<とても落ち着きのある作品で、生命力の強さある作品に動きのある表現を学びました。ありがとうございます。
(芳名帳より、Nさん)>
<空間によくあっていてすてきでした。
(芳名帳より、Mさん)>
<駒込「ときの忘れもの」で細江英公写真展。一軒家オフィスの廊下や階段の壁に掛けてある。抱擁シリーズのパワーがすごいね。150万円する写真。それもすごい。時節柄、澁澤さんたちを撮った作品もありました。もちろん薔薇刑の三島も。
(HVさんのtwitterより) >
ときの忘れものでは「細江英公写真展」を開催中です。
奈良原一高夫人の恵子さんと細江先生(2017年10月31日)
11月8日に開催した飯沢耕太郎先生と細江先生のギャラリートークでの集合写真。
細江先生には先日受賞された旭日重光章を付けていただきました。
代表的な作品群を展示していますが、本日はその中から〈ガウディ〉シリーズをご紹介します。
細江英公は、1964年にバルセロナでガウディ建築との衝撃的な出会いをします。しかしそのときはあまりの衝撃に写真を撮ることはできず、その13年後の1977年から四回に亘りグエル公園、サグラダ・ファミリアなどの撮影を行ない、1984年に『ガウディの宇宙』、続く1986年には『ガウディへの讃歌』として発表しました。
今回展示している写真は、上記の発表時にプリントされた貴重なヴィンテージ作品(オンリーワン)です。
~~
<初めてバルセロナの「ガウディ」に遭遇したのは1964年のことだから22年前に遡る。あまりにも突然の出会いとその巨大な肉魂のような建造物に圧倒された私は、自分が写真家であることも忘れ、一枚の写真も撮らずに、ただ肉眼のレンズを通し脳裡のフィルムにしっかりと露光して帰ってきた、撮らなかったというより、撮ることができなかったその理由は、本能的な恐怖感と同時に惹かれていく自分を発見し、ここはいったん退去して再び出直した方がよいと判断したからである。何よりも私にはガウディへの知識もなく、またそれほどの巨大な怪物に挑む精神的準備がなかった。
本格的な撮影を始めたのはそれから13年後の1977年の2月からである。「ガウディ」に関する多少の学習とカメラの重装備をしてまず訪れたのはサクラダ・ファミリアだった。用心深く近づいてカメラを向けたものの、巨人「ガウディ」の皮膚は分厚くて内部に立入る隙を見つけることができなった。少しばかり勉強したかといって、そんな知識は何の役にも立たないことが分かったし、それよりも中途半端な知識は、逆に「ガウディ」について自由なモノの見方や直感の妨げになるばかりだと気づいた。>
(細江英公「仮説の証明」『細江英公写真 ガウディへの讃歌』1986年より抜粋)
~~

細江英公《La Sagrada Familia 1》
1977年撮影(ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント)

細江英公「Sagrada Familia 186」
1978年撮影(ヴィンテージ・チバクローム・プリント)

細江英公《Casa Battlo》(『ガウディの宇宙』123)
1979年撮影(ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント)

細江英公「Sagrada Familia 224」
1980年撮影(ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆11日のブログで「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」に出品する全100点を発表したところ、たくさんの皆さんからお申し込みをいただき、感謝にたえません。メキシコの被災者の皆さんに少しでもお役にたてる送金をしたいと考えています。
お申し込みをたくさんいただいたのは嬉しいのですが、実はミロ、シャガール、ウォーホル、吉仲太造、向井良吉などに集中し、これらは抽選になります。抽選の結果ではせっかくお申し込みいただいたのに、一点もご購入していただけない場合も出てきます。
被災者支援の趣旨をお汲み取りいただき、なるべく複数のお申し込みをいただければ幸いです。

会期:2017年11月28日(火)~12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載し、予約受付を開始しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。
◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]

細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。
●書籍のご案内
『瀧口修造展 III・IV 瀧口修造とマルセル・デュシャン』図録
2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。
『安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言』
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
ときの忘れもので扱っています。
六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]~12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。
●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

(芳名帳より、Nさん)>
<空間によくあっていてすてきでした。
(芳名帳より、Mさん)>
<駒込「ときの忘れもの」で細江英公写真展。一軒家オフィスの廊下や階段の壁に掛けてある。抱擁シリーズのパワーがすごいね。150万円する写真。それもすごい。時節柄、澁澤さんたちを撮った作品もありました。もちろん薔薇刑の三島も。
(HVさんのtwitterより) >
ときの忘れものでは「細江英公写真展」を開催中です。

奈良原一高夫人の恵子さんと細江先生(2017年10月31日)

細江先生には先日受賞された旭日重光章を付けていただきました。
代表的な作品群を展示していますが、本日はその中から〈ガウディ〉シリーズをご紹介します。
細江英公は、1964年にバルセロナでガウディ建築との衝撃的な出会いをします。しかしそのときはあまりの衝撃に写真を撮ることはできず、その13年後の1977年から四回に亘りグエル公園、サグラダ・ファミリアなどの撮影を行ない、1984年に『ガウディの宇宙』、続く1986年には『ガウディへの讃歌』として発表しました。
今回展示している写真は、上記の発表時にプリントされた貴重なヴィンテージ作品(オンリーワン)です。
~~
<初めてバルセロナの「ガウディ」に遭遇したのは1964年のことだから22年前に遡る。あまりにも突然の出会いとその巨大な肉魂のような建造物に圧倒された私は、自分が写真家であることも忘れ、一枚の写真も撮らずに、ただ肉眼のレンズを通し脳裡のフィルムにしっかりと露光して帰ってきた、撮らなかったというより、撮ることができなかったその理由は、本能的な恐怖感と同時に惹かれていく自分を発見し、ここはいったん退去して再び出直した方がよいと判断したからである。何よりも私にはガウディへの知識もなく、またそれほどの巨大な怪物に挑む精神的準備がなかった。
本格的な撮影を始めたのはそれから13年後の1977年の2月からである。「ガウディ」に関する多少の学習とカメラの重装備をしてまず訪れたのはサクラダ・ファミリアだった。用心深く近づいてカメラを向けたものの、巨人「ガウディ」の皮膚は分厚くて内部に立入る隙を見つけることができなった。少しばかり勉強したかといって、そんな知識は何の役にも立たないことが分かったし、それよりも中途半端な知識は、逆に「ガウディ」について自由なモノの見方や直感の妨げになるばかりだと気づいた。>
(細江英公「仮説の証明」『細江英公写真 ガウディへの讃歌』1986年より抜粋)
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細江英公《La Sagrada Familia 1》
1977年撮影(ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント)

細江英公「Sagrada Familia 186」
1978年撮影(ヴィンテージ・チバクローム・プリント)

細江英公《Casa Battlo》(『ガウディの宇宙』123)
1979年撮影(ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント)

細江英公「Sagrada Familia 224」
1980年撮影(ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆11日のブログで「メキシコ地震被災地支援・チャリティー頒布会」に出品する全100点を発表したところ、たくさんの皆さんからお申し込みをいただき、感謝にたえません。メキシコの被災者の皆さんに少しでもお役にたてる送金をしたいと考えています。
お申し込みをたくさんいただいたのは嬉しいのですが、実はミロ、シャガール、ウォーホル、吉仲太造、向井良吉などに集中し、これらは抽選になります。抽選の結果ではせっかくお申し込みいただいたのに、一点もご購入していただけない場合も出てきます。
被災者支援の趣旨をお汲み取りいただき、なるべく複数のお申し込みをいただければ幸いです。

会期:2017年11月28日(火)~12月2日(土)
出品100点のリストは11月11日ブログに掲載し、予約受付を開始しました。
全作品、一律8,000円で頒布し、売上金全額を被災地メキシコに送金します。
◆ときの忘れものは「細江英公写真展」を開催しています。
会期=2017年10月31日[火]―11月25日[土]

細江先生は秋の叙勲で旭日重光章を受章されました。
●会期中、細江英公サイン入り写真集を特別頒布しています。
●書籍のご案内

2017年10月
ときの忘れもの 発行
92ページ
21.5x15.2cm
テキスト:瀧口修造(再録)、土渕信彦、工藤香澄
デザイン:北澤敏彦
掲載図版:65点
価格:2,500円(税別)*送料別途250円
*『瀧口修造展 I』及び『瀧口修造展 II』図録も好評発売中です。

2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
(NA建築家シリーズ 特別編 日経アーキテクチュア)
価格:2,700円+税 *送料:250円
亭主もインタビューを受け、1984年の版画制作始末を語りました。
ときの忘れもので扱っています。
六本木の国立新美術館では「安藤忠雄展―挑戦―」が開催されています。
会期:2017年9月27日[水]~12月18日[月]
番頭おだちのオープニング・レポートはコチラを、光嶋裕介さんのエッセイ「安藤忠雄展を見て」と合わせてお読みください。
ときの忘れものでは1984年以来の安藤忠雄の版画、ドローイング作品をいつでもご覧になれます。
●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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