松本竣介が東京の自宅で36歳の生涯を終えたのは1948年(昭和23)6月8日のことでした。
それから70年、竣介のコレクションで知られる群馬県桐生市の大川美術館では没後70年を記念して、今秋10月13日から来年2019年12月8日まで一年間にわたり4つのテーマで4回の展覧会が開催されます。

竣介の展覧会は全国の美術館で繰り返し開催されていますが、同一美術館で一年間のロングランというのは初めての快挙でしょう。
Vol.1「アトリエの時間」は明後日12月2日(日)が最終日です。
竣介ファンの皆さん、少々遠いけれど、ぜひぜひ桐生に出かけてください。
Vol.1「アトリエの時間」展の見ものは何といっても「竣介のアトリエ再現」が画期的です。
展覧会場に作家のアトリエを再現する試みはごく一般的で、残されたイーゼルやパレットなどを展示してある風景はどなたもお馴染みでしょう。
今回がそれらと全く異なるのは、「作家がいたアトリエの空間そのものを再現」したことです。
監修したのは建築家の松本莞さん(元石本建築事務所)、竣介のご子息です。竣介が亡くなったとき9歳だった莞さんは、残された資料と鮮明な記憶に基づき、窓をはじめ細部にまで念入りにアトリエ再現に努めました。
全部で4冊刊行されるカタログ、vol.1にその詳細が写真と文章でおさめられています。何より、莞さんの回想の文章がすばらしい。必見のカタログです。
(今まで数多く刊行された松本竣介の画集、カタログ、書籍についてはコチラを参照)
下が今回の図録の表紙と目次です。


展覧会の詳細については企画を担当された小此木美代子さん(大川美術館学芸員)によるエッセイ「松本竣介 アトリエの時間について」をぜひお読みください。
松本莞さん(右)と田中淳館長の対談「父のアトリエ、その思い出」は、再現された竣介アトリエで開催されました。
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●松本竣介没後70年「松本竣介-アトリエの時間」展
主催:公益財団法人 大川美術館
会期:平成30(2018)年10月13日-12月2日
連絡先:電話:0277-46-3300(代表)


36歳の生涯で作品点数も少ない竣介の作品ですが、大川美術館は屈指のコレクションを誇っています。その大川美術館の一年にわたる長丁場の企画第一弾、「松本竣介-アトリエの時間」では竣介のほか、麻生三郎、鶴岡政男、靉光、難波田龍起、舟越保武、末松正樹、吉岡憲らアトリエを訪れ交友した画家たち16人の作品が展示されています。
参考までに、大川美術館以外にも竣介作品を所蔵する美術館は数多くあり、5月28日のブログで20余の美術館を紹介しましたのでご覧ください。
●今日のお勧め作品は、松本竣介です。

松本竣介
《構図(1)》
1940年頃
紙にインク、鉛筆、墨
Image size: 16.8c21.0cm
Sheet size: 23.5x32.0cm
※『松本竣介没後50年展―人と街の風景―』(1997年、南天子画廊)p.14所収 No.25
※『松本竣介』(1977年、株式会社日動出版部)p.57所収
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

それから70年、竣介のコレクションで知られる群馬県桐生市の大川美術館では没後70年を記念して、今秋10月13日から来年2019年12月8日まで一年間にわたり4つのテーマで4回の展覧会が開催されます。

竣介の展覧会は全国の美術館で繰り返し開催されていますが、同一美術館で一年間のロングランというのは初めての快挙でしょう。
Vol.1「アトリエの時間」は明後日12月2日(日)が最終日です。
竣介ファンの皆さん、少々遠いけれど、ぜひぜひ桐生に出かけてください。
Vol.1「アトリエの時間」展の見ものは何といっても「竣介のアトリエ再現」が画期的です。
展覧会場に作家のアトリエを再現する試みはごく一般的で、残されたイーゼルやパレットなどを展示してある風景はどなたもお馴染みでしょう。
今回がそれらと全く異なるのは、「作家がいたアトリエの空間そのものを再現」したことです。
監修したのは建築家の松本莞さん(元石本建築事務所)、竣介のご子息です。竣介が亡くなったとき9歳だった莞さんは、残された資料と鮮明な記憶に基づき、窓をはじめ細部にまで念入りにアトリエ再現に努めました。
全部で4冊刊行されるカタログ、vol.1にその詳細が写真と文章でおさめられています。何より、莞さんの回想の文章がすばらしい。必見のカタログです。
(今まで数多く刊行された松本竣介の画集、カタログ、書籍についてはコチラを参照)
下が今回の図録の表紙と目次です。


展覧会の詳細については企画を担当された小此木美代子さん(大川美術館学芸員)によるエッセイ「松本竣介 アトリエの時間について」をぜひお読みください。

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●松本竣介没後70年「松本竣介-アトリエの時間」展
主催:公益財団法人 大川美術館
会期:平成30(2018)年10月13日-12月2日
連絡先:電話:0277-46-3300(代表)


36歳の生涯で作品点数も少ない竣介の作品ですが、大川美術館は屈指のコレクションを誇っています。その大川美術館の一年にわたる長丁場の企画第一弾、「松本竣介-アトリエの時間」では竣介のほか、麻生三郎、鶴岡政男、靉光、難波田龍起、舟越保武、末松正樹、吉岡憲らアトリエを訪れ交友した画家たち16人の作品が展示されています。
参考までに、大川美術館以外にも竣介作品を所蔵する美術館は数多くあり、5月28日のブログで20余の美術館を紹介しましたのでご覧ください。
●今日のお勧め作品は、松本竣介です。

松本竣介
《構図(1)》
1940年頃
紙にインク、鉛筆、墨
Image size: 16.8c21.0cm
Sheet size: 23.5x32.0cm
※『松本竣介没後50年展―人と街の風景―』(1997年、南天子画廊)p.14所収 No.25
※『松本竣介』(1977年、株式会社日動出版部)p.57所収
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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