そしてとうとううちに松本竣介のスケッチがやってきたのでした。感無量。
二十歳のワタナベ青年に深い感動をあたえた練馬区立美術館での回顧展から20年。
日本の近代洋画と近代建築への興味を開いてくれて、ずっと特別な存在だったわけですが、縁あって駒込のギャラリー「ときの忘れもの」さんから購入することが出来ました。
夢がかなうとは、このことか。。
小品ですが、影に沈んだ人物、建造物の垂直・水平な線への造形的な関心等、戦中期の竣介作品の特徴が表れているなぁと思います。
近くで眺めてみると、筆圧による紙の沈みが観察できて、これがまたうれしい。
七十数年前、ホントにこの紙の前に画家が生きて存在してたってことだもんなー。
大事にたのしもう。
そしてまた次の夢をかなえよー。

(20180617/渡邊 隆史さんのfacebookより)>

お客様の喜びは、お手伝いできた画商のよろこびでもあります。
没後70年 松本竣介展 」でお買い上げいただいた渡邊隆史さんのフェイスブックから再録させていただきました。

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本日(月曜)は画廊はお休みですが、スタッフのほとんどは銀座に出勤であります。
◆銀座で関根伸夫展が始まります。
会場:銀座・ギャラリーせいほう
会期:2018年6月18日[月]―6月29日[金] ※日曜休廊
本日18日17時より、ロサンゼルスから帰国した関根伸夫先生を囲みオープニングを開催します。
関根伸夫展_Gせいほう_案内状

会場であるギャラリーせいほうさんには「本当にセキネは来るのか(帰国するのか)」といった問い合わせが相次いだそうです。
大丈夫です、既に無事帰国し、埼玉県のご親族のお宅に滞在されています。
いったんは中国に渡り、そしていまはアメリカ西海岸に住む関根先生ですが、それほど故国日本から遠ざかってしまったのかと思うと不肖の弟子たる亭主としては胸が痛みます。
今回の個展は二年ほど前からロスの関根先生と連絡を取り合い、ギャラリーせいほうさんの全面的な協力を得て準備を進めてきました。
70年代の石やブロンズによる立体作品、79~80年にかけて現代版画センター企画の「関根伸夫全国展」のために制作した紙による象嵌や水彩作品、そしてロスに移住してから開始した「空相ー皮膚」連作(キャンバス)など27点による久々の重量感溢れる個展です。
ぜひお出かけください。
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さて駒込では、ただいま「70~80年代を彩ったポスター繚乱」絶賛開催中です。

横尾忠則がビクターの、ナム・ジュン・パイクがソニーの、エットレ・ソットサスが佐田建設のポスターを手がけた1970~80年代はまさにグラフィックの時代でした。名人刷り師岡部徳三が美学校でシルクスクリーン教室を開き、そこで育った石田了一が天井桟敷のポスターを手刷りします。かたや印刷技術の粋を尽くした杉浦康平の華麗なポスターが時代を彩りました。
出品リストと詳細な画像は6月11日ブログに掲載しました。
記載の頒布価格(千円~)は会期中のみの謝恩価格です。

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No.48)デイヴィッド・ホックニー「ANDRE EMMERICH GALLERYポスター」1977年 額付30,000円 額はかの八咫屋です。おそらく当時は数十万円の超高額でした。もちろん中身より高い(笑)
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駒込への移転一周年記念の謝恩企画です。
ご用意したレアなポスターは約150点。価格も1,000円~10,000円前後が大半です。
会場が狭い上に、ポスターはその使命から当然の如く大判です。全部は展示できません。
額装したものの他に、シートでご覧いただくものが大半ですので、どうぞ遠慮なくお声をかけてください。

また、ちょっとした空間にも展示して楽しめる小品版画も多数、ご用意しました。
こちらは全て額付1万円。その場でお持ち帰りになれます。
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◆ときの忘れものは移転一周年謝恩企画70-80年代を彩ったポスター繚乱を開催しています。
会場:ときの忘れもの
会期:2018年6月12日[火]―6月30日[土] ※日・月・祝日休廊
出品作家:靉嘔、磯崎新、猪熊弦一郎、内間安瑆、加納光於、草間彌生、栗山豊、黒田征太郎、白髪一雄、菅井汲、杉浦康平、関根伸夫、田名網敬一、野中ユリ、花輪和一、福田繁雄、細江英公、宮脇愛子、元永定正、横尾忠則、吉田克朗、李禹煥、E.ソットサス、アルバース、J.ジョーンズ、A.ウォーホル、クリスト、マーク・コスタビ、フォロン、フォンタナ、M.グレイヴス、ル・コルビュジエ、サム・フランシス、D.ホックニー、白南準、ポリアコフ、J.ミロ、ボイス、マン・レイ、K.へリング、イブ・サンローラン、オルデンバーグ、 他、
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●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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