ジェイムズ・E.B.ブレズリン著・木下哲夫訳
『マーク・ロスコ伝記』


訳者あとがき
木下哲夫
本書は MARK ROTHKO,A Biography by James E. Breslin, The University of Chicago Press, Chicago & London, 1993の全訳です。原書の刊行にはジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団が奨励金を給付しています。
出版された当時ロスコ初の、しかも委曲を尽くした伝記として大いに話題を呼び、ニューヨーク・タイムズの美術評論家ヒルトン・クレーマーに「これまでに書かれた最良のアメリカ人画家の伝記」と讃えられました。刊行後四半世紀を経て、新たな伝記が登場した今でも、本書はロスコを深く知るうえで欠かせない文献として尊重されています。
著者のジェイムズ・E・ブレスリンは1936年ニューヨークのブルックリン生まれ、1964年にカリフォルニア大学バークリー校の教員となり、アメリカ近代詩を専門に英語英文学教授を務めましたが、1996年にバークリーの自宅で心臓発作を起こし、60歳で亡くなりました。本書の他に詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの伝記 William Carlos Williams: An American Artist/Oxford University Press, 1971とアメリカの近現代詩を通観する From Modern to Contemporary: American Poetry, 1945-1965 /University of Chicago Press, 1984の2冊の著書があります。
アメリカ近代詩の研究者として知られた著者は美術の門外漢でしたが、あとがきにもあるように1979年にニューヨークで偶然ロスコ展を見たのをきっかけに、当時執筆中の2作目の著書を仕上げた後はロスコと美術の調査・研究に没頭し、8年をかけて本書を書き上げました。ただしニューヨーク・タイムズ紙に掲載された追悼記事によると、興味の対象を詩から絵画に移したのはロスコの展覧会と出会ったせいばかりではなく、かなり年下の再婚相手が抽象表現主義的な絵を描いていたことも関係したようです。その後、興味の対象は絵画から音楽に移り、1950年代ニューヨークのジャズに熱中してサクスフォーンを習い始め、とうとうジョン・コルトレーンの伝記を書こうと思い立つに至ったのは、九歳の娘がバイオリンの稽古を始めたからではないかと未亡人は語っているとのこと。文章の生真面目な印象からするとちょっと意外な、心和むエピソードです。
ぼくが初めて訳した本は『アート・ディーラー』というニューヨークの画商のインタヴュー集で、その一人目がベティ・パーソンズ、二人目はシドニー・ジャニスでした。どちらもロスコとは縁が深く、本書にも登場します。ニューヨークに初めて旅した1980年には57丁目にシドニー・ジャニス・ギャラリーがあり、ぼくが訪れた日には広々とした会場にマリソルという作家のユーモラスな木彫の人物群像がゆったりと展示されていたことを覚えています。記憶が正しければ、やや暗めの床板の色と白い壁がほどよく溶け合い、落ち着いた印象の画廊でした。本書を訳しながら、出入口のあたりでロスコとジャニスが照明のスイッチを入れたり切ったり、いたちごっこをする様子を想像してつい頬が緩みました。またその頃はニューヨークに出かけるたびにお邪魔してお茶をご馳走になり、お喋りを楽しんだ画商の友人のお宅が東70丁目あたりの高層ビルの20階にあり、窓の下にちょうどロスコが最晩年を送ったアトリエの立派な建物が見えました。20階もの高さから下界を眺めるのは初めてだったせいか、この景色もはっきり記憶に残っています。考えてみればロスコが亡くなってから10年ほどしか経っていない時期のことです。本書の翻訳出版を企画したブックエンドの藤元由記子さんは、ロスコの没後この建物に入居した出版社に勤務した経験があるとのこと。本書の編集人兼発行人がロスコのアトリエのあった建物で働いたことがあり、訳者は同じ建物を近くの20階のアパートから眺めていたことがあるというのも不思議な巡り合わせです。
本書が画家ロスコの伝記であることは言うまでもありませんが、18紀末から20世紀初めにかけて約200万人がアメリカに移民したというロシア・東欧系のユダヤ人の新天地での暮らしぶり、心理の一端を窺えるのも興味深くおもえます。また1929年に始まる大恐慌の時代に設けられた公共事業局(WPA)が芸術家の救済を目的に連邦作家計画、連邦劇場計画、連邦音楽計画、連邦美術計画を行い、当時の芸術家の多くがおかげで糊口をしのげたことはよく知られていますが、実際にこの恩恵に授かろうとすると偽りの申告をして贅沢をしていないか冷蔵庫の中まで検査されるという実態は、本書を読んで初めて知りました。
「シーグラム壁画」7点を特別室に展示するDIC川村記念美術館のほかにも、ロスコの作品は日本各地の美術館に収蔵されており、没後50年にあたる2020年には国内でもロスコの作品に触れる機会が増えるものと期待されます。本書が作品鑑賞の一助となれば幸いです。
英語の解釈に関する疑問に応えてくださった和空ミラーさん、巻末註の翻訳に助力いただいた気鋭の研究者、長名大地さんと井上康彦さん、ロスコ作品に関する監修の林寿美さん、ロシア語表記監修の鴻野わか菜さん、装丁の折原滋さん、そして日本語版のために心のこもった序文を寄せてくださったクリストファー・ロスコさんにこの場を借りてお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
2018年11月 木下哲夫(きのした てつお)
*『マーク・ロスコ伝記』より(訳者の木下さん、版元のブックエンドの許可を得て再録しました)
■著者 ジェイムズ・E.B.ブレズリン James E. B. Breslin(1935-96)
1935年ニューヨーク州ブルックリン生まれ。ニューヨーク市立大学ブルックリン校を卒業後、ノースカロライナ大学で修士号を、ミネソタ大学で博士号を取得。1964年にカリフォルニア大学バークリー校の教員となり、以来20世紀アメリカの詩と美術を研究領域として、32年間同大学で教鞭をとった。英語英文学教授および美術学部長在任中の1996年1月6日、バークリーの自宅で心臓発作のため60歳で急逝。
1970年に最初の著作となる詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの伝記『William Carlos Williams: An American Artist』(シカゴ大学出版局)を、1984年にアメリカの近現代詩を通観する『From Modern to Contemporary: American Poetry, 1945-1965』(同)を出版。近現代詩からアメリカ絵画に研究対象を転じ、1993年に刊行された本書の原著『Mark Rothko, A Biography』は、抽象表現主義が席巻した時代の中心的画家のひとりであるマーク・ロスコの生涯と画業を見事に描き出し、「これまでに書かれた最良のアメリカ人画家の伝記」(ニューヨーク・タイムズ)と称賛された。
■木下哲夫
翻訳家。1950年生まれ。京都大学卒業後、パリ第三大学英文科で学ぶ。C.トムキンズ『マルセル・デュシャン』(みすず書房)、ジョン・リチャードソン『ピカソ』(白水社)、『アイ・ウェイウェイ主義』(ブックエンド)など、美術書を中心に多数の翻訳を手がける。
https://tetsuokinoshita.wordpress.com/
*画廊亭主敬白
ロスコの生涯の傑作〈シーグラム壁画〉を見ることができる場所は世界で4箇所しかありません。そのひとつが日本にあります。DIC川村記念美術館の「ロスコ・ルーム」の7点のシーグラム壁画による静謐な空間を体験すれば美術の持つ力を再認識できるでしょう。
ロシア系ユダヤ人だったマーク・ロスコはジャクソン・ポロック、バーネット・ニューマン、ウィレム・デ・クーニングらとともに抽象表現主義を代表する作家でしたが、1970年に年若い夫人と幼い子供を残して自死してしまいます。
来年は没後50年にあたりますが、このたび待望の名著『マーク・ロスコ伝記』が木下哲夫さんによる訳で刊行されました。
厚くて(5cm!)、少々高額ではありますが、ぜひ現代美術を愛好する皆さんには読んで欲しいと思います。ときの忘れもで扱っています。
ジェイムズ・E.B.ブレズリン著・木下哲夫訳
『マーク・ロスコ伝記』
752ページ、22.5×16.5cm
価格:8,000円+税
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
●本日のお勧め作品は瑛九です。

瑛九 「蟻のあしあと」 1956年 リトグラフ イメージサイズ:35.5×22.5cm シートサイズ:54.0×39.0cm Ed.22 Stamped
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆ときの忘れものは「第27回瑛九展 」を開催しています。
会期:2019年1月8日[火]―1月26日[土] 11:00-19:00※日・月・祝日休廊

ときの忘れものは3月末開催のアートバーゼル香港2019に「瑛九展」で初出展します。1930年代最初期から最晩年まで、油彩大作、フォトデッサンの代表作を香港に持って行く前に、ギャラリーで展示しています。
・瑛九の資料・カタログ等については1月11日ブログ「瑛九を知るために」をご参照ください。
・現在、各地の美術館で瑛九作品が展示されています。
埼玉県立近代美術館:「特別展示:瑛九の部屋」で120号の大作「田園」を公開、他に40点以上の油彩、フォトデッサン、版画他を展示(4月14日まで)。
横浜美術館:「コレクション展『リズム、反響、ノイズ』」で「フォート・デッサン作品集 眠りの理由」(1936年)より6点を展示(3月24日まで)。
宮崎県立美術館:<瑛九 -宮崎にて>で120号の大作「田園 B」などを展示(4月7日まで)。
●ときの忘れもののブログは年中無休ですが、それは多くの執筆者のおかげです。昨年ご寄稿いただいた方は全部で51人。年末12月30日のブログで全員をご紹介しました。
●2019年のときの忘れもののラインナップはまだ流動的ですが、昨2018年に開催した企画展、協力展覧会、建築ツアー、ギャラリーコンサートなどは年末12月31日のブログで回顧しました。
●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

『マーク・ロスコ伝記』


訳者あとがき
木下哲夫
本書は MARK ROTHKO,A Biography by James E. Breslin, The University of Chicago Press, Chicago & London, 1993の全訳です。原書の刊行にはジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団が奨励金を給付しています。
出版された当時ロスコ初の、しかも委曲を尽くした伝記として大いに話題を呼び、ニューヨーク・タイムズの美術評論家ヒルトン・クレーマーに「これまでに書かれた最良のアメリカ人画家の伝記」と讃えられました。刊行後四半世紀を経て、新たな伝記が登場した今でも、本書はロスコを深く知るうえで欠かせない文献として尊重されています。
著者のジェイムズ・E・ブレスリンは1936年ニューヨークのブルックリン生まれ、1964年にカリフォルニア大学バークリー校の教員となり、アメリカ近代詩を専門に英語英文学教授を務めましたが、1996年にバークリーの自宅で心臓発作を起こし、60歳で亡くなりました。本書の他に詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの伝記 William Carlos Williams: An American Artist/Oxford University Press, 1971とアメリカの近現代詩を通観する From Modern to Contemporary: American Poetry, 1945-1965 /University of Chicago Press, 1984の2冊の著書があります。
アメリカ近代詩の研究者として知られた著者は美術の門外漢でしたが、あとがきにもあるように1979年にニューヨークで偶然ロスコ展を見たのをきっかけに、当時執筆中の2作目の著書を仕上げた後はロスコと美術の調査・研究に没頭し、8年をかけて本書を書き上げました。ただしニューヨーク・タイムズ紙に掲載された追悼記事によると、興味の対象を詩から絵画に移したのはロスコの展覧会と出会ったせいばかりではなく、かなり年下の再婚相手が抽象表現主義的な絵を描いていたことも関係したようです。その後、興味の対象は絵画から音楽に移り、1950年代ニューヨークのジャズに熱中してサクスフォーンを習い始め、とうとうジョン・コルトレーンの伝記を書こうと思い立つに至ったのは、九歳の娘がバイオリンの稽古を始めたからではないかと未亡人は語っているとのこと。文章の生真面目な印象からするとちょっと意外な、心和むエピソードです。
ぼくが初めて訳した本は『アート・ディーラー』というニューヨークの画商のインタヴュー集で、その一人目がベティ・パーソンズ、二人目はシドニー・ジャニスでした。どちらもロスコとは縁が深く、本書にも登場します。ニューヨークに初めて旅した1980年には57丁目にシドニー・ジャニス・ギャラリーがあり、ぼくが訪れた日には広々とした会場にマリソルという作家のユーモラスな木彫の人物群像がゆったりと展示されていたことを覚えています。記憶が正しければ、やや暗めの床板の色と白い壁がほどよく溶け合い、落ち着いた印象の画廊でした。本書を訳しながら、出入口のあたりでロスコとジャニスが照明のスイッチを入れたり切ったり、いたちごっこをする様子を想像してつい頬が緩みました。またその頃はニューヨークに出かけるたびにお邪魔してお茶をご馳走になり、お喋りを楽しんだ画商の友人のお宅が東70丁目あたりの高層ビルの20階にあり、窓の下にちょうどロスコが最晩年を送ったアトリエの立派な建物が見えました。20階もの高さから下界を眺めるのは初めてだったせいか、この景色もはっきり記憶に残っています。考えてみればロスコが亡くなってから10年ほどしか経っていない時期のことです。本書の翻訳出版を企画したブックエンドの藤元由記子さんは、ロスコの没後この建物に入居した出版社に勤務した経験があるとのこと。本書の編集人兼発行人がロスコのアトリエのあった建物で働いたことがあり、訳者は同じ建物を近くの20階のアパートから眺めていたことがあるというのも不思議な巡り合わせです。
本書が画家ロスコの伝記であることは言うまでもありませんが、18紀末から20世紀初めにかけて約200万人がアメリカに移民したというロシア・東欧系のユダヤ人の新天地での暮らしぶり、心理の一端を窺えるのも興味深くおもえます。また1929年に始まる大恐慌の時代に設けられた公共事業局(WPA)が芸術家の救済を目的に連邦作家計画、連邦劇場計画、連邦音楽計画、連邦美術計画を行い、当時の芸術家の多くがおかげで糊口をしのげたことはよく知られていますが、実際にこの恩恵に授かろうとすると偽りの申告をして贅沢をしていないか冷蔵庫の中まで検査されるという実態は、本書を読んで初めて知りました。
「シーグラム壁画」7点を特別室に展示するDIC川村記念美術館のほかにも、ロスコの作品は日本各地の美術館に収蔵されており、没後50年にあたる2020年には国内でもロスコの作品に触れる機会が増えるものと期待されます。本書が作品鑑賞の一助となれば幸いです。
英語の解釈に関する疑問に応えてくださった和空ミラーさん、巻末註の翻訳に助力いただいた気鋭の研究者、長名大地さんと井上康彦さん、ロスコ作品に関する監修の林寿美さん、ロシア語表記監修の鴻野わか菜さん、装丁の折原滋さん、そして日本語版のために心のこもった序文を寄せてくださったクリストファー・ロスコさんにこの場を借りてお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
2018年11月 木下哲夫(きのした てつお)
*『マーク・ロスコ伝記』より(訳者の木下さん、版元のブックエンドの許可を得て再録しました)
■著者 ジェイムズ・E.B.ブレズリン James E. B. Breslin(1935-96)
1935年ニューヨーク州ブルックリン生まれ。ニューヨーク市立大学ブルックリン校を卒業後、ノースカロライナ大学で修士号を、ミネソタ大学で博士号を取得。1964年にカリフォルニア大学バークリー校の教員となり、以来20世紀アメリカの詩と美術を研究領域として、32年間同大学で教鞭をとった。英語英文学教授および美術学部長在任中の1996年1月6日、バークリーの自宅で心臓発作のため60歳で急逝。
1970年に最初の著作となる詩人ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの伝記『William Carlos Williams: An American Artist』(シカゴ大学出版局)を、1984年にアメリカの近現代詩を通観する『From Modern to Contemporary: American Poetry, 1945-1965』(同)を出版。近現代詩からアメリカ絵画に研究対象を転じ、1993年に刊行された本書の原著『Mark Rothko, A Biography』は、抽象表現主義が席巻した時代の中心的画家のひとりであるマーク・ロスコの生涯と画業を見事に描き出し、「これまでに書かれた最良のアメリカ人画家の伝記」(ニューヨーク・タイムズ)と称賛された。
■木下哲夫
翻訳家。1950年生まれ。京都大学卒業後、パリ第三大学英文科で学ぶ。C.トムキンズ『マルセル・デュシャン』(みすず書房)、ジョン・リチャードソン『ピカソ』(白水社)、『アイ・ウェイウェイ主義』(ブックエンド)など、美術書を中心に多数の翻訳を手がける。
https://tetsuokinoshita.wordpress.com/
*画廊亭主敬白
ロスコの生涯の傑作〈シーグラム壁画〉を見ることができる場所は世界で4箇所しかありません。そのひとつが日本にあります。DIC川村記念美術館の「ロスコ・ルーム」の7点のシーグラム壁画による静謐な空間を体験すれば美術の持つ力を再認識できるでしょう。
ロシア系ユダヤ人だったマーク・ロスコはジャクソン・ポロック、バーネット・ニューマン、ウィレム・デ・クーニングらとともに抽象表現主義を代表する作家でしたが、1970年に年若い夫人と幼い子供を残して自死してしまいます。
来年は没後50年にあたりますが、このたび待望の名著『マーク・ロスコ伝記』が木下哲夫さんによる訳で刊行されました。
厚くて(5cm!)、少々高額ではありますが、ぜひ現代美術を愛好する皆さんには読んで欲しいと思います。ときの忘れもで扱っています。
ジェイムズ・E.B.ブレズリン著・木下哲夫訳
『マーク・ロスコ伝記』
752ページ、22.5×16.5cm
価格:8,000円+税
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
●本日のお勧め作品は瑛九です。

瑛九 「蟻のあしあと」 1956年 リトグラフ イメージサイズ:35.5×22.5cm シートサイズ:54.0×39.0cm Ed.22 Stamped
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆ときの忘れものは「第27回瑛九展 」を開催しています。
会期:2019年1月8日[火]―1月26日[土] 11:00-19:00※日・月・祝日休廊

ときの忘れものは3月末開催のアートバーゼル香港2019に「瑛九展」で初出展します。1930年代最初期から最晩年まで、油彩大作、フォトデッサンの代表作を香港に持って行く前に、ギャラリーで展示しています。
・瑛九の資料・カタログ等については1月11日ブログ「瑛九を知るために」をご参照ください。
・現在、各地の美術館で瑛九作品が展示されています。
埼玉県立近代美術館:「特別展示:瑛九の部屋」で120号の大作「田園」を公開、他に40点以上の油彩、フォトデッサン、版画他を展示(4月14日まで)。
横浜美術館:「コレクション展『リズム、反響、ノイズ』」で「フォート・デッサン作品集 眠りの理由」(1936年)より6点を展示(3月24日まで)。
宮崎県立美術館:<瑛九 -宮崎にて>で120号の大作「田園 B」などを展示(4月7日まで)。
●ときの忘れもののブログは年中無休ですが、それは多くの執筆者のおかげです。昨年ご寄稿いただいた方は全部で51人。年末12月30日のブログで全員をご紹介しました。
●2019年のときの忘れもののラインナップはまだ流動的ですが、昨2018年に開催した企画展、協力展覧会、建築ツアー、ギャラリーコンサートなどは年末12月31日のブログで回顧しました。
●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

コメント