画廊に送られてくる展覧会のチラシにも「平成最後の~」という惹句が見られるようになりました。
慌しい年の瀬とは存じますが、今日から始まる佐藤研吾さんの初個展に駒込にぜひお運びください。
さらに忙中に閑を見つけていただき、亭主イチオシの美術館の展覧会にもどうぞ。
若干ですが、下記7展覧会の招待券があります。
ご希望の方は画廊のスタッフに声をかけてください(郵送はしません。画廊でのお渡しになります)。

●横浜美術館「駒井哲郎ー煌めく紙上の宇宙」12月16日まで

栃木県立美術館「古川龍生展」12月24日まで

横須賀美術館「矢崎千代二展」12月24日まで

東京国立近代美術館「アジアにめざめたら」12月24日まで

埼玉県立近代美術館「辰野登恵子展」1月20日まで

森美術館「カタストロフと美術のちから」1月20日まで

世田谷美術館「ブルーノ・ムナーリ展」1月27日まで

数に限りがあるので、先着順で無くなったら終了です。あらかじめご了解ください。

●本日のお勧め作品は辰野登恵子です。
03
辰野登恵子
作品
1982年  パステル・紙
70.0x51.0cm サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください

~~~
本日13日[木]から22日[土] まで、2018年の最後を飾る佐藤研吾展―囲いこみとお節介を無休で開催します。
306

マイアミに長躯遠征していたスタッフたちも無事帰国し、お客さまのご来廊をお待ちしています。
佐藤さんにとっては初個展となりますが、会期中5回もギャラリートークを開催するという張り切りよう。心配性の亭主は「そんなにたくさん開いて人が集まるのかいな」と案じておりましたが、あにはからんや早々に申し込みが相次ぎ、さすが佐藤さん、と感心しきりであります。
初個展に寄せる強い意欲についてはすでに本人が連載エッセイで幾度か語っていますので、そちらをお読みください。
多彩なゲストをお迎えしてのギャラリートークを全5回開催します。
※要予約、参加費1,000円、複数回参加の方は二回目からは500円
12/13(木)13時~ ゲスト:中島晴矢さん(現代美術家)
12/14(金)18時~ ゲスト:岸井大輔さん(劇作家)
12/15(土)18時~ 佐藤研吾レクチャー1
12/21(金)18時~ ゲスト:小国貴司さん(Books青いカバ店主)
12/22(土)18時~ 佐藤研吾レクチャー2

●トーク初日の本日のゲストは現代美術家の中島晴矢さんです。
中島さんと何を語るかについては12月4日のブログをご参照ください。

●明日12月14日のゲストは劇作家の岸井大輔さんです。
岸井さんとの討論については12月6日のブログをご参照ください。

●明後日12月15日は、佐藤さん本人のレクチャー1ですが、「工作の群れの移動について」と題して話されるようです。
今作っているモノについて、今考えていることを話します。
13日は中島晴矢さんと場所を移動することについて、14日は岸井大輔さんと複数のヒト・モノが群れることについてを話したいとぼんやりと考えています。
そんな補助線を受けて、15日は、移動する群れ、について言葉を見つけてみたい。
私(佐藤研吾)が関わっている近年の活動を素材として話します。インド・シャンティニケタンの家づくり、東京・北千住のBUoY、あと福島の歓藍社あたりを肉として、展示するモノモノに言葉をつけ足せればとも。(全部話してしまうと2時間では終わらないので、組み立てはもう少し考えます)
できればそれらの活動も、群としてなにがしかの地図を描ければ、とも思っています。(その地図とは、海洋民族の島地図のような感じに)でなければ、来年早々に迷うことになるので。
ぜひお越しください。

(佐藤研吾)

連日の熱い議論を楽しみにしましょう。

佐藤 研吾 Sato Kengo
建築家、一級建築士
1989年神奈川県横浜生まれ。
2011年東京大学工学部建築学科卒業。
2013年早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修士課程(石山修武研究室)修了。
同専攻嘱託研究員を経て、2014年よりスタジオGAYA。
2015年よりインドのVadodara Design AcademyのAssistant Professorに就任。
同年より東京大学工学系研究科建築学専攻博士課程在籍。
2016年より福島県大玉村で藍染めの活動をする歓藍社に所属。
同年よりインドでのデザインワークショップ「In-Field Studio」を主宰。
2017年に「インド・シャンティニケタンに同志を募って家を作りに行く」でSDレビュー2017の鹿島賞を受賞。
2018年より福島県大玉村地域おこし協力隊。
インド、東京、福島という複数の拠点を往還しながら、創作活動に取り組んでいる。

●佐藤研吾展の出品作品を順次ご紹介します。
佐藤研吾ハコ
佐藤研吾
日本からシャンティニケタンへ送る家具2Furniture from Japan toSantiniketan 2
2017  木、柿渋、アクリル
H110cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は通常は休廊ですが、「佐藤研吾展―囲いこみとお節介」(12月13日[木]―12月22日[土])開催中は無休で開廊しています。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
12