第2回エディション展/版画掌誌ときの忘れもの(予約制/WEB展)
2021年1月6日[水]—1月23日[土] 11:00-19:00 日・月・祝日休廊
2021年最初の企画展をお届けします。
コロナウイルス感染の終息を期待していたのですが、残念ながら感染は拡大する一方で、画廊も予約制を続行させていただきます。
※観覧をご希望の方は事前にメールまたは電話にてご予約ください。
※予約制にてご来廊いただける日時は、火曜~土曜の平日11:00~19:00です。
ときの忘れものは昨年6月に開廊25周年を迎えました。展覧会の企画と版画の版元として今日まで歩んでこれた感謝をこめて、『版画掌誌ときの忘れもの』1号~5号までを一挙公開します。

『版画掌誌ときの忘れもの』は、優れた同時代作家の紹介と、歴史の彼方に忘れ去られた作品の発掘を目指し刊行したオリジナル版画入り大型美術誌です。
優れたデザイン、オリジナル性豊かな版画作品の挿入、第一線研究者や文学者による魅力的なテキスト、それらを総合できる優秀な編集者、最高の印刷、この五つの条件が揃ったとき、歴史に残る版画雑誌が生まれました。
先行する明治時代の山本鼎らの『方寸』、大正期の恩地孝四郎・田中恭吉・藤森静雄の同人誌『月映』、昭和戦前期の恩地孝四郎と志茂太郎による『書窓』などは今見ても古びていません。
私たちはジャンルを問わず(絵画、彫刻、映像、建築、デザインなど)歴史の評価に耐え得るという視点から、毎号、同時代の作家と物故作家の2名を取り上げ、版画作品を挿入しました。
表紙・本文のデザインは今は亡き北澤敏彦氏、編集は三上豊氏の協力を得て、表紙は石田了一氏によるシルクスクリーン刷りです。
挿入した版画は作家自刷り(日和崎尊夫)もありますが、銅版とリトグラフは白井四子男氏、木版は米田稔氏、五所菊雄氏、シルクスクリーンは石田了一氏、日本を代表する刷り師たちの手業と、最強のメンバーで第1号を1999年に、2005年に第5号までを刊行しました。
美しい印刷に加えて高橋睦郎氏はじめ詩人、研究者、評論家に寄稿していただきました。
膨大な費用と手間をかけたのですが、バブル崩壊後の版画の市場低迷からリーマンショックに至る時代の中で、完売となったのは第3号(草間彌生)のみで正直言って売れませんでした。
この頃はまだネットの態勢が整っておらず、HPへの掲載すらできておりませんでした。昨年25周年を迎えたのを機に、あらためて版画掌誌全号を展示したいと思いたちました。幸い現代版画センター以来の顧客だったHさんのご遺族から第3号B版を買い戻すことができ、全5号を揃えることができました。

◆『版画掌誌ときの忘れもの 第1号 小野隆生/三上誠』(創刊号) 1999年3月1日刊行
イタリアでルネサンスの巨匠絵画に学び、テンペラによる独特の肖像画を描き続ける小野隆生(b.1950)と、パンリアル美術協会を創立し、日本画の革新に挑んだ三上 誠(1919-1972)を特集。三上誠がひそかに作り続けていた新発掘の銅版原版から後刷りし(刷り=白井版画工房)初公開しました。

【体裁】
B4判変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリ-ン刷り、本文24頁、限定135部
小野隆生特集テキスト=高橋睦郎(詩人)
三上誠特集テキスト=松永伍一(詩人)、松本育子(刈谷市美術館)
【挿入作品】
特A版 (限定7部)
小野隆生のリトグラフ《バック・ミラーに映った影》《日付けのないカレンダー》2点+三上誠の銅版画《作品A(仮題)》《作品B(仮題)》《作品D(仮題)》《作品C(仮題)》《作品G(仮題)》5点、計7点。
A版 (限定28部)
小野隆生のリトグラフ《バック・ミラーに映った影》《日付けのないカレンダー》2点+三上誠の銅版画《作品A(仮題)》《作品C(仮題)》2点、計4点入り。
B版(限定100部)
小野隆生のリトグラフ《日付けのないカレンダー》1点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第2号 磯崎新/山名文夫』 2000年3月31日刊行
建築のみならず歴史、芸術、文化への深い洞察に支えられた発言を続ける磯崎 新(b.1931)がインドを旅した折に描いたスケッチ帖の全92頁を完全収録し、グラフィックデザインの先駆者であり、資生堂化粧品を彩る優美なデザインスタイルを築き上げた山名文夫(1897-1980)を特集。

【体裁】
B4判変型(32.3×26.2cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリ-ン刷り、本文28頁、限定135部
磯崎新特集テキスト=植田実(建築評論家・編集者)
山名文夫特集テキスト=山口昌男(文化人類学者)、西村美香(日本近代デザイン史研究者)、渡部豁(陶芸家)
【挿入作品】
A版(限定35部)
磯崎新の新作銅版画《ファテプール・シクリ1》《ファテプール・シクリ2》《アグラの赤い城》《ファテプール・シクリ3》4点+山名文夫の木口木版画《蔵書票》1点とシルクスクリーンによるリプロダクション《(作品名不詳)》1点、計6点入り。
B版(限定100部)
磯崎新の新作銅版画《ファテプール・シクリ3》1点+山名文夫のシルクスクリーンによるリプロダクション《(作品名不詳)》1点、計2点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第3号 草間彌生/パーヴェル・V・リュバルスキー』 2000年9月1日刊行
20世紀を代表する作家の地位を世界的に確立した草間彌生(b.1929)のフォトコラージュ特集と、1920(大正9)年「日本に於ける最初のロシア画展覧会」に出品され、そのリノカット原版が発見されたロシア人画家パーヴェル・V・リュバルスキー(1891-1968)の謎の生涯を特集。

【体裁】
B4型変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリーン刷り、本文24頁、限定135部
草間彌生特集テキスト=小泉晋弥(茨城大学)
パーヴェル・V・リュバルスキー特集テキスト=五十殿利治(筑波大学)
【挿入作品】
A版(限定35部)
草間彌生の新作シルクスクリーン《南瓜》《レモンスカッシュ》《無限の網》計3点入り。
B版(限定100部)
草間彌生の新作シルクスクリーン《南瓜》1点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第4号 北郷悟/内間安瑆』 2001年11月5日刊行
テラコッタによる人物表現で現代の具象彫刻を先導する北郷 悟(b.1953)と、伝統木版にモダンな色彩感覚を吹き込み、アメリカ美術界に確固たる地位を築いた内間安瑆(1921-2000)を特集。
挿入版画は、北郷悟の初めての銅版画、内間安瑆の木版と銅版の原版からの後刷りという貴重な作品が仕上がりました。

【体裁】
B4型変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリーン刷り、本文24頁、限定135部
北郷悟特集インタビュー=三上豊(和光大学)
内間安瑆特集テキスト=水沢勉(神奈川県立近代美術館)
【挿入作品】
A版(限定35部)
北郷悟の銅版画《予感》《時代―遠い山》《くり返される呼吸-日常》3点+内間安瑆の木版画《Forest Byobu with Bouquet》と銅版画《Rose One(B)》計5点入り。
B版(限定100部)
北郷悟の銅版画《くり返される呼吸-日常》+内間安瑆の銅版画《Rose One(B)》計2点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第5号 ジョナス・メカス/日和崎尊夫』 2005年11月11日刊行
一昨年96歳で死去したジョナス・メカス(1922-2019)のフローズン・フィルム・フレームズ(静止した映画)と呼ぶ写真作品の紹介と、50歳の若さで死去した木口木版画家の日和崎尊夫(1941-1992)を特集。
最終巻となった第5号刊行記念の「ジョナス・メカス展」2005年10月に開催しました。メカスさんはNYから四度目の来日をされました。結局これが最後の来日となりました。今回第5号A版、B版お買い上げの方には先着5名様に、その折にメカスさんにサインしていただいた案内状をおつけします。

【体裁】
B4型変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリーン刷り、本文24頁、限定70部
ジョナス・メカス特集テキスト=ジョナス・メカス、ヴィータウタス・ランズベルギス(リトアニア初代大統領)
日和崎尊夫特集テキスト=谷川渥(美学者・批評家)
【挿入作品】
A版-A(限定15部)
ジョナス・メカスの写真作品《ジプシーの予言》、シルクスクリーン《わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター》2点+日和崎尊夫の木口木版画《たがねの花》《殖》2点、計4点入り。
A版-B(限定20部)
ジョナス・メカスの写真作品《リキテンスタインのモデル》、シルクスクリーン《わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター》2点+日和崎尊夫の木口木版画《たがねの花》《殖》2点、計4点入り。
B版(限定35部)
ジョナス・メカスのシルクスクリーン《わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター》1点+日和崎尊夫の木口木版画《たがねの花》《殖》2点、計3点。
C版(限定300部)
日和崎尊夫の木口木版画《殖》1点入り。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆ときの忘れものは「第2回エディション展/版画掌誌ときの忘れもの」を開催します(予約制/WEB展)。
会期=2021年1月6日[水]—1月23日[土]*日・月・祝日休廊

『版画掌誌 ときの忘れもの』 は優れた同時代作家の紹介と、歴史の彼方に忘れ去られた作品の発掘を目指し創刊したオリジナル版画入り大型美術誌です。本展では第1号から第5号までをご覧いただきます。
●塩見允枝子のエッセイ「フルクサスの回想」第2回を掲載しました。合わせて連載記念の特別頒布会を開催しています。
塩見允枝子先生には11月から2021年4月までの6回にわたりエッセイをご執筆いただきます。12月28日には第2回目の特別頒布会も開催しています。お気軽にお問い合わせください。
●多事多難だった昨年ですが(2020年の回顧はコチラをご覧ください)、今年も画廊空間とネット空間を往還しながら様々な企画を発信していきます。ブログは今年も年中無休です(昨年の執筆者50人をご紹介しました)。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
2021年1月6日[水]—1月23日[土] 11:00-19:00 日・月・祝日休廊
2021年最初の企画展をお届けします。
コロナウイルス感染の終息を期待していたのですが、残念ながら感染は拡大する一方で、画廊も予約制を続行させていただきます。
※観覧をご希望の方は事前にメールまたは電話にてご予約ください。
※予約制にてご来廊いただける日時は、火曜~土曜の平日11:00~19:00です。
映像制作:WebマガジンColla:J 塩野哲也
ときの忘れものは昨年6月に開廊25周年を迎えました。展覧会の企画と版画の版元として今日まで歩んでこれた感謝をこめて、『版画掌誌ときの忘れもの』1号~5号までを一挙公開します。

『版画掌誌ときの忘れもの』は、優れた同時代作家の紹介と、歴史の彼方に忘れ去られた作品の発掘を目指し刊行したオリジナル版画入り大型美術誌です。
優れたデザイン、オリジナル性豊かな版画作品の挿入、第一線研究者や文学者による魅力的なテキスト、それらを総合できる優秀な編集者、最高の印刷、この五つの条件が揃ったとき、歴史に残る版画雑誌が生まれました。
先行する明治時代の山本鼎らの『方寸』、大正期の恩地孝四郎・田中恭吉・藤森静雄の同人誌『月映』、昭和戦前期の恩地孝四郎と志茂太郎による『書窓』などは今見ても古びていません。
私たちはジャンルを問わず(絵画、彫刻、映像、建築、デザインなど)歴史の評価に耐え得るという視点から、毎号、同時代の作家と物故作家の2名を取り上げ、版画作品を挿入しました。
表紙・本文のデザインは今は亡き北澤敏彦氏、編集は三上豊氏の協力を得て、表紙は石田了一氏によるシルクスクリーン刷りです。
挿入した版画は作家自刷り(日和崎尊夫)もありますが、銅版とリトグラフは白井四子男氏、木版は米田稔氏、五所菊雄氏、シルクスクリーンは石田了一氏、日本を代表する刷り師たちの手業と、最強のメンバーで第1号を1999年に、2005年に第5号までを刊行しました。
美しい印刷に加えて高橋睦郎氏はじめ詩人、研究者、評論家に寄稿していただきました。
膨大な費用と手間をかけたのですが、バブル崩壊後の版画の市場低迷からリーマンショックに至る時代の中で、完売となったのは第3号(草間彌生)のみで正直言って売れませんでした。
この頃はまだネットの態勢が整っておらず、HPへの掲載すらできておりませんでした。昨年25周年を迎えたのを機に、あらためて版画掌誌全号を展示したいと思いたちました。幸い現代版画センター以来の顧客だったHさんのご遺族から第3号B版を買い戻すことができ、全5号を揃えることができました。

◆『版画掌誌ときの忘れもの 第1号 小野隆生/三上誠』(創刊号) 1999年3月1日刊行
イタリアでルネサンスの巨匠絵画に学び、テンペラによる独特の肖像画を描き続ける小野隆生(b.1950)と、パンリアル美術協会を創立し、日本画の革新に挑んだ三上 誠(1919-1972)を特集。三上誠がひそかに作り続けていた新発掘の銅版原版から後刷りし(刷り=白井版画工房)初公開しました。

【体裁】
B4判変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリ-ン刷り、本文24頁、限定135部
小野隆生特集テキスト=高橋睦郎(詩人)
三上誠特集テキスト=松永伍一(詩人)、松本育子(刈谷市美術館)
【挿入作品】
特A版 (限定7部)
小野隆生のリトグラフ《バック・ミラーに映った影》《日付けのないカレンダー》2点+三上誠の銅版画《作品A(仮題)》《作品B(仮題)》《作品D(仮題)》《作品C(仮題)》《作品G(仮題)》5点、計7点。
A版 (限定28部)
小野隆生のリトグラフ《バック・ミラーに映った影》《日付けのないカレンダー》2点+三上誠の銅版画《作品A(仮題)》《作品C(仮題)》2点、計4点入り。
B版(限定100部)
小野隆生のリトグラフ《日付けのないカレンダー》1点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第2号 磯崎新/山名文夫』 2000年3月31日刊行
建築のみならず歴史、芸術、文化への深い洞察に支えられた発言を続ける磯崎 新(b.1931)がインドを旅した折に描いたスケッチ帖の全92頁を完全収録し、グラフィックデザインの先駆者であり、資生堂化粧品を彩る優美なデザインスタイルを築き上げた山名文夫(1897-1980)を特集。

【体裁】
B4判変型(32.3×26.2cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリ-ン刷り、本文28頁、限定135部
磯崎新特集テキスト=植田実(建築評論家・編集者)
山名文夫特集テキスト=山口昌男(文化人類学者)、西村美香(日本近代デザイン史研究者)、渡部豁(陶芸家)
【挿入作品】
A版(限定35部)
磯崎新の新作銅版画《ファテプール・シクリ1》《ファテプール・シクリ2》《アグラの赤い城》《ファテプール・シクリ3》4点+山名文夫の木口木版画《蔵書票》1点とシルクスクリーンによるリプロダクション《(作品名不詳)》1点、計6点入り。
B版(限定100部)
磯崎新の新作銅版画《ファテプール・シクリ3》1点+山名文夫のシルクスクリーンによるリプロダクション《(作品名不詳)》1点、計2点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第3号 草間彌生/パーヴェル・V・リュバルスキー』 2000年9月1日刊行
20世紀を代表する作家の地位を世界的に確立した草間彌生(b.1929)のフォトコラージュ特集と、1920(大正9)年「日本に於ける最初のロシア画展覧会」に出品され、そのリノカット原版が発見されたロシア人画家パーヴェル・V・リュバルスキー(1891-1968)の謎の生涯を特集。

【体裁】
B4型変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリーン刷り、本文24頁、限定135部
草間彌生特集テキスト=小泉晋弥(茨城大学)
パーヴェル・V・リュバルスキー特集テキスト=五十殿利治(筑波大学)
【挿入作品】
A版(限定35部)
草間彌生の新作シルクスクリーン《南瓜》《レモンスカッシュ》《無限の網》計3点入り。
B版(限定100部)
草間彌生の新作シルクスクリーン《南瓜》1点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第4号 北郷悟/内間安瑆』 2001年11月5日刊行
テラコッタによる人物表現で現代の具象彫刻を先導する北郷 悟(b.1953)と、伝統木版にモダンな色彩感覚を吹き込み、アメリカ美術界に確固たる地位を築いた内間安瑆(1921-2000)を特集。
挿入版画は、北郷悟の初めての銅版画、内間安瑆の木版と銅版の原版からの後刷りという貴重な作品が仕上がりました。

【体裁】
B4型変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリーン刷り、本文24頁、限定135部
北郷悟特集インタビュー=三上豊(和光大学)
内間安瑆特集テキスト=水沢勉(神奈川県立近代美術館)
【挿入作品】
A版(限定35部)
北郷悟の銅版画《予感》《時代―遠い山》《くり返される呼吸-日常》3点+内間安瑆の木版画《Forest Byobu with Bouquet》と銅版画《Rose One(B)》計5点入り。
B版(限定100部)
北郷悟の銅版画《くり返される呼吸-日常》+内間安瑆の銅版画《Rose One(B)》計2点入り。
◆『版画掌誌ときの忘れもの 第5号 ジョナス・メカス/日和崎尊夫』 2005年11月11日刊行
一昨年96歳で死去したジョナス・メカス(1922-2019)のフローズン・フィルム・フレームズ(静止した映画)と呼ぶ写真作品の紹介と、50歳の若さで死去した木口木版画家の日和崎尊夫(1941-1992)を特集。
最終巻となった第5号刊行記念の「ジョナス・メカス展」2005年10月に開催しました。メカスさんはNYから四度目の来日をされました。結局これが最後の来日となりました。今回第5号A版、B版お買い上げの方には先着5名様に、その折にメカスさんにサインしていただいた案内状をおつけします。

【体裁】
B4型変形(32×26cm)、綴じ無し、表紙は箔押・シルクスクリーン刷り、本文24頁、限定70部
ジョナス・メカス特集テキスト=ジョナス・メカス、ヴィータウタス・ランズベルギス(リトアニア初代大統領)
日和崎尊夫特集テキスト=谷川渥(美学者・批評家)
【挿入作品】
A版-A(限定15部)
ジョナス・メカスの写真作品《ジプシーの予言》、シルクスクリーン《わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター》2点+日和崎尊夫の木口木版画《たがねの花》《殖》2点、計4点入り。
A版-B(限定20部)
ジョナス・メカスの写真作品《リキテンスタインのモデル》、シルクスクリーン《わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター》2点+日和崎尊夫の木口木版画《たがねの花》《殖》2点、計4点入り。
B版(限定35部)
ジョナス・メカスのシルクスクリーン《わが街ニューヨークに捧げるラブ・レター》1点+日和崎尊夫の木口木版画《たがねの花》《殖》2点、計3点。
C版(限定300部)
日和崎尊夫の木口木版画《殖》1点入り。
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
◆ときの忘れものは「第2回エディション展/版画掌誌ときの忘れもの」を開催します(予約制/WEB展)。
会期=2021年1月6日[水]—1月23日[土]*日・月・祝日休廊

『版画掌誌 ときの忘れもの』 は優れた同時代作家の紹介と、歴史の彼方に忘れ去られた作品の発掘を目指し創刊したオリジナル版画入り大型美術誌です。本展では第1号から第5号までをご覧いただきます。
●塩見允枝子のエッセイ「フルクサスの回想」第2回を掲載しました。合わせて連載記念の特別頒布会を開催しています。

●多事多難だった昨年ですが(2020年の回顧はコチラをご覧ください)、今年も画廊空間とネット空間を往還しながら様々な企画を発信していきます。ブログは今年も年中無休です(昨年の執筆者50人をご紹介しました)。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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