野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第63回
「父との二人展、ART TAIPEI」



9月の中旬から10日間、実家の箔屋野口で父との二人展を開催していました。
実は箔屋野口は京都市の博物館施設連絡協議会というのに登録されているのもあり、観光ガイドさんが何人も出入りされていて、
アメリカのお客様を中心に海外のお客様が観光で来られています。
普通の部屋ですが小さなギャラリースペースもあり、主に父(野口康)の作品を展示販売しているのですが、今回初めて家での二人展をやってみました。
箔は自然光で観て頂くのが最も美しいので、僕の作品は主に座敷でイーゼルに置き、庭に向けて並べて展示しました。
ただ難しいもので、9月だとまだ日は長く17時でも外は夕暮れ時でかなり明るいのですが、
座敷は南向きなので、西日になると座敷は意外に暗く、明るめの状態で観て頂けるのは昼前から午後2時頃まででした。
また日中も太陽の位置が高いので、座敷の奥まで光が届きませんでした。
冬場の方が日中も太陽の位置が低いので、座敷の奥まで日が差し込むのですが、冬の座敷はとても寒いので、
開催時期としては正解だったのかなと思います。
ただ、家で開催というのは家族総動員になるので、お客様が居られない時はのんびりできるものの、
会期中無休で10日間やると皆かなり疲れはたまったようでした。
手作り感満載の二人展でしたが、庭と作品を眺めて頂きながら縁側でゆっくりお話できたり、
久しぶりの友人や知人に妻を紹介できたり、家だからこその良さもあったのかなと思います。
そして今月は3度目のART TAIPEIにときの忘れものさんブースから出展させて頂きます。
今年は台北が唯一の海外アートフェア出展なので、過去2回の台北は僕はなかなか苦戦したのですが、
今回は何とか貢献できればと思います。
父の作品1
父の作品2
父の作品3
父の作品4
父の作品5
(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
ホームページhttp://noguchi-takuro.com/
◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。
野口琢郎 Takuro NOGUCHI
"azure"
2017年
箔画/木パネル、漆、金・銀、石炭、樹脂、アクリル絵具
162.1×130.3cm
Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●野口琢郎展カタログのご案内
野口琢郎展カタログ
2018年
ときの忘れもの発行
24ページ
テキスト:島敦彦(金沢21世紀美術館館長)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:880円(税込)
※送料別途250円(メールにてお申し込みください)
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
「父との二人展、ART TAIPEI」



9月の中旬から10日間、実家の箔屋野口で父との二人展を開催していました。
実は箔屋野口は京都市の博物館施設連絡協議会というのに登録されているのもあり、観光ガイドさんが何人も出入りされていて、
アメリカのお客様を中心に海外のお客様が観光で来られています。
普通の部屋ですが小さなギャラリースペースもあり、主に父(野口康)の作品を展示販売しているのですが、今回初めて家での二人展をやってみました。
箔は自然光で観て頂くのが最も美しいので、僕の作品は主に座敷でイーゼルに置き、庭に向けて並べて展示しました。
ただ難しいもので、9月だとまだ日は長く17時でも外は夕暮れ時でかなり明るいのですが、
座敷は南向きなので、西日になると座敷は意外に暗く、明るめの状態で観て頂けるのは昼前から午後2時頃まででした。
また日中も太陽の位置が高いので、座敷の奥まで光が届きませんでした。
冬場の方が日中も太陽の位置が低いので、座敷の奥まで日が差し込むのですが、冬の座敷はとても寒いので、
開催時期としては正解だったのかなと思います。
ただ、家で開催というのは家族総動員になるので、お客様が居られない時はのんびりできるものの、
会期中無休で10日間やると皆かなり疲れはたまったようでした。
手作り感満載の二人展でしたが、庭と作品を眺めて頂きながら縁側でゆっくりお話できたり、
久しぶりの友人や知人に妻を紹介できたり、家だからこその良さもあったのかなと思います。
そして今月は3度目のART TAIPEIにときの忘れものさんブースから出展させて頂きます。
今年は台北が唯一の海外アートフェア出展なので、過去2回の台北は僕はなかなか苦戦したのですが、
今回は何とか貢献できればと思います。





(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
ホームページhttp://noguchi-takuro.com/
◆野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
●今日のお勧め作品は、野口琢郎です。

"azure"
2017年
箔画/木パネル、漆、金・銀、石炭、樹脂、アクリル絵具
162.1×130.3cm
Signed
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
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2018年
ときの忘れもの発行
24ページ
テキスト:島敦彦(金沢21世紀美術館館長)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:880円(税込)
※送料別途250円(メールにてお申し込みください)
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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