23日
発行所:現代版画センター、浜松アートデューン


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
この秋、ときの忘れものはイベントが目白押しです。
◎10月27日(金)18時~中尾拓哉ギャラリートーク<マルセル・デュシャン、語録とチェス>
*要予約:参加費1,000円
『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』刊行記念
同図録を10月末までにお申し込みいただいた場合は特別価格:2,500円(税、送料サービス)でおわけします。メールにてお申し込みください。請求書を同封して代金後払いで発送します。
◎10月31日(火)16時~「細江英公写真展」オープニング
細江先生を囲んでのレセプションはどなたでも参加できます。
◎11月8日(水)18時~飯沢耕太郎ギャラリートーク<細江英公の世界(仮)>
*要予約:参加費1,000円
◎11月16日(木)18時より 植田実・今村創平トーク<ジャパンネスのこと、都市住宅のこと>
現在フランスで開催中の<ポンピドーセンター・メス「ジャパン・ネス 1945年以降の日本における建築と都市」の報告をするとともに、建築展覧会のあり方、建築の表現についてお話をします。また、同展にてフォーカスされた建築雑誌『都市住宅』について、同展での展示の狙いなど、同誌の元編集長植田実さんとお話しします。(今村創平)
*要予約:参加費1,000円
ギャラリートークへの参加希望は、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。twitterやfacebookのメッセージでは受け付けておりません。当方からの「予約受付」の返信を以ってご予約完了となりますので、返信が無い場合は恐れ入りますがご連絡ください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com


『柳澤紀子 全作品』
刊行記念展
会期:2017年10月2日(月)~10月14日(土)
会場:養清堂画廊
展覧会の初日10月2日、神田錦町の学士会館で盛大な刊行記念会が開催されました。
もう歳で夜に開催されるパーティなどほとんど出席することはないのですが、大恩ある柳澤紀子先生の会とあらば何が何でも出なければ・・・
柳澤先生は1940年静岡県生まれ。1965年東京芸術大学大学院修了。中林忠良、野田哲也、原健など日本の現代版画を主導する多くの逸材たちとともに銅版画を駒井哲郎に学びます。1964年日本版画協会展協会賞。1971年より4年間ニューヨーク・プリントメーキング・ワークショップにて制作。1983年2人展(池田20世紀美術館)。1984年詩画集「海へ」詩:岡田隆彦(版画センター)を刊行。2001年第10回山口源大賞を受賞。掛川市を拠点に制作を続け、ワールドバンク・アートソサエティ(ワシントン)、ブルガリア・ナショナルギャラリー、イスラエル・ティコティン美術館、ルーマニア国立美術館、サンパウロ州立博物館、掛川市二の丸美術館、ヒルサイド・フォーラムなど世界各地で咲く遺品を発表し、武蔵野美術大学油画学科教授としても後進の指導にあたりました。



名古屋から駆けつけた森本悟郎さん(右)と亭主

右から、林浩平さん、名古屋ボストン美術館館長の馬場駿吉さん、森本悟郎さん

名古屋画廊の中山真一さんと社長

町田市立国際版画美術館の瀧沢恭司さん(左)と埼玉県立近代美術館館長の建畠晢さん


最初に挨拶されたのは建畠晢さん

おしどり夫婦としても有名な柳澤伯夫さんと紀子さん

たくさんの方が挨拶されましたが、同級生代表は芸大名誉教授の中林忠良さん。学生時代のあざなが”ダンプちゃん”だったことを暴露。

左から、亭主、聖徳大学教授の桑原規子さん、多摩美術大学教授の西岡文彦さん。
西岡さんとは久しぶりの再会でしたが、森義利先生の弟子として修行中、夜だけボランティアとして現代版画センターの草創期を支えてくれた恩人です。

芸大名誉教授の野田哲也さんと社長

「最初は何で岡田なんだ、と思った」と1984年に刊行された岡田隆彦・柳澤紀子詩画集「海へ」について話されました。版元の私たちにとっては嬉しく、感慨深いものがありました。



いただいた『柳澤紀子 全作品 1964-2017』をご紹介します。

2017年
阿部出版 発行
211ページ
29.7x22.2cm
目次(抄):
・柳澤紀子のモチーフをめぐって 建畠晢
・版画作品 1964-2017
・ミクスト・メディア 1995-2017
・MORI―柳澤紀子による銅版画 イラナ・シンガー
・柳澤紀子の世界 高階秀爾
・人間と翼との失われた対話 ピエール・レスタニ
・柳澤紀子―大地的な活力の画家 本江邦夫
・身体と版画―柳澤紀子氏の作品について 堀切正人
・寓意としての原初的なるものの痕跡―版画家柳澤紀子の世界 林浩平
・柳澤紀子の〈場所〉に接近する試み 森山明子
・転生の渚逍遥記―柳澤紀子の近業のしぶきを浴びて― 馬場駿吉
・「夢の地面」展に寄せて カリン・ステジェレアン
・越境の試み 柳澤紀子
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学士会館を背に。
●本日のお勧め作品は、岡田隆彦・柳澤紀子 詩画集『海へ』です。

岡田隆彦・柳澤紀子 詩画集『海へ』
岡田隆彦:詩8篇
柳澤紀子:版画(銅版+手彩色)8点
両者の自筆サインあり
刷り:山村兄弟版画工房
装幀:五十嵐恵子
発行日:1984年5月23日
発行所:現代版画センター、浜松アートデューン


こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
この秋、ときの忘れものはイベントが目白押しです。
◎10月27日(金)18時~中尾拓哉ギャラリートーク<マルセル・デュシャン、語録とチェス>
*要予約:参加費1,000円
『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』刊行記念
同図録を10月末までにお申し込みいただいた場合は特別価格:2,500円(税、送料サービス)でおわけします。メールにてお申し込みください。請求書を同封して代金後払いで発送します。
◎10月31日(火)16時~「細江英公写真展」オープニング
細江先生を囲んでのレセプションはどなたでも参加できます。
◎11月8日(水)18時~飯沢耕太郎ギャラリートーク<細江英公の世界(仮)>
*要予約:参加費1,000円
◎11月16日(木)18時より 植田実・今村創平トーク<ジャパンネスのこと、都市住宅のこと>
現在フランスで開催中の<ポンピドーセンター・メス「ジャパン・ネス 1945年以降の日本における建築と都市」の報告をするとともに、建築展覧会のあり方、建築の表現についてお話をします。また、同展にてフォーカスされた建築雑誌『都市住宅』について、同展での展示の狙いなど、同誌の元編集長植田実さんとお話しします。(今村創平)
*要予約:参加費1,000円
ギャラリートークへの参加希望は、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。twitterやfacebookのメッセージでは受け付けておりません。当方からの「予約受付」の返信を以ってご予約完了となりますので、返信が無い場合は恐れ入りますがご連絡ください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com
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