13日から開催する「佐藤研吾展―囲いこみとお節介 」の準備が進んでいます。
会期中、作家は毎日在廊し、なおかつ全5回という、ときの忘れもの始まって以来の過密スケジュールで多彩なゲストをお迎えし、ギャラリートークを開催します。
既に予約された方の名簿を見ると、こちらがトークの主役にお願いしたいくらいの「時の人」もおられ、ミーハーの亭主は今から胸をときめかせています。
※要予約、参加費1,000円、複数回参加の方は二回目からは500円
12/13(木)13時~ ゲスト:中島晴矢さん(現代美術家)
12/14(金)18時~ ゲスト:岸井大輔さん(劇作家)
12/15(土)18時~ 佐藤研吾レクチャー
12/21(金)18時~ ゲスト:小国貴司さん(Books青いカバ店主)
12/22(土)18時~ 佐藤研吾レクチャー
メールにてお申し込みください。 info@tokinowasuremono.com
一昨日のブログに、初日のゲスト中島晴矢さんに関しての佐藤さんのコメントを掲載しましたが、トーク二日目12月14日のゲストは劇作家の岸井大輔さんです。

最近、群像、群造形について考えています。それはモノに限らず人の群像、群れ、群れることもそうです。
群れたモノを作る(「囲い込みとお節介」出展内容)、人と群れながら作る、人の群れを作る(インドと歓藍社の活動)、といういくつかの切り口を考ようとしている(今月出る『SD2018』で小論書いてもいます)ときに、ぜひ話をしてみたいと思ったのが現代劇作家の岸井大輔さんです。
演劇は複数の人が居て成り立つ表現なのだろうと思っています。劇の中に、あるいは劇場の中に、複数の人が集まって居るのが、演劇というものであり、それはまた、建築を主にやっている自分(佐藤研吾)からすれば何となく羨ましさもある形で、さらにはそんな"運動"へとつながっていく群れ、集まりに興味があります。
去年、北千住に新たにできた劇場、BUoYアートセンターの工事をやった頃から、そんな演劇への関心が浮上し、また戯曲という、演劇の始まりに位置する制作物が、演劇の現場にどのような「あそび」(=隙間)を作り出しているのか。戯曲と演劇現場の関係は、建築でいう設計と工事現場の関係にも当然似ているところではありますが、そんな現場での「あそび」についても。
ぜひお越しください。

(佐藤研吾)>

準備が進んでいるとは書きましたが、尾立、新澤、松下の主力スタッフ3人は2日から16時間をかけて空路マイアミに出張しました。4日(日本では5日)のプレビューでは、まずまずの出だしだったようでホッとしています。フェアは6日間の長丁場、彼らが帰国するのは来週になります。
亭主と社長は女性スタッフたちと留守番であります。
男手は亭主一人という心細い状況ではありますが、吉報を待ちつつ、佐藤研吾展の準備に邁進いたしましょう。

画廊では「岡本信治郎とオノサト・トシノブ」の特集展示をしていますが、これがなかなかいいんですね(自画自賛)。

201811岡本・オノサト看板
会期は明後日12月8日までです。

201811オノサト玄関入るといきなりオノサトの大判シルクスクリーンが華やかに迎えてくれます。

201811オノサト油彩
額装のせいもあってかコンクリートの壁に油彩も映えます。

201811オノサト
初期版画の名作も渋いです。


岡本信治郎
二階図書室のここだけはクロスの壁には岡本信治郎の「ダン吉」が。


三階には宮脇愛子先生の最後の油彩を特別に飾りました。
宮脇愛子2014
宮脇愛子 「作品」 2014年 キャンバスにアクリル、50.5x61.0cm(F12号)
*裏に年記とサインあり

こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


◆「今週の特集展示:岡本信治郎とオノサト・トシノブ
魔方陣
会期:2018年11月27日(火)~12月8日(土)
*日曜・月曜・祝日は休廊
日本のポップ・アートの先駆的作家としてユーモラスな形態のなかにニヒルさを込めたシリーズを制作し続けてきた岡本信治郎と、ときの忘れもののメイン作家の一人であるオノサト・トシノブを特集展示しています。


◆ときの忘れものは「ART MIAMI 2018」に参加出展しています。
am 2018 - ogo with dates会期=2018年12月4日[火]~12月9日[日]
VIPプレビュー:2018年12月4日(火)
一般公開:2017年12月5日(水)~9日(日)
会場:One Miami Herald Plaza @ NE 14TH STREET
   Downtown Miami
ときの忘れものブースナンバー:AM432
出品作家:葉栗剛、野口琢郎、木原千春、光嶋裕介、安藤忠雄、磯崎新、ル・コルビュジエ、倉俣史朗


ときの忘れものは「第306回企画◆佐藤研吾展―囲いこみとお節介 」を開催します。
会期:2018年12月13日[木]―12月22日[土] 11:00-19:00 ※会期中無休
306
インド、東京、福島という複数の拠点を往還しながら創作活動に取り組んでいる建築家・佐藤研吾の初個展を開催します。
本展では、自身でデザインし制作した家具としてのハコや、ピンホールカメラ(ハコ)とそれを使って撮影したハコの写真、またハコのドローイングなど、独自の世界観をご覧いただきます。
会期中、作家は毎日在廊予定です。
以下の日程で以下のゲストをお迎えし、ギャラリートークを開催します。
※要予約、参加費1,000円、複数回参加の方は二回目からは500円
12/13(木)13時~ ゲスト:中島晴矢さん(現代美術家)
12/14(金)18時~ ゲスト:岸井大輔さん(劇作家)
12/15(土)18時~ 佐藤研吾レクチャー
12/21(金)18時~ ゲスト:小国貴司さん(Books青いカバ店主)
12/22(土)18時~ 佐藤研吾レクチャー
全5回のギャラリートーク、予約受付を開始しました。メールにてお申し込みください。 
info@tokinowasuremono.com

●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は通常は休廊ですが、次回企画「佐藤研吾展―囲いこみとお節介」(12月13日[木]―12月22日[土])開催中は無休で開廊しています。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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